予定納税ってどんなものなのか?と悩んでいませんか。
予定納税っていうのは、税金の前払いとなります。
そのため、予定納税をすると、決算で決まった税金の差額を納税するかもしれませんし、還付があるかもしれません。
今回は、予定納税について、確認していきます。
予定納税ってどんなものなのか?
予定納税は、“前年や前期の納税額が多かったので、先に納税してください”というものです。
そのため、納税が多かった個人事業主や法人が対象となります。
個人事業主については、前年の所得税が15万円以上の場合です。
法人の場合は、前期の法人税が20万円以上の場合です。
あと、個人事業主と法人に関連するものとして、消費税があります。
消費税は、前年又は前期の消費税が60万円くらいで予定納税があります。
法人の場合は、国に払う法人税の他に、地方法人税についても、予定納税があります。
法人税に連動していますので、法人税に予定納税がある場合は、地方法人税にあると思って間違いないです。
予定納税は、決算のときの税金の金額を基準にします。
そのため、予定納税があるかどうかは、決算をしたときに確認できます。
税金の金額が多かった場合は、予定納税のお金の準備もしなければいけません。
先に金額がわかるところが、予定納税の特徴となります。
予定納税のちょっとだけいいところは、前に払っておくと、後で多く払う必要がないことです。
決算をすると、税額が決まります。
その決まった税額から予定納税額を引いた金額が、決算のときの納税額となります。
そのため、決算のときの税金の支払いが、ラクになることが多いです。
数字で確認すると、
決算の税金が100万円で、予定納税が40万円だったら、100万円△40万円=60万円を納税となります。
ざっくりの説明ですが、予定納税はちょっとだけ、メリットがあります。
もう1つメリットがあるのですが、それは利息がつく可能性があることです。
利息というのは、還付加算金というものです。
決算をしてみたら、予定納税が還付になると、ちょっとだけ増えて戻ってくることがあります。
それが、還付加算金というものです。
ざっくりと説明すると、そのお金を運用したら利益がでるかもしれないので、その分を加算しますよという感じのものです。
ちなみに、還付加算金はラッキーなのですが、所得税では雑所得扱いですし、法人税は税金の対象となりますので、ご注意ください。
予定納税は逃れられないけど、減らすことはできます
予定納税は、逃れられません。
そのため、税金を支払う必要があります。
「予定のくせに逃れられないのか?」とよく聞かれるのですが、それはできないのです。
確かに不思議だなって思うことはあるのですが、そういうルールになってしまっているのです。
そのため、予定納税の納付書の連絡がきたら、納付を検討しなければいけません。
納付をしないと、罰金が発生してしまいます。
「予定のくせに罰金があるのか?」ということも、よく聞かれるのですが、罰金があります。
予定納税は逃れられないのですが、減らすことはできます。
所得税の場合は、予定納税の減額承認申請をするのです。
法人税や消費税の場合は、中間申告をするのです。
減額承認申請や中間申告は、手間がかかります。
そのため、あまりやらない制度となります。
その理由は2つあります。
・税金の前払いなので、決算のときの税金が減るから
・半年又は半期分の決算をしなければいけないから
2つめが、手間がかかりネックとなるので、やらない方が多いです。
資金繰りが厳しい場合や今年又は今期の売上が半減したとかいう場合は、積極的にやりましょう。
予定納税は、最大で0円まで減らすことができます。
※消費税が還付になっても、予定納税を減らす申告の場合は、還付ではなく0円となります
予定納税は、アクションを行わないと、減額がされません。
納税できないからと言って、放って置くと罰金がつきます。
払えない場合は、払えないアクションを起こしましょう。
予定納税ってどんなものなのか?メリットもありますよのまとめ
予定納税を、ざっくりと確認しました。
予定納税は、事前に金額がわかるため、対処できる税金となります。
だいたいの方は、払ってしまうことが多いですが、資金繰りなどが厳しい方は、減額することを考えましょう。
編集後記(1914)
35℃の中、5km走りました。
吸う息が暑くて、大変でした。
やっちゃダメなやつですね。
55日記(2244)
七夕の短冊を作っていました。
自分で書くルールのようで、自分で書いていました。
願いが叶うといいですね。
66日記(1471)
奥さんが、七夕の短冊について「なにかく?」と聞くと、「なんでもいい」と答えていました。
私が、「アイスいっぱい食べたいとかないの?」と聞くと「それがいい」と答える感じです。
あまり興味がないのかもしれません。