期ズレという言葉をご存知ですか?
期ズレとは、税務調査をする期になきゃ行けないものを探すことです。
例えば、税務調査をする期に売上が全部入っているか?
税務調査をする期に、経費が過大になっていないか?を確認します。
この細かいところをチェックすると、ミスなどがあって税金につながるということです。
今回は、税務調査の期ズレについて、確認していきます。
税務調査でもっとも確認されるのは期ズレ
税務調査でもっとも確認されるのは、期ズレです。
その理由は、期ズレが1番簡単に把握しやすいということでもあります。
税務調査で確認する事項は、いろいろありますが、その中でも期ズレを確認していきます。
期ズレというのは、パターンとしては2つです。
・今期の経費にならないのに今期の経費にしていた
・今期の売上なのに来期の売上にしていた
というものです。
期ズレを確認する方法は、決算期末から仕入や外注費などの資料をさかのぼって確認していきます。
仕入がある会社で3月31日決算の場合は、3月31日の仕入の伝票や請求書の中の商品1つ1つを確認していきます。
その商品が販売されているなら、売上になっているし、販売されていないなら、在庫になっているということです。
たとえば、3月31日の商品をさして、「これって売上ですか?在庫ですか?」と税務署の方が聞いてきます。
「売上」と答えると、「請求書を確認させてください」と言ってきます。
「在庫」と応えると、「在庫表を確認させてください」と言ってくるながれです。
もし「売上」と答えて、売上になっていなかった場合は、売上のもれとなります。
そして、「在庫」と答えて、在庫表になければ、経費の過大となるのです。
こんなふうに細かく確認していき、どこかでミスが出て、税金になるということです。
税務調査の期ズレを防ぐには?
税務調査の期ズレを防ぐには、税務調査と同じようなことをするしかありません。
そうすれば、期ズレを防止することができます。
決算をするときに、事前に仕入や外注と売上や在庫を対応させておくのです。
期間は、3か月くらいで充分です。
3月決算の場合は、1月~3月分となります。
忙しいということもありますが、直近1か月くらいはやってもいいと考えます。
その理由は、人の記憶は適当なことがあるので、「あれ?」とかよくあります。
大丈夫と思っても、やっておくほうが、税務調査があったときに、対策してあるという自信がうまれます。
商品の流れが早い場合は、3か月前のものがないなんてことはあるでしょうから、最低でも1か月前の分はやっておきましょう。
期ズレはダメージが少ない?
期ズレが起こるのは仕方ないのですが、ダメージというと限定的なのかもしれません。
その理由は、今期売上になるはずだったということは、来期の売上からはずれることになります。
そうすると、今期も来期も利益が出ている場合は、法人税も消費税もどこかで支払うことになっていたはずです。
そう考えると罰金だけ負担するという感じになります。
税務調査でもっとも確認されるのは期ズレのまとめ
私が経験した中では、期ズレチェックは、100%ありました。
期ズレチェックに対抗するには、こちらも期ズレチェックをするしかありません。
編集後記(1963)
日中暑いので、18時頃に公園に行きました。
以前の18時よりは、涼しかったですね。
お盆が終わると、秋が近づいてきますね。
55日記(2293)
久しぶりの公園で、めずらしく砂場で遊んでいました。
だんごをいくつも作って、楽しんでいました。
66日記(1520)
公園でくつを脱いで遊んでいました。
高いところに登ると「みて!」と言って、笑っていました。