倒産防止共済のルールが変わりました。
その内容は、
令和6年10月1日以降に倒産防止共済を解約したら、解約日から2年間は再契約しても、経費になりません
という内容になります。
この変更で影響する人は限定的ですが、こんな変更があったんだなって思っておくと便利ですよ。
今回は、倒産防止共済のルールが変わったことを書いて行きます。
YouTubeでも、解説しております。
倒産防止共済は、税制改正で令和6年10月から節税できなくなる?
税制改正が行われ、令和6年10から倒産防止共済で節税ができなくなる場合があります。
内容としては、令和6年10月1日以降に倒産防止共済を解約したら、解約日から2年間は再契約しても、経費になりませんというものです。
・対象者
・理由は
という流れで、書いていきます。
対象者
対象者は、現在、倒産防止共済をかけている会社や個人事業主の方です。
倒産防止共済をかけている会社や個人事業主の方が、令和6年10月以降に解約して再加入した場合は、倒産防止共済を払っていても、解約日から2年間は経費にならないということです。
解約して再加入したら経費にならないということなので、現在倒産防止共済を支払っている方は、今までの通り倒産防止共済に支払った金額は、経費になります。
あと、これから倒産防止共済に加入する方も、もちろん経費になります。
よくあるのが、倒産防止共済を満額までかけていて、積立金をそのままにしておいている会社や個人事業主です。
そして、倒産防止共済をタイミングのいいときに解約して、再度倒産防止共済に加入して、節税を狙う方法です。
この解約⇒再契約をすると、解約日から2年間は、倒産防止共済を支払っても経費になりません。
経費にならない対象者は、現在、倒産防止共済をかけている会社や個人事業主で、令和6年10月以降に解約して解約日から2年以内に再加入する場合となります。
理由は?
倒産防止共済は、連鎖倒産を防止する目的であります。
それが、節税目的になってしまったので、本来の目的と違ってしまったからということです。
倒産防止目的といっても、使える場合と使えない場合がありますし、どうなんでしょうかね。
節税目的で使っちゃうことは、多いと感じます。
取引先が倒産したので、倒産防止共済を使って借入をしたということを、聞いたことがありません。
もしかしたら、私がそういうケースに当たらなかっただけなのか。
倒産防止共済って、節税以外目的か外部積立金としての意味しかないんじゃないかと・・・。
倒産防止共済は、税制改正で令和6年10月から節税できなかったらどう対応する?
今回の改正は、倒産防止共済を令和6年9月に解約すれば、再加入しても経費になります。
対応方法は、
・800万円積立金があって、倒産防止共済の支払いがない方
・800万円積立金があって、倒産防止共済の支払いがない方で赤字がある方
の2つが考えられます。
800万円積立金があって、倒産防止共済の支払いがない方
現在、倒産防止共済を800万円積立ている方は、令和6年9月に解約して再契約すれば、再契約した倒産防止共済は経費になります。
でも、それをやるかどうかは、しっかりと考えた方がいいでしょう。
その理由は、800万円が収入になるからです。
会社の場合は、800万円が収入になってしまうので、利益がでている状態で解約してしまうと、税金がかかります。
会社の場合は、税率が30%くらいなので、800万円×30%=240万円くらいの税金になります。
ここで、無理やり解約する理由があるのかないのかを、しっかりと考えておきましょう。
慌ててやると損をしますよ。
800万円積立金があって、倒産防止共済の支払いがない方で赤字がある方
赤字が800万円以上ある会社の場合は、解約してもいいでしょう。
いいタイミングじゃないでしょうか。
そして、利益が出たら、また倒産防止共済を支払って行けばいいでしょう。
まあ、赤字が800万円以上ある会社は、もう解約しているでしょうけどね。
本来の対応策としては、倒産防止共済が、節税商品ではなくなったと考えるのがいいんじゃないでしょうか。
そして、必要なら解約からの再契約という流れがいいでしょう。
倒産防止共済は、税制改正で令和6年10月から節税できなくなる?のまとめ
倒産防止共済のルールが変わりました。
その内容は、
令和6年10月1日以降に倒産防止共済を解約したら、解約日から2年間は再契約しても、経費になりません
本日も、お読みいただきまして、ありがとうございます。
編集後記(1980)
昨日は、月次処理、YouTube撮影、メール対応などをしました。
今週は、やっと週末になった気がします。
なんだか、長かったですね。
55日記(2310)
1日10分のお勉強の時間ですが、「きょうは、べんきょうしない」と言っていました。
でも、ママが「一緒にやろう」というと、なんだかんだ勉強をしていました。
ちなみに、昨日は自分の名前をローマ字で書いていました。
66日記(1537)
私、ママ、長女が勉強しているため、「わたしとあそんでくれるひとは、だれもいない」と怒っていました。
私の勉強がおわると、「わっしょいして」と言って、2人でわっしょいしました。