会社を複数もっていることのデメリットとメリットってなんだ?と悩んでいませんか。
会社を複数持っていることのデメリットは、取引をキチンとすることなどです。
会社を複数持っていることのメリットは、税率が低くなることなどですね。
今回は、会社を複数持つことのデメリットとメリットについて書いていきます。
会社を複数持つことのデメリットは?
会社を複数持つデメリットは
・取引をキチンとする必要がある
・経費がかかる
・引き返すには、お金がかかる
となります。
各項目について、確認していきます。
取引をキチンとする必要がある
取引をキチンとする必要があるというのは、持っている会社同士の取引です。
持っている会社同士を取引させる場合は、キチンとした処理が必要となります。
キチンとした処理?と思うかもしれませんが、簡単に書くと他の業者と同じような処理をしましょうということです。
社長が同じだからといって、適当にやってはいけません。
他の業者との取引は、毎回の取引に納品書をつけているけど、持っている会社同士は納品書無しで取引してしまう。
他の業者との取引では、毎月請求書を発行しているけど、持っている会社同士は請求書を発行しないで、取引してしまうことなんかです。
請求書などが無いと、何をやっているかわかりません。
持っている会社同士の場合は、他の業者との取引よりも、気をつけたほうがいいのです。
あと注意したいのが、値段です。
例えば、他の業者には100円で販売しているのに、持っている会社同士では、50円で販売してしまうなどです。
他の業者との取引と比較して、特別安くしたり、特別高くしたりしないようにしましょう。
取引をキチンとしておかないと、税務署から指摘されるかもしれません。
複数の会社を持とうと思っている場合は、他の業者と同じようにやるということを必ず意識しましょう。
持っている会社同士の取引がない場合は、通常の運営で問題ありません。
経費がかかる
会社を増やすということは、経費もその分増えるということです。
2つの会社を持っている場合は、経費も2倍かかる部分もあるということです。
税金でいえば、赤字になっても払わなければ行けない税金があるのですが、それも会社の数に応じて払わなければいけません。
1つの会社なら1社分ですが、2つの会社になれば2社分必要となります。
会計事務所の手数料なども増えてしまいます。
ランニングコストは、2倍まで行かないかもしれませんが、増えていきます。
会社を作る前に、計算しておきましょう。
引き返すにはお金がかかる
1つ目の会社もそうなんですが、引き返すというか、会社をやめるにもお金がかかります。
そのため、慎重に会社を作ってほしいです。
よくある成功パターンは、今の仕事から出てくる別の事業をやることです。
たとえば、飲食業をやっていて、コンサル業をやるために会社を作ることです。
始めてのまったく別の事業をやってみたけれど、うまく行かなかったというのもあります。
個人事業などで始められるなら、個人事業で始めてみるのはどうでしょうか?
そのほうが撤退するときも簡単です。
会社をつぶすには、お金がかかります。
引き返すには、お金がかかることも視野にいれて、2つ目以上の会社を作りましょう。
デメリットをいくつか書きましたが、会社がいくつあっても、キチンと運営すれば問題はありません。
デメリットを理解して、会社運営をしていきましょう。
会社を複数持つことのメリットは?
会社を複数持つメリットは、
・税率が安くなる
・事業がハッキリわかれる
となります。
各項目について、確認していきます。
税率が安くなる
法人税率は、所得(利益みたいなの)が800万円を超えると、上がります。
そのため、2つに会社を分ければ、その分だけ税率を抑えることができます。
たとえば、1つの会社で、利益が1,500万円あったとします。
この会社を2つに分けて、利益が750万円ずつとかになれば、800万円を下回るので、メリットはでてきます。
会社が増えると、税率が安くなるというメリットがあります。
事業がはっきり分かれる
飲食業と建設業を1つの会社などでやっていると、オペレーション的にゴチャゴチャしてしまう可能性もあります。
2つにすることで、事業がハッキリ別れて、すっきりするということもあるでしょう。
分けることにより、問題点などもわかるようになります。
節税目的もそうですが、ハッキリ分けたいという方のほうが多い気がします。
あとは、商習慣の問題で、今の会社の名前がだせないとかもあるようですね。
このあたりは、現場を知っている社長のほうが詳しいんでしょうけど、「今の会社の名前を出せないから、会社を作る」ということを聞くことがあります。
事業をハッキリ分けたほうが、スッキリする場合や今の会社の名前が出せない場合は、新しい会社を作るのも良いですよね。
その他にあるメリットは?
「複数 会社 メリット」と検索すると出てくるのが、いくつかあります。
・交際費
・少額減価償却
ですね。
交際費については、800万円までは法人税の対象にならないというものですが、今は一人当たり1万円を超えると交際費の対象となります。
今までは、一人当たり5,000円だったのが、1万円になったので、あまりメリットないかなと思っています。
少額減価償却は、毎期300万円の上限がありますので、これもどうなんでしょうかね。
2つ会社があったら600万円ですが、メリットといえばメリットですが。
会社を複数もつことのメリットは、税率もそうですが、スッキリさせることにあると考えます。
会社を複数にする場合は、メリットをよく考えてみましょう。
会社を複数持つことのデメリットとメリットのまとめ
会社を複数もつことのデメリットとメリットですが、デメリットを先に書いています。
デメリットを知って、メリットを知って欲しいからです。
とにかく会社運営は、キチンと行いましょう。
編集後記(2070)
昨日は、打ち合わせがあったんですが、なかなか考えさせられることでした。
自分もよく考えて行動していこうと思います。
・・・って、なんのことかわからないですよね。
55日記(2400)
保育園のお披露目会のリハーサルで「主役が休んだので、代わりにやってくれた」と先生に言われました。
頑張ったといってあげたい。
66日記(1627)
「オセロやろう」と言ったけど、うまくいかなくて「もういい」と言って終わりにしてしまいます。
もう少しやろうよ。