期限後申告しちゃうかも・・・と悩んでいませんか?
確定申告で期限後申告してしまうと、デメリットがあります。
それは、
・青色申告特別控除が減る
・罰金がある
・金融機関に良い印象がない
などがあります。
この記事を読んで、個人事業主が期限後申告してしまうデメリットをかくにんしましょう。
個人事業主が期限後申告すると、青色申告特別控除が減る
個人事業主が所得税の確定申告書を期限後申告してしまうと、青色申告特別控除が減ります。
その理由は、青色申告特別控除は、期限内申告だからです。
そのため、確定申告の期限に間に合わない場合は、青色申告特別控除が減ります。
ざっくりと説明しますが、青色申告特別控除は次のようになります。
控除額 | 申告期限 | |
会計ソフト+電子申告 | 65万円 | 期限内 |
会計ソフト | 55万円 | 期限内 |
会計ソフト以外 | 10万円 | 期限後もOK |
かなりざっくりとしていますが、会計ソフトを使っていて、電子申告をする場合は、青色申告特別控除が最大の65万円が受けられます。
そして、電子申告をしていないけど、会計ソフトを使っている場合は、55万円の控除となります。
さらに、会計ソフト以外を使っている場合(手書きなど)は、10万円の控除となります。
青色申告特別控除は、申告期限も要件に含まれています。
そのため、期限後申告になってしまうと、青色申告特別控除が65万円受けられなくなります。
会計ソフトを使って、電子申告をしても、無理です。
青色申告特別控除の欄を65万円で申告してしまっても、連絡が来て修正してくださいと言われます。
65万円が10万円になっても、なんか変わるのか?と思う方もいるでしょう。
けっこう変わります。
どこが変わるのかというと、税金です。
たとえば、所得税の税率が20%だったとします。
65万円の青色申告特別控除を受けていれば、65万円×20%=13万の所得税が少なくなります。
そして、65万円の青色申告特別控除が、10万円になってしまうと、10万円×20%=2万円となります。
13万円△2万円=9万円の差がでます。
青色申告特別控除は、支払いの必要のない控除のため、お金を使って節税するよりも、コストパフォーマンスがいいのです。
ぜひ、申告期限を守って、青色申告特別控除65万円を受けるようにしましょう。
個人事業主が期限後申告すると、罰金がある
個人事業主が確定申告を期限後申告すると、罰金があります。
そのため、期限内申告することをオススメいたします。
罰金というのは、
・無申告加算税
・延滞税
となります。
無申告加算税というのは、確定申告期限までに、確定申告書を税務署に提出していない場合です。
無申告加算税は、原則として、納付しなければいけない金額の50万円までが15%で50万円を超える場合は20%となります。
税務署の指摘を受ける前に確定申告書を税務署に申告した場合は、5%に減額されます。
延滞税というのは、申告期限=税金の納付期限なんですが、税金の納付期限までに税金を払っていないので、遅れた分に関して罰金が課されます。
税金の納付の期限の翌日から、本当に納付した期限までの日数に罰金がつきます。
最大14.6%となりますが、現在はそんなにいきません。
ちょっと小難しい話が出てきましたが、確定申告を期限内に提出できないと、罰金がつくということです。
これもムダな支払いとなりますので、期限を守ってムダな支払いをしないようにしましょう。
個人事業主が期限後申告すると、銀行に良い印象がない
期限後申告してしまうと、銀行に印象がよくないです。
その理由は、期限後申告=だらしないという印象を持たれるからです。
だらしないという印象を持たれるとなぜ悪いのでしょう。
だらしないとなると、お金にもルーズじゃないかと思われます。
お金にルーズだと思われれば、お金を返済しない人かも?と思われるのです。
お金を返済しない人だと思われてしまうと、銀行は融資しても返ってこないから、やめておこうとなります。
期限後申告になっただけで、銀行融資が受けられないのは、資金繰りには大きなデメリットです。
資金繰りを安定させるために、期限内申告をしましょう。
個人事業主が期限後申告してしまうデメリットは?のまとめ
期限後申告は、良くないってことを書きました。
計画的に、期限内申告をしましょう。
編集後記(2075)
なんだかんだで、飲み会が出てきますね。
といっても、4件くらいですけどね。
55日記(2405)
オセロにハマっています。
昨日は、ギリギリで私が勝ちました。
66日記(1632)
朝体調がちょっと悪かったみたいですが、元気に保育園に行ってくれました。
お迎えに行ったら、いつものように元気でした。