銀行融資で、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまうのか?と悩んでいませんか。
決算書の在庫が、不自然に多かったり、業界の平均値よりも多い場合は、粉飾決算を疑われます。
銀行は、粉飾決算を疑う場合は、決算書の数字をいじったりして、融資の検討をします。
もし、在庫が増えてしまったときは、銀行に伝えるようにしましょう。
在庫を処分するときは、特別損失に計上しましょう。
あと、粉飾決算をやってしまっている場合は、正直に銀行に伝えましょう。
この記事で、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまうかどうかを確認しましょう。
銀行融資では、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまうのか?
銀行融資では、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまうのか?と悩んでいませんか。
銀行融資では、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまう可能性はあります。
その理由は、在庫というのは、会計では触りやすい勘定科目だからです。
そのため、粉飾決算に使われやすくなるので、銀行も在庫が多くなると、粉飾決算を疑います。
在庫がなぜ、粉飾決算に使われやすいのかというと、在庫というのは、調べようとしても、後からではわかりにくいからです。
決算の時に棚卸しをして在庫表をつくりますが、その時を過ぎてしまうと、在庫は動いてしまいます。
そのため、在庫はわかりにくいという印象があるため、在庫の数字を変えても問題ないと思っている方が多いです。
在庫の金額を増やすと利益が出るのですが、それは本当にバレないのかというと、そんなことはありません。
在庫の金額を増やすと、粗利が増えます。
たとえば、他の期と同じような内容なのに、粗利が違ってくれば、「他の期と比べてどうして数字がこんなに変化するんだろう?」と思いますよね。
それとともに、「他の期と比べて仕入れ金額が同じなのに、在庫が増えているってどうしてだろう?」という感じで怪しまれます。
在庫というのは、棚卸しの時に確認できないからといって、大きくいじったりすれば数字には現れてしまいます。
銀行は、在庫が増えると粉飾決算を疑うというのは、本当の話なのです。
銀行では、決算書の在庫をいじっている
銀行では、決算書の在庫をいじっています。
その理由は、在庫が過大と感じた場合は、適正な在庫の金額にいじっているということです。
これは、銀行が融資をするときの資料作成での話で、実際の決算書をいじるわけではありませんし、税務署へ報告することでもないです。
融資を検討するときに、在庫が多い場合は、在庫の金額を訂正して融資の検討を行います。
銀行では、業界の平均値のデータなどがあり、それを元にして在庫の金額が多かったら、在庫の金額を減らして資料を作成しています。
実際にどうなっているかというのではなく、平均値から外れているから、在庫いじっているかも?と思い、訂正してしまうのです。
では、決算書の在庫をいじっていない場合は、銀行のいじりをしないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
そえは、銀行に「在庫が正しい」と伝えることです。
銀行から「在庫多いんじゃないですか?」と聞かれる前に、在庫が多い理由を伝えましょう。
それが、在庫の粉飾決算を疑われない、最大の防御です。
誰か言ったのか知りませんが、「先に言ったら説明、後で言ったら言い訳」となります。
銀行は、決算書をいじっていますので、正しく評価されるには、伝えるしかないのです。
売れない在庫が多い場合の対処法は?
売れない在庫が多い場合の対処法は、処分することです。
その理由は、売れない在庫を持っていても、お金にならないからです。
お金にならないどころか、お金がかかってしまうため、早めに処分をしましょう。
たとえば、倉庫代や維持管理費です。
売れない在庫は、お金を産まないけれど、支払いを生んでしまうのです。
もし、処分を決めたのであれば、やることは2つあります。
・特別損失で処理する
・銀行に伝える
在庫を処分するなら、特別損失で処理しましょう。
通常の販売なら、いつもの通りの処理で良いのですが、処分ですから特別なことになります。
特別損失に計上することにより、営業利益や経常利益に影響が出ないようにしましょう。
もう1つが、銀行に伝えることです。
事前に伝えることで、前向きに捉えてくれますし、会社の財務内容が適正になるため、評価をしてくれるはずです。
粉飾決算をして在庫を増やしている場合は?
粉飾決算をして、在庫を増やしている場合は、正直に報告をしましょう。
銀行をだますにも限界があり、最終的には見破られてしまいます。
バレてしまえば、銀行の支援はうけられません。
粉飾決算は、やめましょう。
銀行融資では、在庫が多いと粉飾決算と思われてしまうのか?のまとめ
在庫を増やすというのは、やりやすい粉飾決算となります。
在庫が増えてしまったら、銀行に報告しましょう。
在庫を処分するときは、特別損失で処理し、銀行に伝えましょう。
粉飾決算をしている場合は、正直に伝えて、銀行の支援を受けられるようにしましょう。
編集後記(2083)
Zoomの打ち合わせを、すっぽかされました。
すっぽかされるかも?と思っていたので、5分で被害がすんで良かったです。
55日記(2413)
プールに行って、アイスを食べました。
自分のお金から払うというので、よかったと思います。
66日記(1640)
りんご病にかかっていました。
病気にかかったのが後でわかるのも、ちょっとイヤですね。