令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要を見て

令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要というのがあります。

みんなが見られるので、確認してみましょう。

 

これでなにがわかるのかというと、令和5年の税務調査でどの業種が、税務調査で税金をとられたのか?というものです。

脱税の手ぐちなんかが書いてあります。

これを見た感想なんかを、書いていきます。

 

令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要

目次

令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要

全部見ると大変なので、無申告に対する取組というのを確認してみます。

不正の手口ですが、店舗売上は、代表者の口座に入れて、カード売上は知人の名義の口座にいれるというものです。

そして、関係書類は、捨ててしまうようです。

 

かなり、悪質ですね。

取引先が個人なら、収入がわからないといえば、わからないですよね。

 

取引先が会社の場合は、領収書を求められるので、なかなか難しいです。

個人を相手にする脱税方法は、やっぱりあります。

 

この場合の脱税方法で、どうしてこの会社が営業しているのかがわかるのかは、仕入先ですね。

仕入先に税務調査が入って、そこからどこに商品を仕入れているのかを確認したのでしょう。

 

そして、仕入れ先の取引先の会社が、ちゃんと申告しているかどうかを確認します。

あとは、タレコミなんかで、確認することもあるようです。

 

税務調査で、脱税と認定されて重加算税が課されると、約売上の80%くらいを納税するイメージです。

通常申告していれば、消費税を含めて40%くらいでしょう。

そう考えると、バレるとかなりのダメージを受けます。 

不正割合の高い10業種(法人税)を見て

不正割合の高い10業種(法人税)を見ると、やっぱりなって感じですね。

割合が高いのが、飲食店と建築業です。

 

飲食店は、現金商売で領収書を発行しない場合もあるようなんで、ごまかせると思っている方が多いです。

実際は、仕入れの割合から、売上の割合がわかってしまいます。

 

そのため、売上って想像がついてしまうんですよね。

建設業も相変わらずのランクインですし、やっぱりって感じですね。

 

税理士でも、建設業をやりたくないという方もいるくらいです。

それは、やっぱり納税の意識がないということです。

 

私も、過去に言われたこともがあります。

「親方に税金は払うなって言われたけど、なんで俺は税金を払ってるんだ?」って。

 

最近は、こんな感じの方に会うことも、ほとんどいませんが、昔はいましたね。

建設業ですと、別口座入金、架空経費や架空外注費でしょうね。

 

今は、あまり現金集金っていうのはありません。

別口座入金だと、税務調査の時に、請求書が会社なのに入金先が個人名?と疑問を持たれます。

 

そこからバレて行くんでしょうね。

架空外注費は、その人が実在するかどうかから確認していきます。

 

建設業業界は、ITなどで施工管理をしていますので、もうすこしクリーンな申告を心がけてほしいですね。

令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要を見てのまとめ

税務調査は、だいたい同じ業種が問題になります。

その業種をやっている場合は、税務調査を受けやすいということです。

きちんとやっておきましょう。

 

編集後記(2096)

長女が、病気になったので、家族全員が家にいます。

なかなかない光景です。

 

55日記(2426)

長女が、病気になりました。

夜中よりも、元気になっています。

 

66日記(1653)

すっかり良くなりました。

病人との温度差があるようですね。

 

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