法人にしたけど、よくわからないって言われることがあります。
あとは、節税のために法人にしたけど、法人ってなに?と思っているかたもいらっしゃるでしょう。
よくある節税とかではない視点で、法人と個人の違いを書いていきます。
法人とは、相棒ができたようなもの
まず、確認しておきたいのは、法人の存在です。
法人とは簡単にいうと、“見えない相棒”です。
見えない相棒のため、隣にいつもいてくれます。
そして、その相棒は、利益を上げるために存在しています。
法人とは、そんな感じの存在だと思ってください。
相棒ということは、見えないけど他人がいるということです。
そのため、法人という見えない相棒にお金を渡したりすると、ただ渡したことになりません。
出資?貸した?などを、ハッキリ分けなければ、いけないのです。
そのため、給料よりも多くお金を個人的に使った場合も、はっきりさせなければいけません。
よくある話ですが、俺が作った会社で俺が社長なのに、なんか面倒だなって思う方がいらっしゃいます。
それは、個人=会社と思っているのです。
会社というのは、相棒=別人だと思っていただけると、説明が合ってきます。
お金の流れを明確にしないといけないということです。
個人と個人事業の場合は、個人と個人の分身というところでしょう。
そのため、結局は1つというところになります。
個人から個人事業主にお金を貸しても、あまり関係がありません。
事業主借勘定などを使って、翌年には消えてしまいます。
個人からみて法人は他人であり、個人からみて個人事業は、分身っていう感じなのです。
相棒は他人ですから、要注意です
よくある話ですが、法人にお金がない場合に、個人から法人へお金を貸すと財産になります。
社長が、会社にお金がないので、お金を入れて会社を運営する場合です。
個人⇒法人という流れなんですが、これは、個人が法人に貸しているという状態です。
そのため、相続とかがあると、財産になるのです。
なんでだよ!と思うこともあるでしょうが、相棒は他人だからです。
他人にお金を貸せば、貸付金となり、財産となります。
それと、同じということです。
逆もあります。
個人が法人からお金を借りる場合です。
その場合は、マイナス財産になるというのもあるのですが、借りたお金には、利息をつけなければいけません。
その理由は、上でも書きましたが、相棒というのは利益を上げるために、存在しています。
そのため、「お金ないんだね。無料で貸してあげるよ」という感覚がないのです。
お金貸したら、利息をくれるのは当たり前でしょ、という感じですね。
どうして法人にしたいかはよく考えて
法人にしたいという方もいらっしゃいますが、目的をよく考えたほうがいいでしょう。
個人事業ならすぐにやめることはできますが、法人なら簡単にはやめられません。
お金の管理なども、別にしなければいけないのです。
利益が多く出ていて、これからも伸びて行く可能性を感じた場合は、法人にする方がいいでしょう。
あとは、人を増やすことを考えている場合などですね。
就職するのに、「個人事業だと、ちょっと・・・」という人もいると思います。
未来を想像するのは難しいので、やってみればいいじゃんといいたいのですが、
・社長になりたいから
・とりあえず会社がいい
というのは、あんまりオススメできません。
理由や目的があった方が、成功しやすいと感じます。
法人とは、相棒であり分身ではありませんのまとめ
「法人って個人と線引あるんだね」と言われることがあります。
はっきりありますので、お気をつけください。
編集後記(1958)
決算前の打ち合わせになります。
予想があっていることを、祈りたいです。
55日記(2288)
お台場にある有名なミュージアムに行ったのですが、楽しくなかったようです。
奥さんに聞くと、「遊ぶところがあると思ったら、写真とるところだった」ようです。
これも、経験ですね。
66日記(1515)
「ミュージアムどうだった?」と聞くと、「たのなかった」と答えていました。
そういうもんですね。