「ちょいプラになりました」と税理士に言われて、喜んでいませんか?
ちょいプラは、あんまりよくありません。
ちょいプラは、銀行融資に影響します。
無理やりちょいプラにしてしまうと、お金がもったいないです。
今回は、銀行融資でちょいプラが良くない理由について、書いていきます。
銀行融資でちょいプラが良くない理由
ちょいプラとは、決算書の利益がちょっとプラスのことです。
ちょいプラは、銀行融資にはよくありません。
その理由は、
・銀行融資を受けられる金額が少なくなる
・粉飾決算だと思われる
・お金がなくなる
各項目について、確認していきます。
銀行融資を受けられる金額が少なくなる
決算書の利益をちょっとプラスにすると、銀行融資を受けられる金額が少なくなります。
その理由は、利益が返済の元になるからです。
銀行融資は、(利益+減価償却費)×10が上限だと言われています。
利益が少ない場合は、その基になる金額が少なくなってしまうのです。
例えば、10万円の利益だった場合で減価償却費がない場合は、10万円×10=100万円が限度となります。
100万円の利益があった場合は、100万円×10=1,000万円となり10倍多く、借入の可能性が出てきます。
ちょいプラのメリットは、税金が少なくなることです。
でも、税金を少なくするために利益を少なくすると、銀行融資の金額も少なくなってしまいます。
無理やりちょいプラにするなら、利益を多く出していきましょう。
多く利益を出せば、銀行融資でプラスに働きます。
粉飾決算だと思われる
決算書をちょいプラにすると、粉飾決算だと思われます。
その理由は、赤字になりそうなので、ちょっとプラスにしておこうかとしたんだと思われます。
ちょっと、在庫を増やせば黒字になるとか、ちょっと操作すると黒字になるなら、操作したくなりますよね。
そこを、銀行が粉飾してるんじゃないの?と思うのです。
在庫をいじってしまうと、黒字になりますが、数字としては問題が出てきます。
たとえば、売上が下がってしまったのですが、利益を出したいということで、在庫の数をいじります。
売上が下がっているのに、在庫を調整しているため、売上総利益(粗利)の利益の割合が増えるのです。
売上が下がっているのに、粗利の金額が増えるのは、ちょっとおかしいですよね。
高く購入してくれる取引先が現れた場合は、こんなこともあるでしょうけど、そんなことはなかなか起きません。
ちょいプラにすると、本来は赤字だったのに、赤字じゃ良くないので、黒字にしたって思われます。
もしちょいプラになったら、銀行に説明するのがいいでしょう。
お金がなくなる
利益がでているのに、ちょいプラにするとお金がなくなります。
無駄遣いしているってことですね。
100万円利益が出ている場合は、税金が30万円くらいです。
それをちょいプラにしようとすると、90万円くらいお金を使わなきゃいけません。
ちょいプラにするよりは、税金を払った方がお金は残ります。
利益が出ている場合にちょいプラにするには、お金がかかります。
必要なことに使うならいいのですが、税金を減らすために使う場合は、お金がもったいないです。
利益が出ている場合は、ちょいプラを目指してお金を使うのはやめましょう。
銀行融資でちょいプラが良くない理由3つのまとめ
ちょいプラになってしまったのなら、仕方がないのですが、ちょいプラを目指すのはやめましょう。
あまり、メリットがありません。
編集後記(2160)
ちょっとですが、余裕がでてきました。
気を緩めずに、頑張りたいです。
55日記(2490)
「プールでおよげた」と教えてくれました。
チアもありますが、プールも頑張って欲しいです。
66日記(1717)
お菓子のシェイクを作りましたが、あまり美味しくなかったようです。
けど、頑張って最後まで飲んでいました。