銀行融資でちょいプラが良くない理由3つ

「ちょいプラになりました」と税理士に言われて、喜んでいませんか?

ちょいプラは、あんまりよくありません。

 

ちょいプラは、銀行融資に影響します。

無理やりちょいプラにしてしまうと、お金がもったいないです。

 

今回は、銀行融資でちょいプラが良くない理由について、書いていきます。

目次

銀行融資でちょいプラが良くない理由

ちょいプラとは、決算書の利益がちょっとプラスのことです。

ちょいプラは、銀行融資にはよくありません。

 

その理由は、

・銀行融資を受けられる金額が少なくなる

・粉飾決算だと思われる

・お金がなくなる

 

各項目について、確認していきます。

銀行融資を受けられる金額が少なくなる

決算書の利益をちょっとプラスにすると、銀行融資を受けられる金額が少なくなります。

その理由は、利益が返済の元になるからです。

 

銀行融資は、(利益+減価償却費)×10が上限だと言われています。

利益が少ない場合は、その基になる金額が少なくなってしまうのです。

 

例えば、10万円の利益だった場合で減価償却費がない場合は、10万円×10=100万円が限度となります。

100万円の利益があった場合は、100万円×10=1,000万円となり10倍多く、借入の可能性が出てきます。

 

ちょいプラのメリットは、税金が少なくなることです。

でも、税金を少なくするために利益を少なくすると、銀行融資の金額も少なくなってしまいます。

 

無理やりちょいプラにするなら、利益を多く出していきましょう。

多く利益を出せば、銀行融資でプラスに働きます。

粉飾決算だと思われる

決算書をちょいプラにすると、粉飾決算だと思われます。

その理由は、赤字になりそうなので、ちょっとプラスにしておこうかとしたんだと思われます。

 

ちょっと、在庫を増やせば黒字になるとか、ちょっと操作すると黒字になるなら、操作したくなりますよね。

そこを、銀行が粉飾してるんじゃないの?と思うのです。

 

在庫をいじってしまうと、黒字になりますが、数字としては問題が出てきます。

たとえば、売上が下がってしまったのですが、利益を出したいということで、在庫の数をいじります。

 

売上が下がっているのに、在庫を調整しているため、売上総利益(粗利)の利益の割合が増えるのです。

売上が下がっているのに、粗利の金額が増えるのは、ちょっとおかしいですよね。

 

高く購入してくれる取引先が現れた場合は、こんなこともあるでしょうけど、そんなことはなかなか起きません。

ちょいプラにすると、本来は赤字だったのに、赤字じゃ良くないので、黒字にしたって思われます。

 

もしちょいプラになったら、銀行に説明するのがいいでしょう。

お金がなくなる

利益がでているのに、ちょいプラにするとお金がなくなります。

無駄遣いしているってことですね。

100万円利益が出ている場合は、税金が30万円くらいです。

 

それをちょいプラにしようとすると、90万円くらいお金を使わなきゃいけません。

ちょいプラにするよりは、税金を払った方がお金は残ります。

 

利益が出ている場合にちょいプラにするには、お金がかかります。

必要なことに使うならいいのですが、税金を減らすために使う場合は、お金がもったいないです。

 

利益が出ている場合は、ちょいプラを目指してお金を使うのはやめましょう。

銀行融資でちょいプラが良くない理由3つのまとめ

ちょいプラになってしまったのなら、仕方がないのですが、ちょいプラを目指すのはやめましょう。

あまり、メリットがありません。

 

編集後記(2160)

ちょっとですが、余裕がでてきました。

気を緩めずに、頑張りたいです。

 

55日記(2490)

「プールでおよげた」と教えてくれました。

チアもありますが、プールも頑張って欲しいです。

 

66日記(1717)

お菓子のシェイクを作りましたが、あまり美味しくなかったようです。

けど、頑張って最後まで飲んでいました。

 

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