正確な試算表を作るには、どうしたらいいの?と悩んでいませんか。
正確な試算表を作るには、決算処理を減らすべきだと考えています。
決算処理を減らすには、減価償却費・消費税・その他の処理を毎月にしたほうがいいです。
決算期末で、黒字から赤字になることや、大きい黒字からちょっとした黒字に変更しないようにしましょう。
今回は、正確な試算表を作るには、ちょっとした手間が必要だということについて、書いていきます。
正確な試算表を作るには、ちょっとした手間が必要です
試算表なんでまあいいだろうって考えもありますが、決算期末に大幅に変わる試算表だと、今までなんだったんだ・・・ってなります。
そのため、試算表としても、きちっと作っておきたいところです。
きちっとしたものというと、決算のときにガラっと変わらないものだと思っています。
どうしたら、ガラっと変わらないのかというと、決算修正を少なくする方法ですね。
・減価償却は、毎月計上
・消費税も毎月計上
・決算期末に計上しているものも毎月にする
ということになります。
各項目について、確認していきます。
減価償却は、毎月計上
減価償却費は、毎月計上しましょう。
その理由は、決算期末で計上すると金額が大きい場合は、損益へのインパクトが大きくなります。
そのため、黒字から赤字に転落ってこともありますし、大幅黒字が赤字になったということもあります。
一番簡単なのは、期首にある減価償却費を、12で割って計上しておきます。
こうすることにより、費用が平均化されるので、現状がわかりやすくなります。
手間がかかりますが、ちょっとやってみましょう。
問題点は、減価償却をする資産の売却があったときです。
この時は、訂正が必要になりますので、ちょっと面倒です。
面倒なんですが、正確な試算表のためやっておきましょう。
消費税も毎月計上
消費税も毎月計上しましょう。
税抜処理の場合は、仮受消費税△仮払消費税で現在の納付金額を、毎月確認しましょう。
それ以外の場合は、減価償却費と一緒で、毎月租税公課へ計上しましょう。
税込処理の原則課税は面倒ですが、簡易課税はそうでもないでしょう。
月々計算すると、本当の金額と毎月の金額の合計が、ちょっとズレます。
その時は、決算修正でちょっとだけ、修正します。
そうすると、決算前に納付金額もわかりますし、とても便利です。
消費税も減価償却費と同じように、決算期末で処理してしまうと、黒字から赤字になったりしますので、毎月処理をしましょう。
決算期末に計上しているものを毎月にする
減価償却費や消費税の他に、決算期で処理しているものは、毎月処理をしてしまいましょう。
その理由は、経費をならすことにより、変動の少ない試算表にするためです。
たとえば、個人事業主で、家賃を経費と個人分で分けているとします。
こういった処理も、毎月やっておけばいいのです。
今儲かっているのかどうかが、わかりやすくなります。
水道光熱費なども、決算期末でやるよりは、毎月処理したほうがいいでしょう。
ちょっと手を加えるだけで、かなり変わります。
やってみては、いかがでしょうか?
毎月の処理は、メモしておく
毎月の処理は、メモしておきましょう。
そうすることにより、いつも同じ状態になります。
「あれやってなかった」というのがなくなりますし、正確な試算表が出来上がります。
メモを取って、上から順にやっていけば出来上がりというようにしておけば、ラクに処理できます。
まずは、
・会計ソフトに入力する
・貸借対照表をチェックする
とか大まかでいいので、メモを作っておき、追加していくのがいいでしょう。
正確な試算表を作るには、毎回同じ手順の方がいいです。
メモを作れれば、それに従ってやるだけなので、最初手間がかかりますが、後がラクになりますよ。
正確な試算表を作るには、ちょっとした手間が必要ですのまとめ
ちょっと手間をかけましょうという話です。
最後にやるか毎月やるかの違いですね。
ちょっと、手間をかけましょう。
編集後記(2166)
東京マラソンの当日と翌日の朝はヒーロー扱いでしたが、保育園から帰ってくると、熱も冷めていましたね。
なんか寂しいです。
55日記(2496)
保育園で「マラソンのおうえんした」と、先生にお話したようです。
66日記(1723)
保育園から帰ってくると、東京マラソンのメダルを肩からかけて遊んでいました。
重さがちょうどいいのかもしれません。