5大資金繰り改善策があるけど、本当にこれでいいのか?できるのか?

資金繰りの改善と検索すると、よく出てくるのが、

・経費を削減する

・売上の入金を早くする

・支払いを遅くする

・遊休資産を売却する

・出資を受ける、増資する

というのが出てきます。

 

でも、これをやるのってなかなか難しくないですか?

最終的には、借入しましょうって書くのですが、今回は、資金繰り改善策のことについて、書いていきます。

目次

資金繰り改善策って

資金繰り改善策ってあるけど、どうなんだろう?と思っていませんか。

資金繰り改善策って、よく出てきますが、なかなか難しいなって感じることが多いです。

 

よく出てくる資金繰り改善策は、

・経費を削減する

・売上の入金を早くする

・支払いを遅くする

・遊休資産を売却する

・出資を受ける、増資する

ですね。

ちょっとムリなんじゃないかと思っています。

 

各項目について、ちょっと考えてみたいと思います。

経費を削減する

経費を削減するっていうのは、当たり前なんですが、大きな資金繰りの改善までは行かないような気がします。

もちろん、小さなことからコツコツとやっていく必要はありますが、資金繰りが厳しいなら、小さくやってもあまり意味がありません。

 

よくある話で、電気をこまめに消すのがいいのか?と聞かれると、いいんでしょうけど影響は大きくないですよね。

それよりも、仕入先をかえたり、商品やサービスの流れを根本的に変えることによって、経費を削減するほうが大きな経費削減になる可能性があります。

 

それに、資金繰りが厳しくなってしまっているなら、経費を削減することはやっているはずです。

そう考えると、経費を削減するというのは、当たり前すぎるのかもしれませんね。

 

経費を削減するという意識は、常に持っていたいですが、大きく変更することを考えたいです。

売上の入金を早くする

売上の入金を早くするのは、大変なことですし、実現するのは難しいでしょう。

その理由は、相手(取引先)がいることですから。

 

取引先が納得してくれれば、入金は早くなるでしょうけど、取引先が納得ないと、売上の入金は早くできません。

さらに、取引先との関係が悪化してしまえば、売上すらあげることができなくなってしまいます。

 

そうなると、売上の入金を早くするには、新規の取引先に絞られてしまいます。

新規の取引先との関係は、これからのことになりますからね。

 

しかし、今までの取引先の方が取引の規模が大きかったりして、新規の取引先の入金のタイミングを早くしても、ずっと資金繰りが変わらないことも多いです。

今までお付き合いのある取引先の売上の入金を早くするのは、本当に難しいです。

支払いを遅くする

支払いを遅くするというのも、なかなか難しいものですね。

これも売上と同じで、相手(取引先)がいるので、うまく行かない場合が多いです。

 

取引先への支払いを勝手に遅くしてしまえば、こんどから商品などを売ってくれない可能性も出てきます。

外注なら、もうやらないということも言ってくるかもしれません。

 

このくらいで済めばいいですが、支払日を変更すると、会社の状況が良くないんじゃないの?とか噂されることもあるでしょう。

さらに、支払い期日が近づくと、何度もしつこく電話で請求してくる人、会社の前や仕事先のところで待ち伏せしてくる人がでてくることもあるでしょう。

 

こうなったら、仕事にならなくなってしまいます。

資金繰りをよくする方法としての支払いを遅くするには、やっぱり新規の取引先となってしまいます。

 

今まで取引のあるところは、なかなか言い出しにくいですね。

遊休資産を売却する

遊休資産を売却するというのが出てきますが、そもそも遊休資産がないということもあります。

使っていない土地が~とか書いてあると、そんな会社あるのか?とか思ってしまいますよね。

 

実際には、使い物にならない土地とかを持っている会社もありますが、なかなか使えない土地を持っている状況になることもありません。

遊休資産となると土地や建物が出てきますが、土地や建物などじゃないと思えば、ちょっと広がってくるかもしれません。

 

たとえば、使っていない機械や車があるとかだと、現実的になるでしょう。

その機械がスペースを使ってしまっているので、売却して小さいところに移って経費を削減するというのは、考えられることでしょう。

 

使っていない車を売却して、駐車場の料金も減らせるというのもあります。

使っていないけど、維持費や管理費がかかるものがありませんか?

 

そんなものは、売却や捨てることによって、経費が減らせるでしょう。

あと、問題なのは、たまに注文がくるので、保管してある機械などですね。

 

このあたりは、ちょっと悩ましい問題です。

今までのとおりにたまにくる注文を受けるのか、機械を売却や廃棄して今の事業に集中するのかですね。

 

なんとも難しい状況です。

出資を受ける・増資をする

出資を受ける・増資をするというのも、なかなかハードルが高いです。

そもそも出資してくれる人がいるのかどうか?ですね。

 

出資してくれる人がいても、会社の経営権の問題がでてきます。

やっぱり出資してくれる人は、儲かってリターンが欲しいですからね。

 

そうなると、経営に口を出したくなるはずです。

出資してくれる人がいれば、お金が入ってくるかもしれませんが、経営にも口を出してくる可能性があります。

 

そうなれば、本業に集中することもできないでしょう。

増資をするのも、お金がなければできません。

 

手続きもかかりますし、増資の前に会社に貸してしまっていると思います。

そうでなくても、資本金が増えれば、会社が最低限負担する税金(法人都民税均等割)が増えることもあります。

 

そうかんがえると、出資を受けたり増資をしたりするのは、現実的ではないですね。

会社がきびしくなる前に借入しよう!

会社のお金の流れがきびしくなる前に、お金を借りておきましょう。

その理由は、資金繰り改善策は、なかなか難しいことが多いです。

 

資金繰り改善策は、まっとうな事が書いてありますが、現実的にできるものは少ないです。

特に、相手(取引先)がでてくる改善策だと、資金繰り改善策は難易度が高くなります。

 

取引先にお願いに行く前にというか、そのずっと前に銀行で融資を受けて、お金を増やしておきましょう。

お金を増やして会社を安定させるのが、資金繰り対策をしない方法です。

 

もちろん、お金があるからと言って、資金繰り対策が必要ないわけではありません。

でも、せっぱつまってお願いするよりも、お金がある状態でお願いする方が、気持ちの上ではラクですからね。

5大資金繰り改善策があるけど、本当にこれでいいのか?できるのか?のまとめ

資金繰り対策をする前に、融資を受けましょう。

そして、お金を増やして余裕があるうちに、資金繰り対策をしましょう。

 

編集後記(1997)

朝、虹がかかっていました。

虹の下の方までくっきりと見えて、キレイでした。

 

55日記(2327)

クレープ制作キットで、クレープを作ったのですが、あまりヒットしなかったです。

味はそんなに悪くなかったのですが、なにかが気に入らなかったのでしょう。

 

66日記(1554)

コロコロドッチボールをやって「わたしをねらって~」と言っていたのですが、当たってしまうとすごく怒っていました。

そのあとは、ルールをかえてキャッチボールにしてしまいました。

 

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