お金が足りないなら貸借対照表をチェックしよう

この記事でわかること

貸借対照表の資産の部に注目

かしわざき
かしわざき

大豆をおやつにしようと思っている税理士の柏嵜忠弘です。

東京都大田区で開業しています。

お金が足りないな?とおもったら貸借対照表の資産の部を確認しましょう。

貸借対照表の資産の部は、お金の使い道が書いてあるからです。

この記事を読んで、貸借対照表の資産の部を確認してみましょう。

目次

お金が足りないなら貸借対照表をチェックしよう

お金がないと思ったら、貸借対照表の資産の部を確認しよう。

なぜなら、貸借対照表の資産の部は、お金・お金の使い道を示すものだからです。

貸借対照表は、

  • 資産の部⇒お金・お金の使い道
  • 負債の部⇒他人からのお金の調達
  • 純資産の部⇒自分でお金を調達

を表しているからです。

お金がないかも?と思った場合は、貸借対照表の資産の部を確認してみましょう。

貸借対照表のどの科目を確認するの?

貸借対照表のどこを確認するかというと、

  • 売掛金
  • 棚卸資産
  • 仮払金
  • 貸付金
  • 固定資産

などです。

各項目について、確認して行きます。

売掛金

売掛金が増えていれば、お金が減る可能性があります。

なぜなら、売掛金は、将来お金がもらえますよと言う勘定科目です。

売掛金が増える理由は、

  • 請求したけどもらっていない

です。

 

請求したけどもらっていない状況は、2つあります。

  • 請求して、振込んでくれる日になっていない
  • 請求したけど、払ってくれない

請求して、振込んでくれる日になっていない場合は、しかたないです。

でも、請求したけど、払ってくれない場合は、早くお金にする必要があります。

請求し忘れてしまって、もらえなくなっちゃったというのは、なくしましょう。

 

売掛金が増えたから、お金がなくなったのかもしれません。

棚卸資産

棚卸資産が増えていれば、お金が減るかもしれません。

なぜなら、お金を使って棚卸資産を購入しているからです。

棚卸資産は、お金を使って商品を購入して、まだ売れていない状況のことです。

これから販売すればお金になりますが、時間がかかります。

 

棚卸資産が増える理由は、商品の購入が多いということです。

この原因は、

  • これから売れるから多く購入した
  • 購入したけど売れ残っちゃった

などです。

これから売れるから多く購入した場合は、良いのですが、購入したけど売れ残っちゃった場合は、注意しましょう。

売れ残ってしまった場合は、安くしてもお金に変えて行きましょう。

 

棚卸資産が増えたから、お金がなくなったのかもしれません。

仮払金

仮払金が増えていれば、お金が減るかもしれません。

なぜなら、仮払金は、仮に払うと言う勘定科目だからです。

仮払金は、将来経費になったりしますが、とりあえず払ったということになります。

 

仮払金は、使った内容がよくわからないので、お金⇒仮払金に変更させただけです。

 

仮払金の注意点は、

  • 誰にわたしているのか
  • その後どうなるのか

です。

社員に渡していて、その後経費になる場合は、特に問題ありません。

でも、役員に渡していて、貸付金にしたくないから仮払金にしている場合や役員に渡して、仮払金のままで経費にならない場合は問題です。

税務署から「役員賞与じゃないの?」と指摘を受けるかもしれませんので、注意が必要です。

※役員賞与は、会社の税金は減りませんが、役員の所得税と住民税増えてしまう残念な経費です。

 

仮払金が増えたから、お金がなくなったのかもしれません。

貸付金

貸付金が増えていれば、お金が減るかもしれません。

なぜなら、貸付金は、お金を貸す行為なので、会社からお金が出ていきます。

貸付金は、これから返してもらえれば、お金になります。

 

貸付金の注意点は、

  • 役員貸付金

です。

役員貸付金は、役員に対して貸付けたものです。

役員に貸しているということは、役員の給料が少なかったのか?と思われてしまします。

例えば、利益が500万円で、役員貸付金が1,000万円だったとします。

役員貸付金1,000万円が役員の給料だったとしたら、500万円の利益△役員の給料1,000円=△500万円となり赤字となります。

役員が生活するために

役員貸付金があるとお金にだらしない会社だと思われて、しまいます。

銀行借入にも影響しますので、注意が必要です。

 

貸付金が増えたから、お金がなくなったのかもしれません。

固定資産

固定資産が増えたから、お金が減ったのかもしれません。

なぜなら、固定資産を購入すれば、お金が減っていきます。

固定資産は、金額が大きい場合は、銀行融資を活用するのが良いです。

現金で買ってしまえば、その分使えるお金が減ってしまうからです。

融資を受けて購入すれば、今ある現金は減りません。

 

固定資産を購入したから、お金がなくなったのかもしれません。

貸借対照表は、比較して確認しよう

貸借対照表をチェックするときに、その月・その年だけ確認していては、チェックできません。

前年や前々年分と一緒に比較しましょう。

貸借対照表は、その時の財務状況をあらわしますが、その時の分だけみても、「残高がこれくらいだな」としかわかりません。

 

比較することが重要です。

お金が足りないなら貸借対照表をチェックしようのまとめ

見出し
  • 貸借対照表の資産の部をチェックしよう
  • 勘定科目を確認しよう
  • 前期や前々期と一緒に確認しよう

 

編集後記

貸借対照表の資産の部について、書いてみました。

お金がなくなる原因は、負債が減ったということもあります。

でも、お金が減る⇒資産が増えるということあるので、確認してほしいです。

 

ゴールデンウィークの後半戦に突入しましたが、公園行って終わりという感じです。

そんな感じですけど、家族一緒だし「まっ、いっか」ですね。

 

55日記(1461)

ゴールデンウィーク中は、ずっと熱が出ていて外出できません。

明日、誕生日なんですけど、熱下がるかな?

下がってくれればいいなぁ・・・。

 

66日記(688)

夜中起きるのは減ったのですが、朝起きるのが早いです。

5時とかに起きられると、ちょっと困ります。

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