今期は、赤字になる可能性があるけど、どうしよう?と悩んでいませんか。
会社は、赤字の決算書になると、銀行融資を期待することができませんので、対策が必要となります。
今期が赤字になる可能性があったら、銀行融資でやることは
・黒字に向けてもがいてみる
・いっぱい赤字にする
・銀行融資を受けておく
となります。
この記事を読んで、今期が赤字になる可能性があったら、銀行融資でやることを確認しましょう。
今期が赤字になる可能性があったら銀行融資でやること3つ
今期が赤字になる可能性があるとわかったら、次のことをやっておきましょう。
・黒字に向けてもがいてみる
・いっぱい赤字にする
・銀行融資を受けておく
赤字になったら、この3つを確認しておきましょう。
各項目について、確認していきます。
黒字に向けてもがいてみる
まずは、黒字に向けてもがいてみましょう。
その理由は、諦めたらそこで終わりになってしまうからです。
諦める前にもがいてみて、黒字にすることを考えましょう。
でも、黒字って簡単に出るものではありません。
もがくなら、経理操作でもがいてみましょう。
例えば、勘定科目の移動です。
販売費及び一般管理費にある金額を、営業外利益や特別損失へ持っていくことはできないでしょうか?
赤字の原因が、退職金の場合は、退職金が特別損失にならないかどうかを考えてみましょう。
家賃収入があって、営業外利益に計上されている場合があります。
家賃収入を営業外利益にしていると、営業利益が赤字で経常利益が黒字となる場合があります。
固定資産税や減価償却費など家賃収入に対応する部分は営業外費用にしていますか?
家賃収入に関連するものを、営業外損失にすることで、営業利益がプラスになることがあります。
家賃収入の金額が大きい場合は、会社の定款を変更して、目的に追加することにより、売上高に持っていくことも忘れないようにしましょう。
売上高に家賃収入を持っていけば、営業利益の黒字が確保できることが多いです。
もがいてみて、ダメだった場合にやってはいけないのが、粉飾決算です。
粉飾決算は、銀行が見抜けないと思っている社長もいらっしゃるようですが、そんなに甘くはありません。
もし、粉飾決算がバレれば、銀行からの会社は信頼をなくし、これからの取引に影響が出てきます。
粉飾決算は、考えないようにしましょう。
決算が赤字になりそうなら、黒字に向けてもがいてみましょう。
ちょっとの赤字なら、黒字になる可能性は十分あります。
いっぱい赤字にする
もがいても黒字が無理な場合は、いっぱい赤字にしてしまいましょう。
その理由は、翌期を黒字にするためです。
今期の赤字が確定した場合は、連続赤字を避け、翌期を黒字にして、V字回復を目指しましょう。
V字回復を目指すためには、赤字になる今期をとことん赤字にしてしまって、来期を確実に黒字にする必要があります。
税務調査などで指摘される処理はまずいですが、法律の範囲内で考えて行きましょう。
たとえば、売上についてです。
決算期末の売上を、来期に回すことはできないでしょうか?
来期に回せば、今期の売上は減りますが、来期の売上は増えますし、利益も来期に持っていくことができます。
取引先に確認をして、翌月(こちらの会社では翌期)に納品でも良いかを、確認してみましょう。
翌月でも良ければ、来期に売上に持っていくことができます。
取引先の協力が必要となりますが、声をかけてできることはやっておきましょう。
このタイミングで、不良在庫を処分することも考えましょう。
不良在庫は、販売のタイミングを逃したものや、販売できないものです。
販売や処分をすることにより、損失が出ます。
でも、いつかやらなきゃいけないことでもあるので、赤字を出すタイミングでやっておきましょう。
使わない固定資産などがあれば、それを処分するのもオススメいたしますし、不良債権を貸倒処分するタイミングでもあるでしょう。
会社を経営しているとどうしても、決算では赤字を少なくするというのが、イメージが出てきてしまいます。
赤字になることがわかったら、今期は捨てるつもりで大きく赤字を出して、翌期を必ず黒字にすることを目指しましょう。
銀行融資を受けておく
会社が、決算をする前に赤字が確定しているなら、決算書を出す前に銀行融資を受けておきましょう。
その理由は、決算書が赤字になると、銀行融資を受けるのが、難しくなるからです。
銀行融資が難しくなるのがわかっているなら、その前に行動してしまいましょう。
銀行は、決算書を受け取ってしまえば、次の決算書ができるまでの間は、銀行融資の対応が決まってしまいます。
提出された決算書が赤字なら、その決算書を基準にして格付けが決まってしまいます。
その前に、銀行融資を受けるのがいいのです。
赤字になる前に銀行融資を受けるのはわかったけど、試算表はどうなんだ?という話がでてきます。
前回の決算から時間が経過していると、試算表を提出する必要があります。
その試算表が赤字ならどうなるんでしょうか?
やっぱり試算表も黒字の方がいいんです。
試算表が赤字の場合も、やっぱり銀行融資は受けにくくなるのです。
試算表で赤字になる前の、赤字になりそうだなってところで、銀行融資を申し込むのがベストです。
つまり、現在の試算表は黒字で、これから赤字になって行く可能性があるから銀行融資を受けるということです。
なかなか難しい状況ですが、先を予測して、銀行融資を受けるためには、赤字になるかの予測を常にする必要があります。
今期が赤字になる可能性があったら銀行融資でやること3つのまとめ
今期が赤字になる可能性があったら、やることは限られます。
赤字になったとしても、翌期のことを考えて行動しましょう。
今期が赤字になる可能性があったら、銀行融資でやることは、
・黒字に向けてもがいてみる
・いっぱい赤字にする
・銀行融資を受けておく
となります。
編集後記(2216)
先日購入した、スタンディングデスクが来ました。
ずっと座りっぱなしなので、これからは立って仕事ができます。
55日記(2546)
たぶん、初めての宿題をやりました。
楽しくやっています。
66日記(1773)
今日は、長女に内緒で保育園をお休みする予定ですが、隠しきれません。
よく聞いていると、言っちゃっているのですが、なかなか難しいですね。