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チャンスに見えて危険!経営者保証なしの銀行融資を理解しよう

この記事は、経営者保証なしの銀行融資について、解説しています。

 

最近は、経営者保証なしの銀行融資が多いって聞いているけど、どんなのかな?と悩んでいませんか。

この記事では、次のような内容で、経営者保証なしの銀行融資について確認しています。

・会社は経営者保証なし?あり?

・経営者保証なしで銀行融資は受けにくくなる

・経営者保証ガイドラインを理解する

 

会社の経営者保証なし?あり?では、最近は経営者保証なしの銀行融資が59%になっていることを確認しています。

経営者保証なしで銀行融資は受けにくくなるというのは、経営者保証なしに対応していかないと、銀行融資が受けにくくなることを解説しています。

経営者保証ガイドラインを理解するというのは、保証なしの銀行融資は、経営者保証ガイドラインが基準となるので経営者保証ガイドラインを解説しています。

 

この記事を読んで、最近多くなっている、経営者保証なし融資を受けていきましょう。

目次

会社は経営者保証なし?あり?

最近は、経営者保証なしの銀行融資が増えて来ました。

その理由は、金融庁が求めているものでもあります。

 

あなたの会社の銀行融資は、経営者保証なしですか?経営者保証ありですか?

最近は、経営者保証なしが増えていますが、どうでしょうか?

 

まずは、金融庁の出しているデータには、民間金融機関における「経営者保証に関するガイドライン」等の活用実績を確認してみましょう。

このグラフですが、2024(令和6)年の新規融資件数に占める無保証融資等の件数の割合は、59%となっています。

 

つまり、半分以上は、経営者保証なしの新規融資を受けているということです。

あなたの会社では、経営者保証なしでしょうか?ありでしょうか?

経営者保証なしで銀行融資は受けにくくなる

経営者保証なしでは、銀行融資は受けにくくなります。

その理由は、経営者保証がないことにより、銀行のリスクが増えてしまうため、審査が厳しくなるからです。

 

会社では、経営者保証がなくてラッキーと思っていても、銀行ではそう簡単な話ではありません。

経営者保証なしにすると、銀行はリスクが増えてしまうからです。

 

銀行融資へのリスクが増えて行くなら、銀行融資の時の審査を厳しくしなければいけなくなります。

上でも書きましたが、経営者保証なしが59%となっていて、銀行には金融庁からも「経営者保証なし」をするように言われています。

 

そうなると、銀行は、「経営者保証がある銀行融資をしたくない」と思うことになります。

その理由は、経営者保証なしの実績が減ってしまうからです。

 

銀行は、融資もしたいけど、経営者保証なしの実績も上げたいのです。

そうなると、経営者保証なしでも大丈夫な会社が融資を受けられる可能性が高くて、そうでない会社が融資を受けられる可能性が低くなってしまうのです。

 

そして、問題は、1つの銀行だけではないということです。

他の銀行からの銀行融資も、受けにくくなる可能性があるのです。

 

その理由は、銀行の横並び体質です。

つまり、「あの銀行の借入金残高が増えていない」と他の銀行が思えば、「なにか問題があるんじゃないのか?」と思うわけです。

 

では、「うち(の銀行)も、銀行融資しない方向でいこう」となってしまうのです。

銀行融資を受けている銀行が、なかなか貸してくれないとなれば、他の銀行も貸さないということになります。

 

これからは、経営者ガイドラインを確認して、厳しい審査を乗り越えていく必要があります。

経営者保証ガイドラインを理解する

これから保証なし融資を受けようと思うなら、経営者ガイドラインを理解しましょう。

その理由は、経営者保証なしの銀行融資を受けるには、会社を変えて行かなければいけないからです。

 

経営者ガイドラインのメインは、次の3要件です。

・法人と経営者個人の明確な区分・分離

・財務基盤の強化

・財務状況の正確な把握と適時適切な情報開示による経営の透明性確保

となります。

 

この3要件を満たしていると、経営者保証は受けやすくなりますし、3要件を満たしていないなら経営者保証は受けにくくなるのです。

経営者保証なしの融資ができると聞いたことがあっても、具体的にどうしたらいいのかがわからないと問題です。

 

まずは、経営者保証ガイドラインを確認しましょう。

ということで、ここでもちょっと確認していきます。

法人と経営者個人の明確な区分・分離

法人と経営者個人の明確な区分・分離というのは、会社と社長個人のお金のやり取りを分けるということです。

会社=社長と思っていることが多いので、会社と社長個人がグチャグチャになっていることもあるでしょう。

 

そのグチャグチャを、やめてスッキリさせるということです。

具体的には、

・会社が使う建物や車などは、会社の所有とすること

・社長個人が会社に建物などを貸している場合は、きちんとした賃料を払うこと

・会社は、社長にお金を貸さないこと

・社長は、会社のお金で個人的な飲食代などを使わないこと

などです。

 

会社=社長だったものを、会社と社長を分けるということになります。

財務基盤の強化

財務基盤の強化というのは、会社だけで銀行融資が返済できることです。

経営者保証ありというのは、中小企業の信用力が小さいので、社長の個人資産で信用力を補完するためにあります。

 

経営者保証なしにすると、社長の個人資産の信用力を使えなくなります。

会社の収益力だけで銀行融資を返済するとなると、財務基盤の強化は必要となってきます。

 

財務基盤の強化というのは、社長個人の資産をあてにできなくなったので、会社が自力で返済していくために必要なことです。

財務状況の正確な把握と適時適切な情報開示による経営の透明性確保

財務状況の正確な把握と適時適切な情報開示による経営の透明性の確保というのは、年1回の決算書だけではダメということです。

銀行融資を受けたあとは、決算が終わったら、銀行に決算書のコピーを提出して終わりというところが多いでしょう。

 

でも、経営者保証なしの場合は、それではダメなんです。

経営者保証なしとなれば、銀行はキチンと返済してくれるのだろうか?と心配になりますので、定期的な資料の提出が必要となります。

定期的な資料となると、

・試算表

・資金繰り表

というものがあります。

 

この資料を挺出することにより、会社の透明性を確保することになります。

チャンスに見えて危険!経営者保証なしの銀行融資を理解しようのまとめ

経営者保証なしは、チャンスに聞こえますが、ピンチなのかもしれません。

まずは、経営者保証ガイドラインの3要件を確認して、会社に適用できるようにしましょう。

 

編集後記(2355)

昨日は、久しぶりにランニングをしました。

もしかしたら、肉離れかと思っていましたが、心配ないようなので、横浜マラソン5時間切に挑戦したいと思っています。

 

55日記(2685)

月曜日は、学校に行くのに泣いちゃったりしましたが、慣れてきたようです。

別れ際何度も振り返っていましたが、泣かずに行けました。

 

66日記(1912)

夜のちょっとした時間にUNOをやっているのですが、ルールが良くわからないので、サポート役をしています。

早く一緒に遊べるようになって欲しいですね。

 

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