貸借対照表は、難しいので見ないという方も多いかもしれません。
数字を見るだけでは、わかりませんので、どういう感じでお金を調達して、使ったのかだけを確認しましょう。
この記事を読んで、貸借対照表でお金の流れを確認しましょう。
貸借対照表をよく見てみるとお金の流れがわかるかも?
貸借対照表は、その時点の経営状態を表しています。
でも、その時点の経営状態ってなんだ?とも思えますよね。
経営状態と考えると、けっこう難しい話となってしまいます。
お金の流れと思って見ていくと、見にくい貸借対照表が見やすくなるかもしれません。
まずは、貸借対照表の基本から確認していきます。
貸借対照表は、
・資産
・負債
・純資産
に分かれています。
この3つは、
・資産⇒お金の使い道
・負債⇒お金を他人から調達
・純資産⇒お金を自分で調達
と考えます。
こんな感じで見ていくと良いです。
まずは、調達方法から確認します。
負債と純資産になるのですが、負債から行きます。
負債は、お金を他人から調達したものです。
代表例が、借入金です。
銀行からお金を借りて、調達したということが確認できます。
純資産は、お金を自分で調達したものです。
代表的なものが、資本金です。
資本金は、出資者に出資してもらうのですが、自分で調達したことになります。
あと、重要なのが利益です。
過去の利益の集まりは、会社が仕事をして利益をだして、お金を調達したことになります。
負債と純資産は、お金の調達方法が書いてあります。
貸借対照表は、まず負債と純資産が書いてある右側から見るのがいいでしょう。
そして、資産を見てみましょう。
資産は、お金の使い道が書いてあります。
負債と純資産で調達したお金を、どうやって使っているかを確認しましょう。
現金にあれば、現金として残っているということです。
ここでの見方ですが、きっちりと数字を見ないほうがいいでしょう。
例えば、負債が200万円と純資産が200万円だったとします。
車両が300万円だったら、負債と純資産で調達したお金が、車両300万円になったんだなと見るといいです。
こまかく円単位で確認すると、わかりにくくなります。
ざっと見るというのがポイントなので、ざっと確認しましょう。
だいたいで良いので、負債と純資産で車を買ったんだというような感じでいいです。
こんな風に見ていくと、貸借対照表でお金の流れがわかってきます。
貸借対照表は、まずは負債と純資産を確認しましょう。
負債と純資産で調達したお金が、資産としてなにに使われているかを確認しましょう。
貸借対照表は、2期並べて見てみましょう
貸借対照表は、作った期だけで読み取ろうとすると、かなり難しくなります。
そのため、2期並べてみるのがいいでしょう。
前期と当期の2期並べて、差額を確認してみると、わかりやすくなります。
ここでも、まずは負債と純資産から確認します。
負債の中ので、借入金が増えたか減ったかを、確認しましょう。
借入金が増えていれば、その分資産が増えているはずです。
純資産が増えていれば、その分資産が増えているはずです。
こんな感じで、負債や純資産の増減が、資産のどこに出てきているのかを確認するといいでしょう。
負債が増えて、棚卸資産が増えている場合は、負債の部分が棚卸資産になったのかな?と思えるわけです。
負債と純資産が増えて、車両が増えている場合は、負債と純資産で調達したお金が、車両になったんだなって感じになります。
円単位まで確認すると大変ですから、数十万円単位で確認してみましょう。
負債が10万円くらい増えているから、資産の〇〇が10万円増えているんだなと言う感じです。
貸借対照表は、図で確認しよう
貸借対照表は、読むのが難しいです。
〇〇な感じでとか、円単位までは確認しないでというのは、ざっくりと内容を理解してほしいからです。
貸借対照表を数字で確認するのが難しいなら、図で確認しましょう。
資産・負債・純資産を図にしてみると、わかりやすくなるかもしれません。
図解については、次の記事を参考にしてみてください。
貸借対照表をよく見てみるとお金の流れがわかるかも?のまとめ
貸借対照表は、難しい書類です。
お金の流れだけに絞ってみると、わかりやすくなるかもしれません。
まずは、負債と純資産で、お金をどのくらい調達したかを確認しましょう。
そして、資産でなにを使っているかを確認しましょう。
編集後記 (2175)
外出しましたが、雨が降って大変でした。
雨が降らないのも問題ですが、降るのも大変ですね。
55日記(2505)
ピアノの練習をしました。
となりのトトロを、友だちと弾きたいそうです。
66日記(1732)
顔がカサカサしています。
クリーム塗っているんですけど、どうしてなんでしょう?