確定申告書を作成するには、その年に発生した、売上・仕入・経費を入れなければいけません。
そのため、確定申告書を作るときに、翌年の入金や支払について確認しましょう。
令和5年の確定申告をする場合は、令和6年の入金や支払いに注意しましょう。
令和5年にやった仕事が令和6年に入金した場合は、令和5年の売上です。
令和5年にやった仕事の経費は、令和6年に支払っても、令和5年の経費となります。
この記事を読んで、確定申告をする年の翌年の入金や支払いに注意をしましょう。
来年の入金と支払いに注意して確定申告書を作りましょう
確定申告書というか、青色申告決算書を作る場合は、作成する年の翌年の1月や2月の入金や支払いには、注意をしたいです。
なぜなら、1月や2月に入金や支払っても、前の年の入れなければいけないものがあるからです。
そのため1月や2月の通帳やクレジットカードの動きをよく確認しましょう。
売上について
売上の基本は、やったところまでです。
入金したところや請求したところではありません。
そのため、1月や2月に入金したもので、前年にやった仕事は、前年の売上となります。
たとえば、令和6年1月に入金したとします。
それが、令和5年に仕事した場合は、令和5年の売上になるのです。
この場合の処理は、令和5年の会計ソフトに
(借方) | (貸方) |
(売掛金) | (売上) |
という仕訳が必要となります。
そして、令和6年の会計ソフトの入金時の仕訳は、
(借方) | (貸方) |
(普通預金) | (売掛金) |
とします。
売上はやったところまでで、会計ソフトに仕訳を入れる必要があります。
支払いについて
支払いについても、入金と同じことになりますが、ちょっと違うことがあります。
支払いについては、仕入・経費に分けて解説します。
仕入れは、仕入れた分というよりは、使った分を経費にします。
そのため、仕入れても使っていない分は、在庫にすることになります。
まずは、1月や2月に支払った分の中で12月に仕入れたものを仕入れとします。
令和5年の会計ソフトの仕訳は次のようになります。
(借方) | (貸方) |
(仕入) | (買掛金) |
仕入れをした中で、12月31日に残っている分を、在庫として仕訳をします。
(借方) | (貸方) |
(商品) | (期末商品棚卸高) |
という仕訳となります。
税理士が作っていない確定申告書を見ると、仕入と買掛金の仕訳をいれる方はいます。
経費が増えるからです。
でも、在庫を入れない方は、けっこう多いです。
仕入れがある仕事の場合は、在庫があるかどうかを確認しましょう。
令和6年に支払いをした場合は、令和6年の会計ソフトに
(借方) | (貸方) |
(買掛金) | (普通預金) |
と入力します。
そして、在庫は年初から使いますので、
(借方) | (貸方) |
(期首商品棚卸高) | (商品) |
という仕訳を1月1日の日付で作成しましょう。
経費についても、仕入れとほとんど同じです。
よくあるのが、
・水道光熱費(電気代・ガス代・水道代)
・通信費(携帯代・固定電話代)
・クレジットカードの内容
などです。
クレジットカードの中の使ったが12月31日までは、経費になりますので、クレジットカードの明細を確認しましょう。
このときの仕訳は、令和5年の会計ソフトに
(借方) | (貸方) |
(旅費交通費など) | (未払費用) |
となります。
支払ったときは、令和6年の会計ソフトに
(借方) | (貸方) |
(未払費用) | (普通預金) |
となります。
経費は探そうとすると、見つけるのが難しいです。
支払ったあとに、いつの分なのかを確認して、経費にいれるとラクです。
来年の入金と支払いに注意して確定申告書を作りましょうのまとめ
売上は、やったところまで。
経費は、つかったところまで。
この2つが、基本となります。
全部いれないと、正しい確定申告書が作成できませんので、注意しましょう。
編集後記(1726)
どこに行ってもイルミネーションがあって、年末って感じですね。
そろそろ来年の目標を決めたいところです。
55日記(2056)
保育園から帰ってくると、耳元で「公園でチョコたべた」と教えてくれました。
次女には、内緒だったようです。
66日記(1283)
熱が出たので、おやすみでした。
夜も私のヒザで、寝ていました。