税理士試験でこだわってしまったミス3つ

税理士試験を受験された方は、お疲れ様でした。

私も税理士試験の受験生でした。

 

税理士試験は、かなり理不尽な試験だと思いますが、これが現状です。

他の人も同じ状況なので、しかたないけど受験してくださいという感じです。

 

私は、税理士試験の合格まで、10年以上かかりました。

諦めなければ合格する試験なんですが、変なこだわりを持ってしまったから試験の合格が遅くなったのかもしれません。

 

今回は、広い視野を持ちましょうという、税理士試験の先輩からのお話です。

目次

税理士試験でこだわってしまったミス3つ

税理士試験にこだわって失敗してしまったと思うことがあります。

こだわると見失うことが多いので、落ち着いて現状とこれからを考えましょう。

 

そのためにも、私の変なこだわりのミスを書いていきます。

そのこだわりのミス3つは

  • 国税3法がいい
  • 試験を受けなきゃいけないという思い込み
  • この事務所じゃないといけないという思い込み

各項目について、語って行きたいと思います。

国税3法がいい

国税3法に合格するのがいいと思っていました。

なぜなら、事務所の所長がそうだったからです。

国税3法とは、

  • 法人税
  • 所得税
  • 相続税

です。

 

でも、そんな必要はないと思います。

税理士試験を受験される方は、合格しやすい科目を選択してください。

 

試験勉強を受けなくても、実務はその後のがんばりでなんとかなります。

というか、なんとかしましょう!

 

私は、法人税を合格した後に所得税を勉強しました。

そこで、結構な沼にハマってしまって、合格を遅らせることとなります。

 

税理士試験を受験する方は、しっかりとどの科目を選択するのか考えた方がいいです。

合格科目は、お客様にはほとんど聞かれません。

税理士の友達にも、聞かれたことはありません。

 

たまーにですが、「得意分野はなに?」と聞かれるくらいです。

でも、これは得意分野であって、合格科目は?ではありません。

合格科目を気にしているのは、本人ぐらいだと思ってください。

 

仕事をちゃんとやっていれば、そんなことは気にされませんので、合格しやすい科目を選択するのはアリです。

ちなみに、私は

  • 法人税
  • 相続税
  • 消費税

を取りました。

 

私が事業税や住民税を受験しなかったのは、興味がもてなかったからです。

さらに、事業税や住民税などのミニ税法(税理士受験界ではこう呼びます)は、理論暗記なので高精度が求められます。

それが、ムリだと思ったので受験はしていません。

試験を受けなきゃいけないという思い込み

試験を受けなきゃいけない思い込みというのがありました。

今では、大学院で免除(通称院免)でも良かったかもしれないと思っています。

 

院免=負けみたいな感じを取る方も一部いるかもしれません。

それは、税理士業界だけだと思います。

 

私も、院免というルートがあれば、検討しても良かったと思っています。

もちろん、院免が楽だからというわけではありません。

まったく考えなかったことを残念に思っています。

 

上で書いた国税3法と一緒で、お客様は税理士になったルートを気にしません。

税理士ですと言って、「試験?院免?」などと聞かれたことは1度もありません。

 

古い事務所にいると、試験で合格した所長がいますので、試験のみを正解と思っていることもあるでしょう。

でも、どのルートでも資格は資格です。

 

弁護士や公認会計士も税理士になれるのですから、資格は資格なのです。

もしルートを気にするのなら、やめたほうがいいと思います。

 

試験も院免も両方考えて、先のことを決めていきましょう。

この事務所じゃないといけないという思い込み

税理士試験は税理士事務所と深く関係があります。

自分がいる事務所で、税理士試験を乗り越えるかどうかを確認してみましょう。

ずっといる必要はないのですし、ある程度の実務経験があれば、転職することは可能です。

 

税理士事務所は小さいコミュニティです。

自分から情報を取らないと、新しい情報は入ってきません。

 

受験が終わった所長や受験していない所員が、昔の経験から話すことがあります。

でも、それがその時代にあっているかどうかはわかりません。

必ず、自分で確認したほうがいいです。

 

私は転職するときに「ここをやめたら行くところはない。自分で確かめてみろ」と言われました。

転職活動は、面接する90%くらいは合格していました。

言われた話とは、まったく違っていたのです。

 

10年くらい前でこんな感じなので、会計業界に進む人が少ない今なら、かなりの確率で転職活動は成功すると思います。

※この話も昔話になりますので、新しい情報を仕入れてくださいね

 

  • 自分がその事務所に合っているのか?
  • ずっと勤めて合格できるのか?
  • 他に道はないのか?

を良く考えてください。

 

まあ、良く考えなくても税理士にはなれますが、時間はかかります。

資格試験なんて、最短がいいにきまっていますので、真剣に考えてみてください。

真剣に考えなかった先輩より

税理士試験でこだわってしまったミス3つのまとめ

本当は、消費税の記事を書く予定だったのですが、税理士試験も終わったし、この時期にしか書けないので書いてみました。

古くて参考にならないかもしれませんが、「こだわり」をなくしてほしいです。

知らぬまにこだわってしまうかもしれませんので、自分を見直してください。

 

税理士試験でこだわってしまったミス3つは

  • 国税3法がいい
  • 試験を受けなきゃいけないという思い込み
  • この事務所じゃないといけないという思い込み

編集後記(1595)

久しぶりに渋谷のセンター街を歩きました。

アウェー感半端なかったです。

 

55日記(1925)

保育園でつかうお昼寝用のシーツなどに、こだわりが出てきました。

私が選んだものを「これじゃイヤ、自分でえらぶ」と言って自分で選んでいました。

次から、自分で用意するように動かそうと思いました。

 

66日記(1152)

保育園から帰ってきて「おしごといって、ねた?」と聞かれました。

なぜか「ねた」のか確認したかったみたいです。

 

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