銀行融資で1番大切なのは?と聞かれると、決算書と答えます。
そのくらい決算書が重要となります。
でも、銀行って決算書を直したりしているんですよ。
それは、現状にあわせた実態にしているということです。
あと、決算月って意識したことありますか?
決算月で決算書って変わってきます。
この記事を読んで、銀行融資の決算書について、確認しましょう。
銀行融資で1番大切なのは決算書である
銀行融資での決算書は、とても大切です。
その理由は、税務署に提出するものであり、信用度が高いのです。
決算書の他に銀行融資で提出するものとしては、試算表があります。
試算表は、試算のためそれほど重要視されませんし、決算から時間が経過しているから提出するものです。
決算書が良いか悪いかで、銀行融資が受けられるか受けられないかが決まります。
決算書を受け取った銀行は、決算書の内容を確認して格付けをします。
この格付けが良ければ、融資は受けやすいですし、悪ければ融資が受けにくくなります。
決算書を税務署に提出するのは、年に1回となります。
その年1回に提出された決算書で、銀行融資の方向性がきまります。
決算書が良かったら融資が受けやすく、良くなかったら融資が受けにくくなります。
決算書が債務超過になってしまうと、融資がうけにくくなるのは、その流れとなります。
銀行融資を受けるには、決算書をきちっと磨いて行くことを意識しましょう。
銀行融資の決算書は大事だけど、銀行は決算書を信用していない?
銀行融資の決算書は大切だけど、銀行は決算書を信頼していません。
その理由は、銀行は決算書を修正しているからです。
修正していると言っても、修正して間違いを指摘するわけではありません。
実態にあった決算書に変更しているということです。
たとえば、売掛金があったとします。
売掛金には、関係がこじれてもらえない売掛金が、なん期になっても残っていたとします。
この場合は、その売掛金はもうもらえないものとして、修正をします。
そうなると、会社が税務署に提出した決算書よりも、売掛金が少なくなります。
もう1つ例をあげると、固定資産です。
固定資産があるかないか、きちんと使われているかどうかも重要ですが、減価償却費を経費にしているかどうかも確認します。
法人税の場合は、減価償却費は任意計上といって、やってもやらなくてもいいというルールがあります。
でも、会計上のルールでは、きちんとしたその期の利益を把握するために、減価償却費はやらなきゃいけないものとなります。
そのため、会社が赤字の場合は法人税のルールを使って、減価償却費を計上しないで決算書を黒字にしたり、大幅な赤字を回避しようとします。
銀行融資では、減価償却費の計上も決算書の訂正ポイントとなります。
この2つが訂正ポイントとなる決算書の場合は、資産が減ったり経費が増えることになり、銀行融資では不利に働きます。
このような感じで、決算書を変更していき、実態にあった決算書に変えていき、融資を検討するのです。
銀行融資の決算書は大事だけど、決算月も大事
銀行融資の決算書は大事だけど、決算月も大事なんです。
その理由は、決算書の黒字を確保するには、決算月をいつにするのかも重要だからです。
決算月なんて重要じゃねーよって思いますよね。
そう思うんですけど、以外に重要だったりします。
まずは、黒字になる決算書と決算月の関係です。
黒字になる決算書にする場合に必要なのは、黒字になるタイミングです。
この黒字になるタイミングが先なのか後なのかで、気持ちの余裕が変わってきます。
会社によって違うでしょうが、利益の出るタイミングってありますよね。
よくあるのが、3月は年度末なので忙しいとかです。
決算を3月にすれば、年度末なので黒字が出やすいですよね。
でも、それっていいことなのか?って考えたことありますか。
3月決算で3月に黒字になるなら、タイミング的には遅すぎないですかね。
例えば、12月決算にすると、1月スタートになります。
1月スタートで3月に黒字になれば、期の前半で黒字が確保できますよね。
期の前半に売上や利益が多く出れば、ホッできます。
もし、後半戦が悪かったとしても、この黒字をどうやって確保しようか考えられます。
でも、3月に黒字になるタイミングで3月決算の場合は、ずっと赤字で3月に利益が出て黒字って場合もあります。
もしかしたら、ドカンと黒字が出てしまうかもしれません。
まったく決算対策などできずに、決算に向かうことになります。
決算月については、真剣に考えてもいい気がしませんか?
つぎに、銀行融資と決算月の関係です。
銀行融資と決算月も関係があります。
それは、銀行融資を受けやすい時期というのがあるのです。
銀行では、9月の中間決算と3月の決算があるところが多いです。
銀行も決算書をよく見せるために、9月と3月に銀行融資を申しこんで欲しいのです。
そうなると、その前の8月や2月までに決算が終わっている方がいいですよね。
こう考えていくと、銀行融資では6月決算や12月決算がいいということになります。
※会計事務所のことを考えると、12月は勘弁してほしいところなんですけどね
決算月は変更できますので、もし利益の確保ができない場合は、決算月の変更も検討してみましょう。
銀行融資で1番大切なのは決算書であるのまとめ
決算書は大切ですので、黒字にしていきましょう。
決算書を黒字にするために決算月についても、考えていきましょう。
編集後記(2029)
昨日は、結婚記念日でした。
すっかり忘れていましたが、結婚記念日のケーキは事前に話をしていたため、セーフでした。
記念日は、あぶないですね。
55日記(2359)
日曜日に食事会があるので、あいさつをお願いしました。
文章を書いて、それを読むだけですけど、どうなるのか楽しみです。
66日記(1586)
はじめて、友達からお手紙をもらいました。
女子は、お手紙書くのが多いですね。