初めて消費税の申告をするけどどうしたらいいの?と思っていませんか。
この記事では、初めての方向けに書いていて
- 会計ソフトを使おう
- 確定申告書よりも消費税の申告書を先に作ろう
- 消費税のかかる売上について
- 消費税の検算をしよう
- 迷ったら相談しよう
という内容になっています。
この記事を読んで、消費税の申告に立ち向かっていきましょう。
※“はじめて”と書いていますので、原則課税の税抜処理は無視しています。
You Tubeでも解説しております。
よかったら、見て下さい。
会計ソフトを使って消費税の申告をしよう
会計ソフトを使って消費税の申告をしましょう。
なぜなら、会計ソフトを使ってその流れで消費税の申告をするほうがラクだからです。
最近の会計ソフトは、前提をきっちりと設定しておけば、消費税の計算は自動で行われます。
気持ちがラクになりますので、会計ソフトを使いましょう。
事業を始めたばかりで、お金がないという方もいるかもしれません。
でも、ここは投資しておくべきです。
帳簿作成、消費税申告、確定申告書作成の3つができる会計ソフトを導入しましょう。
国税庁の確定申告書等作成コーナーが、悪いわけではありません。
あれはあれで、かなり使いやすいです。
質問に答えて金額を入れていくと、サッと計算できます。
さっきも、ちょっといじったのですが、よくできていると感じました。
でも、国税庁の確定申告書等作成コーナーは、手元の情報を入力しなければいけません。
慣れていないと入力ミスなども起こります。
会計ソフトの場合は、会計が間違っていたときや訂正した時は、自動で消費税の計算を訂正してくれます。
国税庁の確定申告書等作成コーナーは、再度入力することになりますので、間違える可能性が高くなります。
そして、初めて消費税を計算する方は、インボイス制度を登録した方だと思います。
そうすると、消費税の計算をしなきゃいけないのは、10月~12月の消費税のかかる売上となります。
この期間を間違えてしまうと、消費税の計算を間違えてしまうことになります。
会計ソフトに入っている情報を動かさずに、消費税の申告書を作る方が良いので、会計ソフトに入っている消費税の申告ソフトを使いましょう。
一気にできる会計ソフトを使った方が、慣れていない方にはやさしいですよ。
消費税の申告を確定申告よりも前に作ろう
消費税の申告を確定申告よりも前につくりましょう。
なぜなら、消費税は経費になります。
消費税は、払ったときにも経費になりますが、発生したときに経費にするのがいいです。
来年は、どうなるかわからないから、早めに経費にしておけばいいのです。
そして、来年分の消費税は、来年の経費にしましょう。
発生したときに経費にするのが、スムーズとなります。
もちろん、払ったときに経費にするのも問題ないですが、そうすると経費になるタイミングが遅くなります。
処理としては、消費税の申告作成⇒会計ソフトへ入力⇒青色申告決算書作成⇒確定申告書作成という流れになります。
会計ソフトへの入力は、決算整理仕訳を使います。
消費税が100,000円だった場合の仕訳は、
(借方) | (貸方) |
(租税公課)100,000 | (未払消費税等)100,000 |
としましょう。
この仕訳を入れるだけで、消費税が経費になります。
貸借対照表をつけない方でも、消費税は経費にできます。
未来はなにが起こるかわかりませんので、早めに経費にしておきましょう。
消費税のかかる売上に注意しよう
消費税は、売上にかかると思っている方が多いのですが、売上の他にもかかる場合があります。
そのため、消費税のかかる売上に注意しましょう。
消費税のかかる売上を消費税の計算に入れるのを忘れた場合は、消費税の納税もれが発生してしまいます。
よくあるのが、事業で使っている車を下取りしたときです。
下取りっていうと、次の車の支払いが少なくなるというイメージですが、下取りは消費税のかかる売上となります。
そのため、消費税の計算に入れなければいけません。
例えば、車が3,300,000円だったとして、下取りが300,000円だとします。
このときは、支払いが3,000,000円になるので、3,000,000円を車両としてしまう方が多いです。
この場合は、3,300,000円が車両となり、減価償却の対象となります。
そして、300,000円は消費税のかかる売上となり、本業の売上と一緒に消費税の計算に含めます。
車の他でも、経費にしたもので使わないものをフリマアプリなどで売却した場合や中古ショップに売却した場合も対象となります。
消費税の対象は、売上の他にもありますので、雑収入も確認して下さい。
私が書くブログの消費税の記事は、消費税のかかる売上と書いていて、売上と書いていません。
消費税のやっかいなのは、この消費税のかかる売上を正確に出すことです。
他人になにかを渡したことが、消費税の対象となる可能性もありますので、消費税の可能性を常に疑いましょう。
消費税申告の金額の検算をしよう
申告書が作成できたら、検算をしましょう。
理由としては、間違っている可能性もあるからです。
初めての消費税の申告の方は、2割特例が多いでしょう。
検算のしかたは、国税庁のホームページにちょっとありますので、やってみてください。
2割特例の方は、これと似たような数字になればOKです。
これは、2割特例用の消費税及び地方消費税の確定申告の手引きから抜粋しました。
会計ソフトで入力する場合は、この手引は読む必要がありません。
手書きの場合に使うからです。
読む場合は、最初の3ページまで読みましょう。
簡易課税のかたなどは、freeeという会計ソフトのホームページにシミュレーションがありますのでやってみて下さい。
会計ソフトで消費税を計算する場合は、その会計ソフトを信じましょう。
その前の、消費税のかかる売上に関しては、最新の注意を払いましょう。
消費税の計算は、相談しましょう
消費税の計算は難しいです。
悩んだらお近くの税理士に相談をオススメします。
仲間内で相談するのもいいのですが、それでは正しい結論がでません。
車の免許を持っていない人に、車の運転を教わるのと同じになってしまいます。
確定申告の時期は、税務署に電話をかけてもすぐにはつながりません。
今回は、インボイス制度が始まった最初の確定申告になりますので、いつもより繋がらないでしょう。
税務署に相談に行こうと思っても、予約制となります。
使う時間と相談できないストレスを考えると、お近くの税理士に相談した方が早いかもしれません。
インボイス制度ではじめて消費税の申告をするあなたへのまとめ
消費税の計算が初めてという人は、うまく行かないことも多いでしょう。
早めに動いて、確定申告時期をラクに過ごしましょう。
編集後記(1686)
月次処理を行いました。
11月は仕事が集中してしまうので、なんかイヤですね。
55日記(2016)
電車で遠足に行きました。
心配していた乗り物酔いもなく、友達と電車に乗れて楽しかったようです。
66日記(1243)
朝、公園にお散歩にいきました。
「ニャンニャンがいる!」と興奮気味に言っていました