銀行融資を受ける時に準備したい資料５つ

2025年6月18日

銀行融資を受ける時には、資料の準備が必要ですが、決算書だけでいいのかな？と悩んでいませんか。

決算書だけだと、ちょっと資料が少ないですね。

銀行融資を受ける時に準備したい書類は、

・決算書

・資金繰り表

・借入金一覧表

・試算表

・会社の概要書

となります。

銀行に「用意して」と言われなくても、用意をしましょう。

銀行融資は、銀行にアピールするチャンスとなりますので、きっちりと用意しましょう。

銀行融資を受ける時に準備したい資料5つ

銀行融資の時には、事前に準備をしたいところです。

その理由は、銀行に要求される前に資料を準備して、アピールの材料としたいからです。

事前に準備しておきたいのは、

・決算書

・資金繰り表

・借入金一覧表

・試算表

・会社の概要書

となります。

各項目について、確認していきます。

決算書

決算書は、必ず必要となります。

その理由は、決算書を元にして、銀行融資が行われるからです。

決算書がなければ、銀行融資は始まりません。

決算書は、会計事務所からもらった決算書一式と思ってください。

貸借対照表や損益計算書だけの決算報告書だけではありません。

法人税、地方税、消費税の申告書も一緒に提出します。

決算書は、事前にコピーを取っておきましょう。

銀行に貸してしまうと、いつ戻ってくるかわからないからです。

銀行融資の基本中の基本となる、決算書は必ず用意をしましょう。

資金繰り表

資金繰り表は、銀行融資を受ける時に、必要な書類となります。

資金繰り表を提出してもらう理由は、この先の予定のお金の動きを確認するためです。

そして、なんでお金が必要で、銀行融資が必要なのかを確認するためです。

資金繰り表は、6か月～１年分を作るとよいでしょう。

資金繰り表があれば、銀行融資をうけることにより、きちっとお金が回って行くことを説明できます。

もし、資金繰り表がない場合は、今後のお金の動きがわからないので、すぐにお金がなくなってしまって、銀行融資を申し込んで来ないとかがわかります。

今後のお金の流れを示すことにより、銀行融資が必要な事をアピールできますので、必ず作りましょう。

借入金一覧表

銀行融資を受ける時は、借入金一覧表を作りましょう。

その理由は、現在の借入金の状況を説明するためです。

詳しい方は、「決算書の勘定科目内訳明細書に書いてある」と思いますが、勘定科目内訳明細書では情報が少ないですし、会計事務所がどこまで記入するかはわかりません。

そのため、借入金一覧表をつくりましょう。

借入金一覧表の役割は、会社がどんな銀行融資を受けているかを確認するものです。

他の銀行の融資の情報を見せてもいいのか？という疑問もあるでしょう。

結局は、質問されれば答えなければいけないですし、決算書である程度出てしまっている情報です。

出し惜しみするくらいなら、全部出してしまう方が、よいでしょう。

全部出してしまえば、銀行との信頼関係を築くこともできます。

試算表

決算書を提出するので、必要ないだろうと思っている方も多いですが、試算表も銀行へ提出しましょう。

その理由は、決算が終わったあとも、会社は動いているからです。

そのため、決算書以後の会社の状態を示すには、試算表が必要となります。

試算表は、ただ作っただけでは問題です。

正確な試算表を作って、会社の経営に生かせるものにしましょう。

銀行融資では、決算から3か月が過ぎれば、試算表を要求されます。

銀行は、返済できるか？を見たいのですが、決算後も返済できるか？を確認するには、試算表が必要となります。

毎月試算表を作成していれば、銀行から「試算表を出してください」と言われた時にすぐに対応できますし、事前に揃えておきたい書類です。

会社の概要書

会社の概要書は、新規に銀行融資を受ける時に、必要となります。

その理由は、新規に銀行融資を受ける時は、銀行は会社のことを知らない場合もあります。

そのため、会社の概要をつくりましょう。

もちろん、新規融資の場合でも、銀行の担当者とコミュニケーションが取れているのであれば、提出する必要はありません。

でも、知らないことも出てくるかもしれませんので、念の為に提出することをオススメします。

会社概要は、会社の内容をお伝えするものなので、

・社名

・創立年月日

・事業内容

・所在地、連絡先

・資本金

・役員

・事業の強み

などを、記載しましょう。

会社のホームページの会社概要などを参考にしてもらえば、よいです。