個人事業主・フリーランスの生活費は利益です!ということが、今回の結論になります。
よく「なんでこんなに税金がかかるんだ!」という叫び声みたいなことを、聞くことがあります。
それは、通帳の残高をみて、税金の話をしているからです。
通帳の残高だけでは、税金は計算できないのです。
今回は、個人事業主・フリーランスの生活費は、利益!だということをテーマに書いていこうと思います。
個人事業主・フリーランスの生活費は利益です!
個人事業主・フリーランスの生活費は、利益になります。
なぜなら、個人事業主・フリーランスの生活費は、経費にならないからです。
個人事業主・フリーランスの税金の計算は、ざっくり書くと
- 収入△経費=利益
- (利益△所得控除)×税率
という流れになります。
この経費に個人事業主・フリーランスの生活費が入らないのです。
そのため、個人事業主・フリーランスの生活費には税金がかかるのです。
通帳をみているだけではダメ
個人事業主・フリーランスは、通帳を見て利益を確認してはいけません。
なぜなら、12月31日の通帳の残高=利益じゃないからです。
3月15日までに確定申告をするのですが、お金がない!という状況があると思います。
それは、12月31日の通帳の残高から、税金を払おうと思っているからです。
実際には、1年間の利益に税金がかかります。
売上△経費で利益が出ます。
利益の中から生活するのですが、生活費は経費になりません。
生活費は、経費にならないのですが、お金は減っていきます。
だから、利益があってもお金がないという状況になってしまうのです。
税金は、12月31日の通帳の残高から払うものではありません。
生活費も税金の対象となると思って、日頃からお金を貯めるようにしましょう。
お金を手元に残しておけば、安心です。
個人事業主・フリーランスの生活費から税金を計算するには
個人事業主・フリーランスの生活費から税金をざっくりと計算するには、
- 12月31日の通帳の残高△1月1日の通帳の残高+生活費
となります。
出た金額に所得税率を掛けて行きます。
※あくまでざっくりなので、青色申告特別控除や所得控除は無視しています。
例えば、
- 12月31日の通帳の残高が300万円
- 1月1日の通帳の残高が100万円
- 生活費が、毎月30万円
とします。
この場合は、300万円△100万円+30万円×12=560万円となります。
560万円を所得税の速算表に当てはめると、3,300,000円から6,949,000円までの間になります。
560万円×20%△427,500円=692,500円となります。
今は、会計ソフトを使って税金を計算している方が多いので、会計ソフトを使っている方は、会計ソフトの利益をもとに計算して下さい。
確定申告時期しか触らないという方は、ざっくりと計算してみて下さい。
確定申告時期に税金を払うお金がない!という状況にならないように、早めに準備しましょう。
早めに準備すれば、安心です。
個人事業主・フリーランスは生活費を経費にしない
生活費に税金がかかるなら、生活費を経費にしちゃおうと思った方もいるかもしれませんが、それは止めましょう。
なぜなら、
- 領収書
- 帳簿
などを確認すれば、わかってしまうからです。
税務署は、税務調査のときに領収書や帳簿を確認します。
領収書を見れば、生活につかっているかどうかは、すぐにわかります。
売上を除外すればいいんじゃない?
経費がダメなら売上を除外すればいいんじゃない?と思うかもしれません。
でも、これもわかります。
個人事業主・フリーランスの税務調査でよく聞かれるのが、
- 生活費は、月々いくらですか?
です。
なぜなら、生活費=利益だからです。
生活費がわかれば、だいたいの利益もわかります。
確定申告している利益と生活費に差があれば、
- 生活費を経費にしている
- 売上を除外している
のどちらかになるのです。
きちんとした申告が1番怖くないです。
生活費を経費に入れたり、売上を除外するのは、止めましょう。
個人事業主・フリーランスの生活費は利益です!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
- 個人事業主・フリーランスの生活費は経費です!
編集後記(7602)
最近子供が起きたり、部屋が暑かったり寒かったりで、1時頃に目が覚めます。
いつも体がだるいです。
55日記(1554)
雨が強くなっているときに、保育園からの帰りになってしまいました。
でも、かっぱを着て一緒に歩いてくれたので、よかったです。
66日記(781)
最近は、保育園から帰るときに「ヤダ、ヤダ、ヤダ」と言ってきます。
ヤダヤダ期が到来しました。