今つき合っている銀行が、メインバンクでいいの?と悩んでいませんか。
メインバンクは、あまり変えないほうがいいですが、ステップアップのためなら必要です。
この記事では、メインバンクを変えるべき理由や変えるべきじゃない理由などを書いています。
この記事を読んで、今つき合っている銀行が、メインバンクでいいのかどうかを確認しましょう。
今付き合っている銀行が、メインバンクでいいの?
今付き合ってる銀行が、メインバンクでいいのか?について書いて行きます。
基本的に、メインバンクは変えるべきではありません。
でも、メインバンクを変えたくなることもありますよね。
メインバンクについて、次の内容で書いております。
・メインバンクを変えるべき場合
・メインバンクを変えるべきじゃない場合
・メインバンクとはなんだ?
各項目について、確認していきます。
メインバンクを変えるべき場合
メインバンクを変えるべき場合は、
・会社の規模が大きくなったとき
・合併などで銀行の考え方が変わったとき
となります。
さらに、細かく確認していきます。
会社の規模が大きくなったとき
会社の規模が大きくなったときは、メインバンクを変更しましょう。
その理由は、会社の規模と銀行の規模は合っていなければいけないからです。
会社の規模と銀行の規模が合わないというのは、会社が出して欲しい融資の金額と、銀行が出せる融資の金額があっていないといけないからです。
会社の規模が大きくなって、5,000万円の融資が欲しいのに、銀行が出せる限界が3,000万円だった場合は、ミスマッチとなってしまいます。
1つの銀行で負担できるリスクというのは、限度がありますので、会社の規模が大きくなると、規模に対応できる銀行でなくてはいけません。
そのため、会社の規模と銀行の規模が合わないときは、メインバンクを変更しましょう。
会社の規模というと、年商で確認するのが一般的です。
ざっと表にすうと、以下のようになります。
年商 | 銀行 |
1億円未満 | 信用金庫・信用組合と日本政策金融公庫 |
1億円以上 | 地方銀行と日本政策金融公庫 |
数十億円以上 | 都市銀行と日本政策金融公庫 |
年商が1億円未満の場合は、信用金庫・信用組合をメインバンクとしましょう。
年商が1億円以上になった場合は、地方銀行をメインバンクとしましょう。
年商が数十億円以上になった場合は、都市銀行をメインバンクにしましょう。
日本政策金融公庫は、どのタイミングでもお付き合いをしておきましょう。
会社の規模でお金を使う量が変わってきます。
大きくなればなるほど、大きい銀行へとメインバンクを変更しましょう。
合併などで銀行の考え方が変わったとき
メインバンクを変える場合は、合併などで銀行の考え方が変わったときです。
その理由は、合併が起こると、今までとは違ってしまい、思う通りに銀行融資を受けられないことがあるからです。
合併というのは、合併する方と合併されるほうがあります。
お付き合いのある銀行が、合併される銀行の場合は、合併後は合併する方の考え方に変わってしまいます。
そのため、今までの通りといかない場合がでてきます。
銀行の合併は仕方ないのですが、時間がある方は、銀行の財務内容もチェックしておいたほうがいいでしょう。
合併する銀行と合併される銀行では、変わることも多いですから、合併されない銀行を選びたいものです。
メインバンクを変えるべきじゃない場合
メインバンクを変えるべきじゃない場合とは、担当者などと合わないという理由で変更することです。
なぜなら、銀行員は、数年間で異動になってしまいます。
そのまま継続していれば、次は相性の良い担当者が来るかもしれません。
逆の事もありますが、メインバンクを変更したからといって、その担当者がずっといることもありません。
いつかは、異動してしまうのです。
このあたりは、感情論になってしまいますので、嫌なヤツがくるかと思うと、変更したくなりますが、そんなに簡単なもんじゃありません。
どうしてもという時以外は、メインバンクを変更をするのは、やめておきましょう。
関連して、他の銀行の目も気にしておきましょう。
会社は、通常複数の銀行と取引しています。
メインバンクを変更するとなると、ちょっとした問題となります。
会社がメインバンクを変更したとなればいいのですが、会社が銀行から見捨てられたんじゃない?とみられてしまうと問題です。
メインバンクを変更した時には、それなりの理由が必要となります。
その理由が「担当者が、気に入らなかった」となると、「うちの銀行も担当者しだいで、変更されるのか?」と思われます。
メインバンクの変更理由は、「会社の規模が合わなくなってしまった」などが、良い理由になってきます。
メインバンクの変更は、それなりの理由が必要であり、あまり変えるというのは良いことではありません。
メインバンクとはなんだ?
メインバンクの変更について書いて来ましたが、「いやいや、メインバンクってなんだよ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
メインバンクについて、書いていきます。
メインバンクについては、
・メインバンクとは?
・メインバンクのメリット?
・メインバンクだったの?
という内容で、書いていきます。
メインバンクとは?
メインバンクというのは、銀行のメインで取引をするということです。
メインバンクというと、銀行の借入の残高が1番多い銀行となりますが、それだけではありません。
もう少し条件があり、それを総合的にみて、メインバンクとなります。
その条件というのは、
・借入の残高が多い
・預金の残高が多い
・通帳に売上の入金と支払いの出金がある
・会社の年商の規模が銀行と合っている
・プロパー融資をしてくれている
などです。
総合的に見るといっても、取引が偏っている場合もありますので、メインバンクかな?と思っている場合は、それがメインバンクになるでしょうね。
メインバンクのメリット?
メインバンクの定義を確認したところで、メインバンクのメリットについて確認していきます。
メインバンクのメリットは、
・ピンチのときに助けてくれる可能性が高くなる
・金利を下げやすい
・リスケジュール(リスケ)しやすい
となります。
メインバンクであれば、ピンチのときに助けてくれる可能性が高くなります。
新型コロナウイルスの蔓延などのピンチのときは、メインバンクとしてくれている会社から融資の審査を優先的におこなうケースがあったようです。
メインバンクとして、会社の状況を知っているから、素早い対応ができたのでしょう。
あとは、メインバンクとの関係があれば、赤字のときにも融資を比較的受けやすくなります。
本来は、赤字になってしまえば、銀行融資は受けにくいものです。
でも、メインバンクは、会社に貸している融資を回収できないという状態にしたくないのです。
金利を下げやすいというのは、メインバンクは、銀行融資も多いですけど、預金の残高も多くなります。
実質的に銀行融資をしている金額は、少なくなるのです。
さらに、会社との長い付き合いがありますので、取引内容や社長の能力なども知っているため、このあたりを踏まえて、少ない金利で融資を受けられる可能性があります。
リスケジュール(リスケ)しやすいというのは、リスケジュールが必要なときは、メインバンクからお願いをします。
会社とメインバンクの関係が強ければ強いほど、リスケジュールがスムーズに進みます。
メインバンクがリスケを承諾することにより、他の銀行のリスケの承諾を得られやすくなります。
メインバンクのメリットは、大きいですので、必ずメインバンクを作りましょう。
メインバンクだったの?
会社がメインバンクだと思っていても、銀行はメインバンクだったの?となることもあります。
会社がメインバンクとする場合は、ハッキリとしたほうがいいでしょう。
ハッキリとするのは、「おたくが、メインバンクです」と伝えるのではなく、融資や預金の残高です。
例えば、融資残高が多くても、全部が保証協会付き融資の銀行と、融資残高が少なくても、プロパー融資をしてくれている銀行では、どっちがメインバンクにしたほうがいいでしょうか?
融資残高が多くても、全部が保証協会付き融資となれば、銀行はリスクなしで融資をしていることになります。
逆に、融資残高が少なくても、プロパー融資をしているということは、リスクを負っているということです。
大きい銀行と取引しているから、そこがメインバンクっていうのではなくて、実質でメインバンクを決めましょう。
そして、メインバンクが決まったら、そこに融資・預金・取引を集中するのです。
他の銀行からみても、ここがメインバンクだなってわかるようにしないと、メインバンクがない状態になり、メリットを受けられなくなります。
今付き合っている銀行が、メインバンクでいいの?のまとめ
メインバンクを決めることは、メリットがありますので、必ずメインバンクを決めましょう。
メインバンクと他の銀行とは、ハッキリと差が出るようにしましょう。
編集後記(2249)
昨日は、川崎に子どもたちの誕生日プレゼントを買いに行きました。
ガリガリ君の無料配布などあり、楽しめました。
55日記(2579)
10円ゲームで、笛やアクセサリーを、獲得していました。
相変わらず、勝負強いですね。
66日記(1806)
10円ゲームをやって、お菓子をゲットしていました。
「とった!」と大興奮でした。