インボイス制度で個人事業主の免税事業者にメリットはあるのか?

インボイス制度で免税事業者にメリットはあるの?と悩んでいませんか。

実は、インボイス制度で個人事業主の免税事業者が課税事業者になると、ちょっとだけメリットがある可能性があります。

それは、消費税の還付です。

2023年10月から12月が、最初の消費税の計算になります。

この短い期間なら、もらった消費税よりも払った消費税の方が多くなるかもしれません。

 

この記事を読んで、消費税の還付を狙ってみましょう。

目次

インボイス制度で個人事業主の免税事業者にメリットはあるのか?

インボイス制度で個人事業主の免税事業者が課税事業者になると、ちょっとだけメリットがある可能性があります。

なぜなら、インボイスが始まる2023年10月から12月までに設備投資をすると、消費税の還付を受けられるかもしれないからです。

場合によっては、消費税の納税額が、2割特例よりも少なくなるかもしれません。

 

個人事業主で免税事業者の方は、2023年10月から12月までが、消費税の最初の計算となります。

この3か月で消費税の計算するので、消費税のかかる売上よりも消費税のかかる経費(設備投資を含む)が多くなる可能性があります。

そうすると、消費税の還付になる可能性が出てきます。

 

設備投資を含む経費と書きましたが、機械などを買う必要はありません。

営業車などを買うだけで良いのです。

それか、もらった消費税よりも払った消費税の方が多ければ良いのです。

 

消費税は、もらった消費税と払った消費税の差額を納税します。

もらった消費税(売上)よりも払った消費税(設備投資を含む経費)が多ければ、還付になります。

 

もし、車などの購入を考えている場合は、この3か月間を有効に使ってみましょう。

もしかしたら、消費税の還付を受けられるかもしれません。

営業車の納車が9月の方は、10月にしてみませんか?

具体的な計算例

具体的な計算をしたいと思います。

例えば、2023年10月から12月が次の場合だとします。

ちょっと極端な例です。

 消費税のかかる売上消費税のかかる経費
10月55万円(うち消費税5万円)550万円(うち消費税50万円)
11月55万円(うち消費税5万円)0円
12月55万円(うち消費税5万円)0円
合計165万円(うち消費税15万円)550万円(うち消費税50万円)

消費税の計算すると、もらった消費税15万円△払った消費税50万円=払いすぎ消費税35万円(還付金額)となります。

実際にこんなにうまく行くかどうかはわかりませんが、こういうことも考えられます。

 

2023年10月から12月をうまく使おうと思った場合は、こんなことも考えてください。

なぜ3か月なのか?

なぜ3か月なのかと言うと、消費税の計算で消費税のかかる売上が1番少ないからです。

消費税の還付は、もらった消費税と払った消費税で、払った消費税が多い時に還付となります。

そのため、2023年10月から12月は、3か月しか計算しましせんので、1年間で計算するよりも、もらった消費税が少なくなるはずです。

 

ここが狙い目なのです。

簡易課税ちょっと待った!

簡易課税を選択すると、消費税の還付は受けられません。

そのため、2023年10月から12月の間で設備投資など、消費税のかかる売上よりも消費税のかかる経費の方が多い可能性がある場合は、簡易課税を選択しない方が良いかもしれません。

 

2割特例と原則課税で有利な方を選択するほうにしましょう。

「還付がなかったら、2割課税をつかう」こういうスタンスで、インボイス制度に突入するのです。

 

卸売業じゃない場合は、2割課税と原則課税でインボイス制度を開始しましょう。

卸売業の場合は、簡易課税の方が有利の場合がありますので、じっくりと考えましょう。

車などを購入する場合の注意点

車などを購入しようと決めた場合の注意点は、実際に手元になければダメということです。

車の場合は、納車されなければダメということです。

 

車の

  • 購入を考えた
  • 購入を予約や注文をした
  • 購入の手付金を払った

というのは、ダメです。

 

車が実際に、2023年10月から12月までの間に納車されなければダメなのです。

そうでないと、消費税のかかる経費にはなりません。

 

ローンで購入するなど、車が来たけど支払いが後の場合は、消費税のかかる経費になります。

インボイス制度の個人事業主だけがメリットあるのか?

個人事業主だけではありません。

法人でも、可能性はあります。

 

大前提は、“もらった消費税よりも払った消費税の方が多くなればいい”ということです。

個人事業主の方がわかりやすそうなので、書いてきましたが、法人でも同じことが言えます。

 

法人でも消費税の還付のチャンスはありますので、狙ってみましょう。

インボイス制度で個人事業主の免税事業者にメリットはあるのか?のまとめ

インボイス制度が始まると、消費税の納税が始まります。

取り返すという意味では、2023年10月から12月が最大のチャンスかもしれません。

 

※消費税は複雑な計算です。

いろいろなパターンが考えられるので、専門家に相談することをオススメします。

 

編集後記(1538)

昨日は、研修で四谷に行きました。

あまり行かないところなので、楽しかったです。

まぁ、駅をでるとなにもないところだなとちょっと思いましたが・・・。

 

55日記(1868)

200ピースのパズルをやりました。

途中「あたまがつかれた」と言っていたのですが、ママに手伝ってもらって、最後までやりきりました。

本当は、もうちょっと時間かかって欲しかったのが、本音です。

 

66日記(1095)

一緒にお風呂に入りましたが、「じぶんでやる」と言って、体を自分で洗っていました。

「じぶんでやる」が最近はとても多くて、大変のような楽しいような感じです。

 

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