会社の経費になると思って払ったけど、払った時に経費にならないもの10個

仕訳・経理処理
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かしわざき
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バレンタインなんで欲しいものは?って聞かれて、ブラックサンダーと答える税理士の柏嵜です。

東京都大田区で開業しています。

お金を払う=経費になると思っていませんか?

実は、お金を払う=経費にならない場合があります。

この記事には、お金を支払ったけど、経費にならないもの10個が書いてあります。

元々経費にならない法人税・住民税から、タイミングや使っていないと経費にならない在庫について書かれています。

この記事を読むと、支払い=経費という考えがなくなりますよ。

法人税・住民税支払い

法人税・住民税は、会社が払っても経費にはなりません。

でも、法人税・住民税は、会社に利益がある証拠になりますので、借入をするときに大きく役立ちます。

※事業税は、経費になります。

※法人税・住民税が経費にならないのは、諸説あります。

説明は、割愛します。

借入金の返済

借入金の返済は、会社が払っても経費になりません

なぜなら、借り入れたときに収入にしないからです。

借入を返すときだけ、急に経費になってしまうのは、おかしいからです。

借入の返済を経費と勘違いしてしまう人は、多いです。

私もお客さんに「利益減らすなら、俺が会社に貸してるのを返したら、いいんじゃない?」って言われたことがあります。

お金は動きますが、経費にはなりません。

※借入返済利息は、経費になります。

源泉所得税の支払い

源泉所得税などの預り金の支払いは、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、会社が払っていますが、本当に会社が負担しているのではないです。

社長を含めた従業員から預かった給料の税金(所得税)を、支払うだけだからです。

仮払金

仮払金は、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、仮払金は「仮に払っているため、内容がなんだかよくわからない」ものの集まりだからです。

仮払金は、支払った内容がはっきりわかったときに経費にします。

払ったときと経費になるときのタイミングが変わってきます。

社長の会社の貸借対照表(B/S)に仮払金はありませんか?

もし、仮払金がある場合は、経理担当者か税理士に確認してみましょう。

仮払金があるということは、内容がよくわからないものがあり、会社の経理が止まっているのかもしれません。

前払金・前渡金

前払金・前渡金は、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、「とりあえず手付金で」というイメージになります。

例えば、車を購入する場合などの時に、手付金を払う場合などがありますが、そんな時に使う科目です。

車を購入したときの手付金の場合は、車が会社に来て乗れるようになった時に経費(減価償却)になります。

仮払金もとりあえずのイメージですが、大きく違うのは次のとおりです。

  • 仮払金⇒支払いの内容がわからない場合
  • 前渡金⇒これから買う内容はわかっているけど、その1部を支払う場合

会社の貸借対照表に前払金・前渡金がある場合は、その内容を確認してみましょう。

買掛金

買掛金は、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、会社が「ツケ」で商品などを購入した時の、まだ払っていないお金を表すものだからです。

まだ払っていないお金ならば、未払金を使えば良いじゃないかと思われるかもしれません。

買掛金と未払金の違いは、次のとおりです。

  • 買掛金⇒商品や材料など売上に関連するものの未払いに使う
  • 未払金⇒給料や通信費など販売費や管理費の未払いに使う

買掛金は、商品などを購入する取引先からくる、請求書の請求金額だと思ってください。

過去に仕入れたものの支払いのため、買掛金を払っても経費にはなりません。

前払費用

前払費用になるものを、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、前払費用は、前払で払っていて、あとになって経費になるものの集まりだからです。

よく出てくるのは、借入をしたときの信用保証協会への保証料や車を購入する時に割賦利息です。

前払費用の経費になるタイミングは、対応する期間が来たときです。

例えば、借入の返済回数が36回、保証協会へ保証料36,000円払ったとします。

借入をした期の返済回数が、3回だった場合は、36,000円のうち36,000円×3/36 =3,000円が経費となります。

会社では、36回分払っているのですが、3回分しか経費になりません。

36回のうち残りの33回は、次期以降に経費になります。

会社に前払費用がある場合は、どのタイミングでどれだけ費用になるのか確認しておきましょう。

商品・原材料など

商品・原材料などを支払っても、会社の経費にならない場合があります。

なぜなら、商品・原材料は、使って初めて経費になるからです。

商品・原材料は、在庫として取ってある分は経費になりません。

よくある勘違いで、利益がでているから在庫を増やそうと思ってしまうことです。

在庫を増やしてお金を支払っても、使っていない場合は、経費になりません。

使わない商品・原材料は、貸借対照表(B/S)で商品や原材料と表示されます。

会社にどのくらい在庫があって、どのくらい会社の決算書にあるのかを確認しましょう。

未払金・未払費用

未払金・未払費用を会社が払っても経費になりません。

なぜなら、未払金・未払費用は、経費になった分をこれから払うという勘定科目だからです。

3月決算で3月に使った電話代などは、4月に支払う場合がありますよね。

そのような時に未払金・未払費用勘定を使います。

4月に払う電話代は、未払金・未払費用で処理するので、会社が支払っていても経費にはなりません。

会社が払ったときには、もう経費担っているのです。

会社の貸借対照表(B/S)を確認して、どれだけ未払金・未払費用があるのかを確認しましょう。

保証金・敷金

保証金や敷金でお金が後で返金されるものは、会社が払っても経費になりません。

なぜなら、後でお金が返ってくるからです。

事務所などを借りる場合の保証金・敷金は、家賃が払えなかったときに保証金・敷金から補填するためのものです。

家賃が払えていれば、保証金・敷金は返って来ます。

※保証金償却がある物件は、保証金の一部が経費になります。

会社の経費になると思って払ったけど、払った時に経費にならないもの10個のまとめ

最後にもう1度確認しましょう。

会社の経費になると思って払ったけど、払った時に経費にならないもの10個のまとめ
  • お金が動くときと経費になるタイミングは、違う
  • 貸借対照表(B/S)などを見ておかしいと思ったら、経理担当者や税理士に確認するしましょう

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