経理は、事業年度や暦年を意識してから、月を意識しよう

かしわざき
かしわざき

最近娘から「あんパンチ」されてる税理士の柏嵜です。

東京都大田区で開業しています。

先日こんな質問を受けました。

「売掛金の回収で、現金振込と値引きがありました。この処理って同じ日にしなければダメなんですよね?」

もちろん、処理は同じ日にした方が良いです。

でも、あまりに細かいことを見ているなと感じました。

私は、正確にやることは重要ですが、「自分を苦しめないようにしましょう」って思っています。

この記事には、次のことが書いてあります
  • 月単位で損益を確認している場合は、その月内で処理すれば良いのです
  • 事業年度単位で損益を確認している場合は、その事業年度内や暦年内で処理すれば良いのです

この記事を読むと、経理する気持ちが楽になるかもしれません

目次

最初に意識するのは、事業年度や暦年、次に意識するのは月

経理処理の期間で意識しなければいけないのは、次の2つだと思っています。

  • 事業年度や暦年
  • 月単位

各項目について説明して行きたいと思います。

事業年度や暦年

まず、最初に意識するのは、事業年度や暦年だと思っています。

なぜなら、会社は事業年度で申告をしますし、個人事業主やフリーランスは、暦年で申告をするからです。

※暦年とは、1月1日から12月31日までのことです。

経理は、事業年度や暦年の中にその年度や年に起こったことが、全て入っていることが重要です。

もし、売上などが漏れてしまえば、正しい損益計算ができていませんし、税務調査などで売上の漏れを指摘されるかもしれません。

事業年度や暦年は、決算書などの書類になるので、必ず意識しなければいけません。

値引き処理の答えは?

事業年度や暦年を意識するなら、値引き処理は、事業年度や暦年の中で処理すれば良いことになります。

なぜなら、事業年度や暦年の中で処理をすれば、決算書にも影響は出ませんし、税務調査があっても問題は出ないからです。

でも、値引きなどを事業年度の末日や暦年の末日(12月31日)に処理すると、利益に影響が出てしまって最後まで、損益がよくわからなくなってしまいます

そのため、事業年度や暦年を意識すれば良いと言うことがわかった方は、月単位を意識してほしいのです。

次に意識したいのは、月単位

事業年度や暦年を意識出来た場合に、次に意識したいのは月です。

なぜなら、月の損益の赤字や黒字の集まりが、事業年度や暦年の赤字や黒字となっているからです。

月単位で損益を把握できれば、事業の流れや調子についてわかってきます。

値引き処理の答え?

月単位が意識できた場合は、その月の中で処理をすれば良いが答えになります。

その月の中で出てきた出来事を、その月の中で処理すればよいのです。

もちろん、値引きがあった日に値引き処理をするのが一番良いです。

  

でも、必ずそうしなければ行けないのかというと、そうでもありません。

だいたいの会社や個人事業主・フリーランスは、月単位で処理をしていると思います。

月単位で処理をしているのであれば、月末にまとめて処理するも事も考えて良いんじゃないかと思っています

経理であまり自分を苦しめないで

仕事で失敗すればダメージは、大きいです。

でも、経理については、最終的に事業年度や暦年の中に、起きた出来事を入れれば良いんだっていうことも、頭の中に入れて処理してもらいたいです。

その日に起きたことをその日に処理できなくても、出来事が起きた月に処理すれば良いのです。

出来事が起きた月に処理できなくても、事業年度や暦年に処理できれば良いと思って経理をやっていってもらえば、やりやすくなるんじゃないかと思います。

経理は、事業年度や暦年を意識してから、月を意識しようのまとめ

最後にもう1度確認しましょう。

見出し
経理は、事業年度や暦年を意識してから、月を意識しようのまとめ
  • 月単位で損益を確認している場合は、その月内で処理すれば良いのです
  • 事業年度単位で損益を確認している場合は、その事業年度内や暦年内で処理すれば良いのです

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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