開始残高は0でも良いし、数字を入れても良い
個人事業主の開始残高について悩んでいませんか?
最近は、とんかつDJアゲ太郎を見ている税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
この記事は、個人事業主の開始残高について書いてあります。
この記事を読んで、個人事業主の開始残高について確認してください。
個人事業主の開始残高は0で良いの?ダメなの?
0でも良いですし、数字が入っていても良いです。
なぜなら、事業を開始した日に、「なに(お金など)があったか」を書けばよいのです。
- 開業した日にお金などを用意した⇒開始残高0円
- 開業した日にはお金などがあった⇒開始残高に数字を入れる
- 開業した日にはなにも用意していなかった⇒開始残高0円
の違いとなりますので、そんなに気にすることは、ありません。
各項目について、確認していきます。
開業した日にお金などを用意した⇒開始残高0円
開業した日に用意したと考えれば、開始残高は0円になります。
なぜなら、開業した時点ではなにもなかったからです。
でも、開業後すぐに、事業のためのお金などを用意した場合は、次の仕訳を会計ソフトに入力します。
(借方) | (貸方) |
(現金)✕✕ | (事業主借)✕✕ |
日付は、開業した日になります。
もし、個人事業主を始めるために通帳を作っていた場合は、次の仕訳をします。
(借方) | (貸方) |
(普通預金)✕✕ | (事業主借)✕✕ |
日付は、開業した日になります。
このような仕訳を会計ソフトに入力していきます。
事業主借とは?
事業主借という言葉が出てきます。
事業主借は、事業から見て、事業主から借りてますよっていうことです。
よくあるのが、事業のお金が足りなくなったので、事業主が個人的なお金を事業に入れる時に使います。
別に事業主貸があります。
事業主貸は、事業から見て、事業主に貸してますよということです、
よくあるのが、事業で使っている銀行口座などから、
- 生活費をおろしたとき
- 個人的な支払いをしたとき
などによく使われます。
貸し借りの話ですが、利息をつける必要はありません。
開業した日にはあった⇒開始残高に数字を入れる
事業を開業した日には、現金などを用意していた場合は、開始残高に数字を入れる必要があります。
この時は、仕訳の入力をしません。
会計ソフトの開始残高というところがありますので、そこに金額を入れて行くことになります。
例えば、現金を50,000円と普通預金が3,352円あったとします。
会計ソフトの開始残高の
- 現金50,000円
- 普通預金3,352円
- 元入金53,352円
と入力します。
貸借対照表を確認すると、下のような感じになると思います。
(現金)50,000 | (負債なし) |
(普通預金)3,352 | (元入金)53,352 |
右と左の合計金額が合うように、元入金を入力します。
元入金とは?
資産と負債の差額を言います。
事業をやめた時に戻ってくるお金とイメージしてもらえば良いと思います。
元入金は、毎年変わりますが、計算の方法は、資産と負債の差額で算出します。
資産と負債の差額で算出されるので、マイナスになることもあります。
開業した日にはなにも用意していなかった⇒開始残高0円
とりあえず、開業したけどお金もなにも用意していなかった場合は、もちろん開始残高は0円です。
個人事業主が開始残高入力後に気をつけたいこと
開始残高を入力したあとは、会計ソフトに日々の動きを記録していきます。
入力後に気をつけなきゃいけないのが、残高です。
特に間違いやすいのが、
- 現金の残高
- 預金の残高
- 資産の残高
- そのほか変な科目はない?
の4つになります。
各項目について、確認していきます。
現金の残高
会計ソフトの現金の残高は、手持ちの現金とあっていますか?
間違っている場合は、
- レシートの入力間違い
- 領収書のない経費
などが考えられますので、確認してみてください
会計ソフトの現金の残高は、とても増えていませんか?
現金の残高がとても増えている場合は、
- 会計ソフトに入力していないレシートがある
- 個人的に使ってしまったお金を、会計ソフトに入力処理していない
などが考えられますので、確認してみてください。
会計ソフトの現金の残高は、マイナスになっていませんか?
現金の残高がマイナスになっている場合は、
- 預金からおろしたお金が現金勘定に行っていない
- 個人のお金を事業のお金に入金したのに会計ソフトに入力しない
が考えられます。
確認してみてください。
預金の残高
預金の残高があっていない場合は、
- 入力間違い
が考えられます。
確認しましょう。
資産の残高
資産の残高ですが、特に間違いやすいのが、車両などの固定資産と減価償却の残高です。
この金額があっていない場合は、
- 減価償却費の金額が間違っている
- 過去の処理が間違っている
のどちらかが考えられますので、確認してみてください。
そのほか変な科目はない?
変な科目とは、仮払金、立替金、仮受金などの科目です。
仮払金、立替金、仮受金は、必ず処理して残高が0になる科目です。
この科目は、
- とりあえず、よくわからないから仮払金(立替金又は仮受金)にした
ということだと思います。
仮払金、立替金、仮受金の残高が0になるようにしましょう。
個人事業主の開始残高は0で良いの?ダメなの?まとめ
最後にもう1度確認しましょう。
個人事業主の開始残高について、書いてみました。
0円から始めてもよいですし、用意したお金などを会計ソフトに入力しても良いです。
昔やっていた「あぶない刑事」というドラマが好きでした。
柴田恭兵と舘ひろしが出ていたドラマです。
自分が中学生の頃にやっていました。
今見ると(テレビ神奈川あたりでやってます。)迫力ありますよね。
昔懐かしい昭和って感じなんでしょうか・・・。
今の刑事モノのドラマにもあの迫力があったらなぁと思います。
55日記(1308)
「お菓子を妹と分けてね」というと、ちゃんと分けて食べてくれます。
お姉さんです。
66日記(535)
1人でご飯を食べたりお茶をのんだりしたくて仕方がないようです。
とりあげようとすると、「うぉ~」と叫びます。