適格請求書と区分記載請求書の違い
インボイス制度が始まると請求書の記載方法が変わるって知っていました?
区分記載請求書から適格請求書になります。
朝4時に起きて、朝4時15分から2時間程娘をだっこする税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
区分記載請求書は軽減税率と一緒にスタートしました。
適格請求書はインボイス制度と一緒にスタートします。
この記事は、適格請求書と区分記載請求書の違いや適格請求書のや区分記載請求書の記載事項などが書いてあります。
この記事を読むと、適格請求書を作ることができるようになるますよ。
この記事は、国税庁のHPのインボイス制度Q&Aの問34などを参考にして作成しています。
適格請求書と区分記載請求書の違い
適格請求書と区分記載請求書の違いは、
- 取引金額に対する消費税額を書く
- 登録番号を書く
の2つとなります。
適格請求書と区分記載請求書の2つを確認してみます。
区分記載請求書と適格請求書の違いは、赤字でかいたところです。
適格請求書にあって区分記載請求書にないのは、消費税額と登録番号です。
上の図の適格請求書は税抜で書いてありますが、下の図の赤字のように税込金額にして内消費税〇〇円にしても大丈夫です。
適格請求書と区分記載請求書の記載事項
違いがわかったところで、適格請求書と区分記載請求書の記載事項を確認したいと思います。
適格請求書等の記載事項
- 適格請求書発行事業者の指名又は名称
- 登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率対象品目である場合にはその旨)
- 税抜取引価額又は税込取引価額を税率区分ごとに合計した金額
- 上記に対する消費税額等及び適用税率
- 請求書答等の受領者の氏名又は名称
上の図の赤字のところを赤くしてあります。
区分記載請求書等の記載事項
- 請求書の氏名又は名称
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率対象品目である場合にはその旨)
- 取引金額(税込取引金額の税率区分ごとの合計額)
- 請求書等の受領者の氏名又は名称
区分記載請求書は、取引金額を書く時に税込となっています。
適格請求書は、税込と税抜どちらでも良くなっています。
区分記載請求書⇒適格請求書にするには、取引金額が税込だった場合は、消費税額と登録番号を付け加えれば良いということになります。
区分記載請求書から適格請求書はいつから変わるの?
区分記載請求書から適格請求書に変更するのは、2023年10月1日からです。
下の表で確認してみましょう。
区分記載請求書は、軽減税率と一緒に始まりました。
適格請求書は、インボイス制度と一緒に始まりますので、早めに対応したいところです。
適格請求書は、追記できない
区分記載請求書は追記出来ましたが、適格請求書は追記できません。
2023年10月1日以降にもらう請求書は、記載事項が足りない場合は、取引先に再発行をお願いすることになります。
勝手に自分で足りない部分を記入しちゃいけませんので、注意してください。
区分記載請求書は足りない部分を書くことが出来ましたが、全て書いて良いというのではありません。
確認のために、区分記載請求書の追記が認められている部分を書いておきます。
- 取引内容(軽減税率対象品目である旨)
- 取引金額(税率区分ごとの合計額)
この太字のところは、取引先の請求書に記載がなかったら、書いちゃっても良い部分でした。
でも適格請求書の場合には出来ませんので、注意してください。
適格請求書への対応
2023年10月1日から適格請求書にしなければいけませんが、記載事項がすべて書いてあれば書式(フォーマット)については、どんなものでも良いとされています。
手書きで請求書を作っている方は、コクヨで売っている請求書ウー322を購入すれば終わります。
手書きの方はコクヨのHPで、詳しく書いてありますので、確認してみてはどうでしょうか?
コクヨのHPを確認する方は、コクヨのHP軽減税率制度について(インボイス制度のことも書いてあります)をご確認ください。
エクセルなどで作っている場合は、書式を変更しなければいけませんが、
区分記載請求書⇒適格請求書にするには、取引金額が税込だった場合は、消費税額と登録番号を付け加えれば良いということになります。
インボイス制度の適格請求書と区分記載請求書の違いを解説!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
55日記(1127)
「やだ!やだ!やだ!」が最近多いです。
66日記(354)
ものすごく食べるんですけど、なんか心配です。