リスケのタイミングってあるの？と悩んでいませんか。
リスケのタイミングは、銀行の融資が断られた時や会社の利益＋減価償却＜返済金額となったときです。
リスケのタイミングが遅れると、会社が再生できなくなりますし、金策に走ってしまうと本業がおろそかになります。
そうなれば、会社が立ち直るチャンスがなくなりますので、早めにリスケを決断しましょう。
この記事では、リスケが送れないように判断する基準や遅すぎるタイミングなどについて書いています。
この記事を読んで、リスケのタイミングについて、確認していきましょう。
リスケのタイミングは、遅れないように判断する
リスケのタイミングは、遅れないように判断しましょう。
なぜなら、リスケの判断が送れてしまうと、会社が生き残れなくなるからです。
リスケの判断の基準は、
・新規の銀行融資が受けられない時
・会社の利益＋減価償却費＜返済金額
となります。
各項目について、確認していきます。
新規の銀行融資が受けられない時
新規の銀行融資が受けられないときは、リスケをしましょう。
その理由は、新規の融資が受けられないということは、あたらしいお金が入って来ないからです。
銀行は、会社の経営状態が苦しいのは、わかっているはずです。
でも、新規のぎんこう融資を出さないということは、そこが限界となります。
現在取引している銀行のすべてから、銀行融資を受けられなかった場合は、リスケをしましょう。
銀行が、限界だということと、社長に教えてくれているのです。
新規の融資とは、借り換えも含みます。
銀行から、銀行融資でお金が入って来なくなったタイミングが、リスケをするタイミングとなります。
あと、新規の銀行融資を受けられたとしても、その銀行融資を受けても資金ショートしてしまう場合は、融資を受けることをやめましょう。
資金ショートすることをわかっていて銀行融資を受けた場合は、銀行では「銀行融資する必要なかったよね」となります。
銀行は、資金ショートすることがわかっていて融資を受けた場合は、リスケを認めない場合があります。
資金ショートがわかっていての新規融資を受けることは、リスケに影響しますので、やめておきましょう。
銀行融資が受けられなくなるときが、限界であり、リスケのタイミングとなります。
会社の利益＋減価償却費＜返済金額
会社の利益＋減価償却費＜返済金額になったときは、リスケのタイミングとなります。
会社で使えるお金よりも、銀行融資の返済額が多くなってしまえば、お金が回らなくなるからです。
たとえば、会社の利益＋減価償却費が360万円だったとして、銀行の返済額が1,200万円だったとします。
この場合は、360万円＜1,200万円のため、お金がたりません。
月々に直すと、360÷12か月＝30万円と1,200万円÷12か月＝100万円となります。
30万円しか使えるお金がないのに、100万円を返済しなきゃいけない状態です。
この状況では、他から70万円×12か月＝840万円を借りて来なければ、会社は資金ショートしてしまいます。
会社が稼ぐお金よりも銀行融資の返済額が多い場合は、お金が回らなくなっている証拠です。
リスケのタイミングだと思って、リスケすることを検討しましょう。
リスケが遅すぎるタイミングは？
リスケが遅すぎるタイミングというのは、立ち直るお金がなくなった時です。
リスケをするにも、お金が必要となります。
では、最低でもいくらぐらい手元にお金を残して置けばいいのかというと、年商の1か月分です。
それよりも、少なくなってしまうと、リスケしても復活ができないかもしれません。
リスケをして銀行融資の返済をストップしてもらっても、これからの運営資金がなくては、どうにもなりません。
社長は、リスケを嫌がる傾向にあります。
ギリギリまで返済し続けて、今までの通りを目指してしまいます。
会社の返済資金がなくなると、個人でノンバンクに借りに行ったりします。
その後が、家族や親戚をまわって、金策に走ります。
金策に走ってしまうと、本業に影響がでてしまい、売上が下がり、利益が下がり、入金が減って、返済がさらにできなくなります。
金策に走る前に銀行融資をリスケするのが、本当の生き残る道であり、金策に走っている状態では、リスケできる可能性も残っていません。
手元資金が無くなる前に、リスケをする必要があるため、年商の１か月分を下回る時点でのリスケは、遅すぎることになります。
リスケとはなんだ？
もしかしたら、リスケってなんだ？という社長もいるかも知れませんので、解説していきます。
リスケとは、リスケジュールの略です。
資金繰りが厳しくて、銀行融資を返済できないときに、リスケをして返済金を減らしてもらいます。
リスケをすることにより、毎月の返済がなくなることにより、倒産に向かって行った会社を立て直すことになります。
上でも書いたように、リスケが送れてしまうと、会社が倒産してしまいまし、お金がなくなってしまうと、再生できなくなってしまいます。
タイミングとしては、銀行が借り換えを含めて、新規の融資をしてくれなくなった時です。
社長としては、このままが良いと考えますが、ここがタイミングとなり、それ以上引っ張っても良いことはありません。
リスケのタイミングは、遅れないように判断するのまとめ
社長は、リスケを嫌がります。
でも、会社再生の道が残されているうちに、リスケを決断しましょう。
編集後記(2250)
月曜日のため、YouTube撮影を行いました。
編集には、時間が取られますね。
55日記(2580)
公園で保育園の時の友達と遊びました。
とても楽しそうでした。
66日記(1807)
うんていにハマっています。
「できた！」と喜んで報告してくれます。