個人事業主が、特に間違えてしまう処理3つ

2024年7月1日

個人事業主の方の多くは、ご自身で確定申告をしていらっしゃいます。

私が見た中で、個人事業主の方が、多く間違っているところを書いて行こうと思います。

・売上が間違っている

・全部経費にしている

・なんでも経費に入れちゃってる

自分で確定申告をやるのは、素晴らしいですが、さらに良くなるようにしていきましょう。

個人事業主は、売上が間違っていることが多い

売上については、よく出てくるのですが、間違っている場合が多いです。

その理由は、入金したら売上にしているのです。

売上の基本は、やったところまでとなります。

そのため、やったところまでとなると、入金したらとは違います。

例えば、12月にやった仕事が、翌年1月に入金するとします。

その場合は、12月にやった分も含めて、計算をするということです。

12月分についても、12月25日に締めている場合があります。

本当なら、12月31日までやったところまでが、売上となります。

つまり、1月1日から12月31日までやったところを、会計ソフトの売上がなるようにします。

それが、本来の売上となるべき金額です。

このあたりの間違いは、よくあることですが、税務調査のときは指摘されます。

もし入金だけを売上にしている場合は、やったところまで売上にしましょう。

個人事業主は、経費を全部入れてしまっていることが多い

経費を全部入れてしまっていることが多いです。

経費を全部入れてしまっているというのは、個人と仕事に分けていないということです。

まずは、水道光熱費や家賃を、個人と仕事に分けましょう。

おっと、この辺はわかるという方も多いかと思います。

車などの固定資産は、分けていますか？

減価償却となる部分も、個人と仕事で使っている場合は、分ける必要があります。

車でいうと、その他の費用も分けていますか？

・ガソリン代

・保険代

・その他諸経費

です。

車にかかる経費については、全部分ける必要がありますからね。

固定資産を個人と事業で分けているなら、それに関連するものも分ける必要があります。

わかった時点で、分けて行きましょう。

個人事業主は、なんでも経費を入れちゃってる

言葉が悪いかもしれませんが、レシートがあれば全部経費に入れていませんか？

たとえば、1月1日～3日に飲食代が入っている場合があります。

もちろん、取引先と飲食するかもしれませんが、1月1日に飲食しますかね？

たぶん、しないと思います。

あとは、小さい子どもがいる場合の飲食代ですね。

キッズとか、お子様とか書いているやつです。

あれも、ちょっと怪しいというのはあります。

子供と打合せってよほどのことがないとしないですよね。

私のお客様だと、自分から「子供って書いてありますが、しかたなく子供と一緒でした」とか報告してくれます。

律儀な人が、たくさんいます。

レシートがあれば良いのではなくて、事業に関連したものが経費です。

レシートを確認すると、「？」と思うこともあります。

会計ソフトに入力するときは、よくレシートを確認しましょう。

疑われるのは自分です

1つ問題がでると、他でもやっているかも？と思われてしまいます。

そういうのをなくすためには、個人と仕事はきっちりと分ける方がいいです。

そして、特別なことがある場合は、その都度レシートや領収書にメモをしておきましょう。

税務調査があって、1つ2つと出てくると、ほかも調べたくなります。

そうすると、ダラダラと終わらない調査が続く可能性もあるでしょう。