建設業の税務調査のポイント3つ?

建設業の税務調査のポイントはなんだろう?と思っていませんか。

建設業の税務調査のポイントは、

  • 売上計上もれはあるか?
  • 仕掛品(途中工事)はあるか?
  • 給料か外注費か?

となります。

 

この記事を読んで、建設業の税務調査のポイントを確認しましょう。

目次

建設業の税務調査のポイントは?-売上の計上もれはあるか?ー

建設業の税務調査のポイントは、売上の計上もれがあるかどうかです。

なぜなら、売上計上もれを見つけると、税金を取ることができるからです。

売上計上もれがあると、

  • 会社の場合⇒法人税・地方税・消費税
  • 個人の場合⇒所得税・住民税・消費税

を支払うことになります。

 

もし、赤字のときに税務調査があったとしても、消費税だけは発生します。

そのため、赤字の場合でも税務調査は行われます。

 

売上計上もれは、税務調査で必ずと言っていいほど、確認します。

売上計上もれの確認方法は、

  • 請求書から確認
  • 出面帳から確認
  • 取引先から確認

をします。

 

各項目について、確認していきましょう。

請求書から確認

売上計上もれは、請求書から確認します。

なぜなら、請求書は売上に関する情報がいっぱいあるからです。

請求書といっても、確認するのは、材料費や外注費の請求書です。

 

税務署は、取引先から来た材料費や外注費の請求書を見て、

  • 「この材料ってどの現場の売上なになりますか?」
  • 「この外注費ってどの現場の売上になりますか?」
  • 「この材料費や外注費は、いつの売上になっていますか?」

と聞いてきます。

 

答えが、「この外注費は、来期(来年)の請求になっています。」となれば、売上の計上もれです。

税務署は、請求書から売上を確認します。

売上を計上する場合は、税務署に対応するために、請求書から確認してみましょう。

出面帳からの確認

売上計上もれは、出面帳を確認する場合があります。

なぜなら、出面帳は売上を請求するために必要なものだからです。

税務署は、出面帳をみて「この日に行っている〇〇現場は、いつの売上になりますか?」と聞いてきます。

答えが、翌期や翌年の場合は、売上がもれているということになります。

 

たまに、出面帳がないという会社(個人事業主)の方がいますが、たぶん次のように聞かれるでしょう。

「出面帳がないなら、請求書はなにを見て作っているのですか?それを見せてください。」

 

出面帳は、仕事の行動記録です。

どこに行ったかがわかれば、それが売上になるかどうかを確認します。

請求関係の書類は、きっちりと残しておきましょう。

取引先からの確認

売上の計上もれは、取引先から確認する場合があります。

なぜなら、取引先に税務調査に行って、こちらが出してる請求書などを確認している場合があるからです。

この場合は、税務署は特になにも言ってきません。

 

サッと確認するだけです。

ちゃんと帳簿に売上となっていれば、問題ありません。

建設業の税務調査のポイントは?-仕掛品はあるか?ー

建設業の税務調査のポイント2つ目は、仕掛品はあるか?です。

仕掛品というと、わかりにくいので、途中工事です。

建設現場は、決算でピッタリ終わる工事は、あまりありません。

そのため、途中工事を確認する必要があります。

 

途中工事は、上で書いたように、

  • 請求書から確認
  • 出面帳から確認

で確認することが多いです。

各項目について、確認していきましょう。

請求書から確認

確認方法は、売上と一緒です。

請求書を見ながら、「これはいつの売上ですか?」と聞いてきます。

売上との違いは、請負した現場などが終わっていない場合です。

その時は、「途中工事(仕掛品)ですね。」ということになります。

 

途中工事は、売上を計上した期や年に経費を振替なければいけません。

経費の過大となります。

出面帳から確認

出面帳も確認方法は、一緒です。

出面帳を見ながら、今期から来期に行っている現場があれば、「途中工事じゃないですか?」と聞かれます。

 

仕掛品は、今期と来期にまたがる仕事となります。

来期に売上となる場合は、今期の経費を来期に計上しなければいけません。

その時に使う勘定科目が、仕掛品です。

 

仕掛品をつかって、今期の経費を来期に計上しましよう。

建設業の税務調査のポイントは?-給料か外注費かー

建設業の税務調査でよくあるのが、給料か外注費かです。

ポイントは色々あるのですが、簡単に説明すると、

  • 外注費の人が社員と一緒かどうか?

です。

 

例えば、朝集合場所に集合して、一緒の車で行って、一緒の道具や材料を使って、一緒の車で帰って来る。

こんな外注さんっていませんか?

この場合、社員の方と外注の方の違いってなんでしょうか?

社員と一緒だと思われてもしかたありません。

 

※わかりやすくするため、かなり崩しています。

 きっちり確認したい方は、「給料 外注 建設業」などで、検索してください。

 

税務調査で給料か外注費かは、ポイントとして出てくる問題です。

もし、外注費が給料と判断された場合は、

  • 消費税が増える場合がある
  • 給料なので、外注の方から源泉所得税を取る必要がある

ということになります。

 

外注の方から源泉所得税を取るのは、難しい問題です。

取れない方も多くいるので、社員のような外注の方については、社員にするべきでしょう。

建設業の税務調査のポイント3つ?のまとめ

税務調査は、怖いものですが。

ポイントを確認して、日々の経理をやっていけば、ものすごく怖いわけではありません。

建設業の税務調査のポイントは、

  • 売上計上もれはあるか?
  • 仕掛品(途中工事)はあるか?
  • 給料か外注費か?

となります。

 

編集後記(1543)

なんかテレビの調子が悪くなってきました。

10年以上使っているし、最近は子供がドンドンしているので、限界かもしれません。

今度は、TVチューナーの入ってないヤツが買えれば、そんなテレビにしたいです。

NHKに払っている分を、Netflixなどにまわしたいですね。

 

55日記(1873)

保育園の帰りに公園にいきました。

元気よく遊んでいます。

 

66日記(1100)

保育園の帰りの公園で、「こわい」が発動されました。

特別怖いところではないのですが、くせになっているのでしょうか?

 

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