建設業の確定申告の注意点ってなんだろう?と悩んでいませんか。
建設業の確定申告の注意点は、
- 売上はやったところまで
- 材料などは使ったものだけ
- 食費は経費にならない
となります。
他にもありますが、この3つに絞って解説していきます。
この記事を読んで、建設業の確定申告の注意点を確認しましょう。
建設業の確定申告の注意点
建設業の確定申告の注意点は、
- 売上はやったところまで
- 材料などは使ったものだけ
- 食費は経費にならない
となります。
各項目について、確認していきます。
売上はやったところまで
売上は、やったところまでとなります。
なぜなら、やったところまでとしないと、売上の操作ができてしまうからです。
よくある間違いが、
- 入金したら売上
- 請求したら売上
というものです。
これでは、売上の金額は足りないのです。
入金したら売上の場合
入金したら売上だと、けっこうな感じで売上がもれてしまいます。
たとえば、2023年12月に請求書を発行して、2024年1月に入金します。
入金したら売上の場合は、2024年1月に売上にしますが、本当は2023年にやったので、2023年の売上にしなければいけないのです。
仕事は2023年にやっているので、2024年の売上ではなくて、2023年の売上となるのです。
この場合は、2023年の12月にやった分が、売上になっていないので、売上がもれていることになります。
売上は、やったところまでが売上なのです。
請求したら売上
請求したら売上でもいいのですが、それでは少し足りない場合が出てきます。
その理由は、末日締めならいいのですが、20日締めの場合は、21日から末日までの分の売上がもれてしまいます。
2023年12月31日を締めとして、売上にしましょう。
ちょっとのことですが、そこがポイントとなります。
材料は使ったものだけが
材料は、使ったものだけが経費となります。
使っていない場合は、在庫となります。
例えば、ブロックを10個購入して、7個使ったところで年末を迎えたとします。
この場合は、
- 材料費を10個にする
- 期末材料棚卸高を3個にする
そうすると、材料の7個分が経費となります。
3個は使っていないので、翌年の経費となります。
材料は、使ったところまでが経費となります。
在庫がある仕事の場合は、年末に在庫を確認しましょう。
食費は経費にならない
食費は経費になりません。
なぜなら、家計費だからです。
食費というのは、1人で食べた朝食・昼食・夜食です。
1人で食べた場合は、仕事の途中で食べた場合でも、家計費です。
建設業の個人事業主の方の帳簿やレシートなどを見ると、飲食代のレシートが入っている場合が多いです。
打ち合わせなどで上の会社の人と食べた場合や、外注をお願いしている職人と食べた場合は、経費になります。
基本的に、1人の場合は経費にはなりません。
建設業の確定申告の注意点―その他もろもろー
建設業の確定申告の注意点ですが、自分が見たというものを書いて行こうと思います。
過去にあったのは、
- 家賃が全額経費
- 借入の元金が経費
- 未払金が経費
などです。
家賃が全額経費
家賃が全額経費になるのは、事務所を借りている場合だけです。
自宅兼事務所の場合は、自宅部分は経費になりません。
自宅部分は、家計費だからです。
家賃を全額経費にするということは、生活する場所が別にあるということになります。
事務所にする部分は、はっきりわかるような1室にすると経費にしやすいです。
なぜ1室がいいかというと、税務署に聞かれたときに答えやすいからです。
「部屋の全体が〇〇㎡で、1室が〇〇㎡だから、経費は家賃×1室/全体にしました」と説明できます。
自宅件事務所の場合は、全額経費にできません。
そして、事務所として使っている割合で、計算をしましょう。
借入の元金が経費
銀行からお金を借りて、元金と利息を返済します。
利息は経費でいいのですが、元金も経費としている方がいました。
元金は経費になりません。
お金を借りるときに収入としないので、お金を返すときにも経費にしないのです。
でも、お金が出ていくときだけ、「お金を支払っているのだから経費」と思っている方が多いです。
借入金の元金は、経費にならないと覚えておきましょう。
未払金が経費
未払金と書くと良くわからないので、車をローン会社で購入したときの元金は、経費になりません。
車をニコスなどで購入して、毎月お金を払っていきます。
この場合の、利息以外の部分は経費になりません。
上で書いた借入金の返金と似ていますが、ちょっと違います。
借入金の場合は、借りたときに収入にならないので、返すときも経費にならないのです。
利息は、余分に払う分のため、経費となります。
車をローン会社で購入したときは、減価償却という方法で経費にします。
つまり、他で経費にする方法があるので、ローン支払いを経費にしてしまうと、2重で経費にしていることになってしまうのです。
建設業の確定申告の注意点3つのまとめ
建設業と特定しましたが、他の業種にも言えることです。
建設業の確定申告の注意点は、
- 売上はやったところまで
- 材料などは使ったものだけ
- 食費は経費にならない
確定申告も複雑な要素が含まれています。
悩んだら、近くの税理士に相談してみましょう。
編集後記(1605)
子どもたちとお祭りにいきましたが、ちょっと急かしすぎて後悔しています。
混んでいなかったので、ゆっくりしてあげたかったです。
55日記(1935)
お祭りに行って、1人で射的をしました。
まったく当たらなかったけど、自分でできたことに満足していました。
66日記(1162)
お祭りに行って、まだまだ自分1人ではできないことがいっぱいですけど、どんどんチャレンジしてほしいです。
失敗は成功の素ですからね。