個人事業主が法人なりで気をつけること3つ

個人事業主が法人になるときに、気を付けておくことがあります。

最初に、個人事業主と法人は全くの別物ということです。

ここは、最初に抑えておきたい点です。

 

そして、社会保険料が増える可能性があるということです。

社会保険料というのは、健康保険と厚生年金ですが、法人成りすると個人負担と会社負担になるということです。

個人事業主のときよりも、負担が増えるかもということです。

 

そして、消費税についてです。

古い情報では、法人成りすると消費税を2期払わなくてもいいというのもありますが、今はインボイス制度があります。

そのため、消費税については、あまり得しないと思ってください。

 

この記事を読んで、法人成りのときに気をつけることを確認しましょう。

目次

個人事業主と法人はまったく別物

個人事業主の場合は、法人なりすると、法人という別の人?が誕生します。

個人事業主が、自分で法人を作って、自分で社長をやっているけども、法人は個人との関係ををきっちり分けようとします。

 

なにが特徴的なのかというと、お金です。

法人になると、お金を簡単には使えません。

 

もちろん、事業のために使うのは、できます。

でも、会社のお金を個人的に使うのは、問題なんですよね。

 

会社のお金を個人的に使うと、役員賞与や貸付金となります。

役員賞与は、もらった人の収入になり税金もかかるけど、法人の経費にはなりません。

 

貸付金は、会社から借りている状態のことで、銀行融資などの場合は不利に働きます。

つまり、会社のお金を個人的に使うと、よくないということです。

 

個人事業主の場合は、お金があったら、それを全部使っても問題はありません。

でも、法人の場合は、法人という他人なので、他人のモノに手を出しちゃっているから、問題なんですよね。

 

まずは、法人と個人は別なんだという認識が必要となります。

個人事業主が法人成りしたら増える社会保険料

個人事業主が、法人成すると給料が経費になるんですけど、給料があると、社会保険の支払いがあります。

この社会保険料が曲者で、個人事業主のときよりも、負担が多くなる場合があります。

 

その理由は、健康保険と厚生年金になるのですが、会社負担分というのがでてきます。

法人を経営してわかることですが、健康保険や厚生年金のほぼ同額を会社が負担しています。

 

個人事業主が法人成して法人になると、会社負担と社員(役員)負担を負担しなければいけないので、負担金額が増えます。

もちろん、将来もらう年金は増えますが、健康保険については、お医者さんのサービスが良くなるということはありません。

 

個人事業主と比較すると、国民健康保険と国民年金の負担額よりも、法人にして個人負担と会社負担を合わせると負担が増える可能性があります。

個人事業主が法人成りしても消費税は得しないかも

法人成りすると、消費税の納税が2年間なくなりますというのがありますが、それは、情報が古いんです。

2024年では、通用しないことです。

その理由は、インボイス制度があるからです。

 

法人成りということは、個人事業主である程度仕事をしてきているので、消費税の納税もしているでしょう。

インボイスの登録もしていると思います。

 

法人成りしたら、インボイスの登録しないというのも、問題が出てきてしまいますよね。

そうすると、個人事業主の時と変わらないということになります。

 

ちょっと得するのは、2割特例が使えることになります。

消費税が全く得することはないけども、ちょっと得するというくらいです。

 

税金のルールは、どんどんと変わってきます。

ブログやYouTubeを見るときは、いつ発信されているのかを確認しましょう。

個人事業主が法人なりで気をつけること3つのまとめ

法人なりする前に、確認しておきたい点ですね。

もし法人成りする前に不安だったら、お近くの専門家に相談しましょう。

 

個人事業主が法人成りで気をつけることは、

・個人事業主と法人は別物

・社会保険料の負担が増えるかも

・消費税では得しないかもしれない

となります。

 

編集後記(1972)

昨日は、月次処理をして、メール対応、夕方は家族でプールに行きました。

8月の夕方は、けっこう涼しかったですね。

 

55日記(2302)

保育園を早く終わり、プールに行きました。

とても楽しんでくれたのが、印象的でした。

 

66日記(1529)

プールに行きました。

「プールたのしい」という言葉を、初めて聞きました。

 

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