税務調査の5大事前準備を解説します!

税務調査があったときは、事前に準備しておく必要があります。

それは、

  • 心の準備
  • 場所の準備
  • 書類の準備
  • 聞かれることの準備
  • 納税の準備

です。

この記事を読んで、事前準備のしかたを確認しましょう。

目次

税務調査の事前準備の方法―心の準備―

まずは、税務調査の連絡があったら、心の準備をしましょう。

それは、平常心を保つことです。

税務調査の連絡があると、不安になります。

 

税理士の私でも、お客様のところに税務調査があると思うと非常に不安です。

キッチリやっていても、不安に思うことがあります。

 

税務調査までの時間は、長く不安に感じるかもしれませんが、平常心でいきましょう。

もし、顧問の税理士がいない場合は、税務調査のために税理士をお願いすることも検討しましょう。

 

たまにですが、税務調査で声を荒げる方もいます。

やめましょう。

 

税務調査に来ている税務署の人も人間なのです。

敵に見えますが、帳簿がしっかりしているかどうかを確認しに来るだけです。

 

きちんとした対応をすれば、きちんとかえしてくれます。

当日も落ち着いた対応を、心がけましょう。

 

顧問の税理士がいる場合は、流れなどを確認してください。

そうして、不安を取り除きましょう。

税務調査の事前準備の方法―場所の準備―

税務調査があるときは、何人でくるのかを必ず確認しましょう。

なぜなら、場所の準備が必要だからです。

だいたい、1人か2人の場合が多いです。

 

適当な場所というのは、どこでも良いのですが、書類が必要となるので、なるべく書類を移動しないところが良いと思います。

事務所で他の社員に聞かれるとまずい場合は、事務所以外のところでできないか、税務署の方に確認しましょう。

あとは、当日社員の方を外出させるといった方法です。

 

場所についてのポイントはありませんが、整理整頓しておきましょう。

ごちゃっとしていると、「いいかげんなのか?」という印象を与えてしまいます。

 

デスクの中も整理整頓しましょう。

デスクの中は、「見てもいいですか?」という断りがあって見る場合があります。

きちんと、整理しておきましょう。

 

パソコンの中身やメールの内容を確認する場合もあります。

ないと思いますが、隠しフォルダとか使っている場合は、やめましょう。

1度疑いを持たれると、とことん調べようとする可能性があるからです。

 

現金などを目につくところに置かないようにしましょう。

  • この現金は誰の?
  • 会社の現金?
  • 今日の現金と帳簿はあっているの?

などと、考えられてしまいます。

 

事務所以外に、倉庫などがある場合は、確認に行く場合があります。

倉庫の中に個人的なものがないようにしましょう。

 

場所にも準備が必要となります。

日頃から整理整頓して、個人的なものはなるべくなくしましょう。

税務調査の事前準備の方法―書類の準備―

税務調査で必ず確認するのは、書類です。

なぜなら、決算書などは、書類⇒帳簿⇒決算書という流れで作成されているからです。

そのため、書類をキチンと準備できていないと「ちゃんとやっていないのかな?」と思われますので、注意が必要となります。

 

準備する書類は、帳簿を作成するときに見たもの全部となります。

ちょっと、ザックリとしているので、主要なものを出すと

  • 総勘定元帳
  • 領収書
  • 請求書(売上・仕・外注など)
  • 通帳
  • クレジットカードの明細

などとなります。

 

あとは、消費税の計算の基になったものや、固定資産台帳なども提出を求められます。

書類は、年度ごとに分けて、ダンボールなどに入れておきましょう。

 

総勘定元帳を会計ソフトから出力していない場合は、出力して書類にしておきましょう。

 

総勘定元帳は、税務調査の基本の書類となります。

  • 総勘定元帳⇒売上の請求書を見る
  • 総勘定元帳⇒仕入の請求書を見る
  • 総勘定元帳⇒外注の請求書を見る
  • 総勘定元帳⇒交際費の領収書を見る

総勘定元帳を見て、その他の書類を見るという流れになります。

 

税務署の方が「総勘定元帳を持って帰りたい」という場合もあります。

この場合は、お断りした方がいいです。

 

じっくりと、総勘定元帳を見られる場合が多いからです。

「総勘定元帳を持って帰りたい」というのは、新人とベテランの税務署の方が来る場合などが多いような気がします。

 

書類はキチンと準備しておきましょう。

税務調査の事前準備の方法―聞かれることの準備―

聞かれることの準備も必要となります。

最初は、

  • あいさつ
  • 世間話

という流れで、はじまって行きます。

そして、「そろそろ始めましょう」と言って始まるのですが、最初は事業などについて聞かれます。

 

事業などについて聞かれることは、

  • どんなことをやっているのか?
  • どこから仕事がくるのか?
  • どんな仕事を外注しているのか?
  • 家族構成は?

などです。

 

一通り確認すると、まずは総勘定元帳を見ていきます。

そして、気になった点を確認していきます。

 

質問された、素直に答えましょう。

わからない場合は、「わからない」で大丈夫です。

「あとで調べて返事します」もありです。

 

その場で答えるのが難しい場合は、宿題とさせてもらいましょう。

税務調査の終わりに、宿題になっているものを確認して、後日返答しましょう。

 

税務調査当日は、緊張しています。

わからないことは、後で答えても問題ありません。

落ち着いて対応しましょう。

税務調査の事前準備の方法―納税の準備―

税務調査は、納税が必ずあるわけではありません。

納税がない場合もあります。

 

よくお土産という言葉がありますが、納税が出ないところは出ないのです。

税務調査の日から税務調査が終了するまでは、1か月くらいかかります。

  

税務調査が終了すると、だいたいの問題点がわかりますので、問題点があったら納税の準備をしましょう。

税務調査の5大事前準備を解説します!のまとめ

税務調査は、イヤなものですので、準備をしっかりしましょう。

 

税務調査があったときの5大準備は、

  • 心の準備
  • 場所の準備
  • 書類の準備
  • 聞かれることの準備
  • 納税の準備

となります。

 

編集後記(1650)

決算などをやりました。

いろいろやることが増えてしまったので、そろそろ整理したいです。

 

55日記(1980)

大きいダンボール箱で遊びました。

箱に入ったり出たりして、とても楽しそうでした。

 

66日記(1207)

保育園から帰って来た時は、機嫌がわるかったです。

夕食の途中から、機嫌が良くなって、ダンボール箱では長女と楽しそうに遊んでいました。

 

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