税金を計算するための売上と経費って、知っていますか?
・税金を計算するための売上は、やったところまで
・税金を計算するための経費は、使ったところまで
となります。
この記事を読んで、税金を計算するための売上と経費を確認しましょう。
税金を計算するための売上とは?
税金を計算するための売上とは、やったところまでとなります。
その理由は、請求書や入金だと、調整ができてしまうからです。
売上については、入金したときや請求書を発行した分と思っている方も多いですが、やったところまでなんです。
間違ってしまうと、売上のもれとなってしまいます。
たとえば、請求書が25日締めの場合だったとします。
月末が31日の場合は、26日から31日分は、来月の請求書にかかれてしまいます。
そうなると、26日から31日分の売上がもれていることになります。
もちろん、請求書が31日締めで、31日までの売上が入っているなら問題はありません。
売上はやったところまでと、覚えておけば漏れる心配もないでしょう。
本来売上というと、
・入金したとき
・請求したとき
と思ってしまうのですが、それがなぜ問題なのでしょうか?
それは、入金した時に売上にしてしまうと、入金しない時は売上にならないということになります。
この場合は、売上と経費が対応しないので、正しい利益が出てこなくなってしまいます。
入金がなかったら売上にしないとなると、入金がないときは利益がないので税金が減ります。
そして、入金がいっぱいあったら、利益が増えるため税金が増えます。
こうなると、税金がいくらなになるか予想ができません。
あとは、取引先に「今年(今期)は利益がでるから、入金遅らせて」ということができてしまいます。
取引先がOKを出せば、ズルもできてしまうことになるのです。
操作ができるということは、問題があるということですよね。
次に請求書を発行したときですが、こちらもズルができてしまいます。
請求書を発行する時に、取引先に「この案件は、次の請求書にします」と言ってしまえば、売上が来年(来期)になってしまいます。
この請求書を発行する時に売上にすると、やっぱりズルができてしまうのです。
売上でズルができないのは、やったところまでとなりますので、売上はやったところまでにしてください。
税金を計算するための経費とは?
税金を計算するための経費とは、使ったところまでです。
その理由は、やっぱり調整できてしまうからですね。
例えば、仕入れです。
商品を仕入れて販売したところまでが、経費となります。
販売していない商品は、経費になりません。
もしお金を支払っていても、お金の流れとは関係ないのです。
販売していない商品は、在庫となり来年(来期)以降に販売できたら経費となります。
よくあるのが、年度末に商品を大量に仕入れてしまう場合です。
節税目的でやる人もいますが、節税にはなりません。
その理由は、販売していないので、経費にならないからです。
年度末に買ってもあまり意味がないので、節税目的で年度末にいっぱい仕入れをするのは、やめておきましょう。
次に、減価償却する資産です。
減価償却をする資産ってなんだ?と思うかもしれませんが、青色申告の場合は30万円以上のものを資産といいます。
車でもパソコンでもそうなんですが、使ってから経費になります。
最近は、車の納車が1年後とかもあるようですが、手付金を払っても手付金は経費になりません。
車が納車されて、自分で運転できるようになった日から経費になります。
よくあるのが、8月にお金払って、9月に納車された場合です。
この場合は、9月から減価償却費が経費になります。
8月はお金を払っただけで、使っていません。
9月に納車されたのであれば、9月から経費になるのです。
それは、9月から使っているからですね。
こんな感じで税金を計算する経費というのは、使ったところまでとなります。
税金を計算する経費については、例外がある
税金を計算する経費は、使ったところまでが基本ですが、例外があります。
それは、切手とか印紙とかですね。
いっぱい購入している場合は、貯蔵品として使っていない分は経費になりません。
でも、少量でいつも同じくらい保管しているときは、使っていなくても経費にしていいですよというのがあります。
例外ですし、量が多くないのがポイントとなります。
税金を計算するための売上と経費について確認しようのまとめ
税金を計算するための売上と経費は、
・売上は、やったところまで
・経費は、使ったところまで
編集後記(2033)
昨日は、決算の報告に行きました。
無事に終わったので、良かったです。
55日記(2363)
昨日も「あたまがいたい」と言っていたようです。
季節の変わり目ですが、ちょっと心配です。
66日記(1590)
保育園で作った謎の折り紙を「これあげる」と言ってくれました。
あとで「捨てていい?」と聞くと「いいよ」と答えていたので、重要なものじゃなかったようです。