資金繰りを改善する方法
資金繰りってどうやってやるの?って思っていませんか?
資金繰りとは、会社を運営するお金をどうにかして用意することです。
朝、娘に「おはよう」と言っても、「おはよう」となかなか返してくれないので、ずっと言い続けている税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
資金繰りを良くするには、
- 利益をだす
- お金を早くもらう
- お金を遅く払う
- お金をどこかから用意する(借りる・増資)
の4つが大事になってきます。
そして、月商の3か月分になるようにお金を集めましょう。
この記事を読むと、資金繰りが改善するようになりますよ。
資金繰りを改善する方法4つ
資金繰りを良くする代表的な方法は、次の4つです。
- 利益を出す
- 現金や預金以外の資産を減らす
- 負債を増やす
- 増資
各項目について、説明していきたいと思います。
利益を出す
資金繰りで1番効果的なのは、利益を出すことです。
なぜなら、利益を出すということは、お金が増えるということです。
でも、しっかり回収しないとお金は増えていきません。
売上はツケで売ることが多く、売ると回収(入金する)のタイミングが異なるからです。
いくら利益を出しても、回収しなければいつになってもお金になりません。
現金や預金以外の資産を減らす
2番目に効果的なのが、現金や預金以外の資産を減らすです。
現金や預金以外の資産を減らすとは、具体的に次のようなものです。
- 売掛金を減らす
- 手形を減らす
- 商品などの在庫を減らす
各項目について、説明していきます。
売掛金を減らす
売掛金を減らすとは、ツケで売った商品などの代金を回収することです。
社長の会社には、期日までに入金されていない売掛金はありませんか?
それを、現金化することによって、資金繰りが良くなります。
入金日を過ぎてしまっている売掛金を待っていたら、自分の資金繰りも悪くなってきます。
私が、会計事務所に勤務していた頃に、毎月25日や末日に、売掛金を支払ってくれないお客さんにくっついて、回収している人がいました。
25日や末日は、払ってくれない人の売掛金の入金日だからです。
払ってくれない人と一緒にお金を回収に行き、回収したお金から自分の売掛金をもらっていました。
そのぐらいやれとは言いませんが、そのぐらいやっている人がいます。
支払いの遅い取引先は、期日を過ぎたらすぐに、連絡するというアクションを起こしましょう。
手形を減らす
手形を減らすとは、受取手形を減らすことです。
受取手形は、もらってから約3か月は、お金になりません。
受取手形を資金にするには、割り引かなければいけませんが、割引料がかかりますし、不渡りのリスクもあります。
受取手形をもらっている社長は、現金取引(振込入金)してもらえるように、得意先に相談してみましょう。
商品などの在庫を減らす
商品などの在庫を減らす努力をしてみましょう。
なぜなら、在庫には次のようなお金がかかっています。
- 在庫を仕入れたお金
- 在庫を置いておく家賃
- 在庫を仕入れた時の利息
在庫は、販売して初めてお金になります。
私は、会計事務所に勤務する前に、ホームセンターで勤務していました。
その時に言われたことは、「在庫は、お金」です。
在庫を多く持ってしまうことは、それだけお金がかかるということです。
在庫=お金という意識を持ちましょう。
負債を増やす
負債を増やすが3番目に効果的です。
負債を増やす方法というと、次の2つが考えられます。
- 借入れをする
- 支払いを遅らせる
各項目について、説明していきます。
借入をする
銀行から借入をすれば、お金が増えて資金繰りが良くなります。
お金を借りられる時に借りるというのがベストです。
お金を借りたいと思ったときには、借りられません。
利益が出ている時に、お金を借りて手持ちを増やしておきましょう。
支払いを遅らせる
支払いを遅らせるとは、買掛金の支払い期間を遅らせることです。
買掛金の支払いを、仕入れた翌月に払っていたところを翌々月に支払う方法です。
こうすれば、支払期間が1か月伸びますので、資金繰りが楽になります。
この方法は、必ず取引先と相談をしてください。
相談しないで支払いを遅らせてしまうと、信用問題になってします。
「あの会社お金払ってくれいない」と噂になってしまいます。
実際にやるとなると、いまお付き合いしている取引先は、難しいと思います。
これから新規に付き合うお客さんなどは、なるべく支払いを遅らせるように交渉してみましょう。
増資
資金繰りを良くするの中で、4番めに効果的なのが、増資です。
でも、増資は1番ハードルが高いような気がします。
増資がハードルが高い理由は、
- 増資には、登記が必要
- 増資に他人にお願いすると、会社運営が難しくなる
- 代表者から借入の方が簡単
です。
増資をするには、ハードルがありますので、キチンと考えた上で行うと良いです。
資金繰りの資金ってどのくらいあれば良いの?
会社の資金は、月商の3か月分あれば良いでしょう。
月商とは、売上のことです。
つまり、月の売上の3か月分あれば、何かあったときも対応ができます。
参考になるか分かりませんが、算式があります。
この算式で出た数字が、
- 5か月以上⇒安全
- 3か月以上⇒普通
- 1か月以下⇒危険
となります。
※私の個人的な評価です。
社長の会社も確認してみてください。
現在お金がまわっていても、ギリギリなのかもしれません。
もし、ギリギリの場合は、どうやってお金を増やすか考えて行きましょう。
資金繰りを改善する方法4つをわかりやすく解説!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
55日記(1014)
最近は、体力がついてきて、保育園帰りでも公園へ遊びに行きたがる。
元気なのは良いけれど、「早く疲れないかな・・・」って思います。
66日記(241)
高い高いするとよく笑います。