年末調整が終わると、源泉徴収票を作ることができます。
最後の給料のときに源泉徴収票をもらう方もいると思いますし、最近はWEB上で確認することもできます。
源泉徴収票を見たことがない方もいるとおもいますので、
- 年収は?
- 所得は?
- 税金は?
という3つの点を確認していこうと思います。
源泉徴収票の簡単な見方―源泉徴収票とは?―
源泉徴収票とは、ざっくりと年間の給料と控除と税金が書いてあります。
上に令和○年分 給与所得の源泉徴収票とありますが、令和4年分なら令和4年1月1日~12月31日までのことが書いてあります。
そして、源泉徴収票には、給与所得とあるので、給料のことしか書いてありません。
つまり、退職金や副業の事は書いていないのです。
もし、副業をしているかたで源泉徴収票をもらった方は、副業が給料ということになります。
つまり、2つの会社で給料をもらっているということになります。
源泉徴収票を見るとどういう控除があって、税金が計算されているかがわかります。
源泉徴収票は、1年間の給料と控除と税金が書いてあるのです。
源泉徴収票の簡単な見方―年収とはー
源泉徴収表の年収は、源泉徴収票の住所又は居所欄の下の支払金額にかいてあります。
ここに書いてあるのが、年収です。
この金額は、手取りではありません。
よく言う額面金額となります。
そのため、年収は?と聞かれたら、この支払金額を言えばいいのです。
源泉徴収票の支払金額は、年収を表している。
源泉徴収票の簡単な見方―所得は?―
源泉徴収票の所得は、源泉徴収票の住所又は居所欄の下の給与所得控除後の金額(調整控除後)に書いてあります。
ここに書いてあるのが、所得です。
所得というのは、会社で言えば利益みたいなものです。
給料のうち仕事に使うものを自腹で負担している金額があると思うので、その分を控除した金額となります。
この自腹で負担している金額というのを、給与所得控除と言います。
そして、年収から給与所得控除を引いた後の金額を、給与所得控除後の金額と書いているのです。
給与所得控除の金額は、給料の金額により変わりますが、給与所得控除後の金額が簡単に知ることができます。
給与所得控除後の金額が知りたい方は、給与所得控除後の金額を確認するをクリックしてください。
給料の収入の人の所得は、給与所得控除後の金額を言います。
源泉徴収の簡単な見方―税金―
源泉徴収票の税金は、氏名の下の源泉徴収税額に書いてあります。
ここに書いてあるのが、令和4年分の所得税となります。
ここに書いてあるのは所得税なので、住民税のことは書いてありません。
給料明細を見てみると、住民税が毎月引かれていると思いますが、住民税は源泉徴収票には出てきません。
これは、源泉徴収票が所得税のことだけしか書いていないからです。
じゃあ、住民税はどこに書いてあるの?というと、令和4年の5月頃に会社から、納税通知書というのをもらっていませんか?
そこに1年分の住民税が書いてあります。
源泉徴収票は、所得税のことしか書いていませんので、住民税については会社からもらった納税通知を確認してください。
源泉徴収税額は、所得税のことが書いてあります。
源泉徴収票簡単な見方―年末調整しているかどうか?―
源泉徴収票で年末調整しているかどうかを確認することができます。
年末調整している場合は、
- 支払金額
- 給与所得控除後の金額(調整控除)
- 所得控除の額の合計額
- 源泉徴収税額
の全部に金額が書いてあります。
年末調整していない場合は、
- 支払金額
- 源泉徴収税額
の2つにしか金額が書いてありません。
ここで見分けましょう。
源泉徴収票の簡単な見方のまとめ
源泉徴収票は、わかりにくい書類です。
読むには勉強が必要になりますが、年収・所得・税金については知っていても損はないです。
ご自身の源泉徴収票を確認してみましょう。
編集後記(1361)
久しぶりに法務局へ行きました。
いつもはオンラインでやるのですが、どうしてもわからないことがあって。
受付の人が優しくて、良かったです。
55日記(1691)
欲しいものがあるので、自分のお金で買いに行くそうです。
無くなる前に買えるといいね。
66日記(918)
最近は、「わっしょいして」と言ってきます。
わっしょいとは、1人を胴上げすることです。