仕訳の作り方、借方・貸方について
仕訳をやったことがないので、どうやってやったら良いのかわからないって悩んでいませんか?
この記事には、借方や貸方の覚え方や仕訳の作り方が書いてあります。
この記事を読むと、仕訳をイメージして作ることができますよ。
仕訳の作り方や借方・貸方について解説!
仕訳の作り方の前に、仕訳のルールを書いていきます。
仕訳は、左側と右側に分けて記入します。
左側と右側に分けて記入するのですが、その時のルールが、
- 左側を借方、右側を貸方と呼びます
- 借方と貸方は必ず同じ金額になる
というものです。
各項目について、説明していきます。
左側を借方、右側を貸方と呼びます
仕訳をするときは、左側を借方と呼び、右側を貸方と呼びます。
最初は左とか右とかでも良いと思いますが、覚えた方が良いでしょう。
ちなみに、覚え方は、
借方は、ひらがなで「かりかた」となります。
「かりかた」の「り」の2画目が左の方に流れて行くので、借方は左側と覚えます。
貸方は、ひらがなで「かしかた」となります。
「かしかた」の「し」が右の方に流れて行くので、貸方は右側と覚えます。
図にすると次のようになります。
分かりづらい図ですが、イメージしてください。
左側が借方で、右側が貸し方となります。
仕訳の書き方と読み方
仕訳は、白紙に書く場合は、
- (現金)5,000(借入金)5,000
と書きます。
伝票などに書く場合は、(現金)の()は必要ありません。
仕訳の読み方は、借方・勘定科目・金額、貸方・勘定科目・金額の順で読みます。
仕訳が、(現金)5,000(借入金)5,000のばあいは、
- かしかた・げんきん・ごせんえん、かしかた・かりいれきん・ごせんえん
となります。
借方と貸方は必ず同じ金額になる
借方と貸方は、必ず同じ金額になります。
このルールは、絶対に守らなければいけません。
会計ソフトに入力する時に、借方と貸方で同じ金額になっていない場合は、確認するように注意書きが出てきます。
例えば、
- (現金)4,500(借入金)5,000
と、借方の(現金)と貸方の(借入金)の金額があわないのはダメです。
借方が5,000円の場合は、貸方も5,000円になります。
(借方) | (貸方) |
(現金)4,500 | (借入金)5,000 |
(支払利息)500 |
このように2行になっても良いので、借方の合計と貸方の合計が同じ数字になるようにします。
仕訳の借方と貸方は、同じ金額になる。
仕訳の作り方
仕訳は、イメージで行っていました。
自己流ですが、仕訳の作り方を説明したいと思います。
作りたい仕訳が出てきたときは、次の4つをイメージして仕訳を作成していました。
イメージするのは、次の4つです。
- 資産勘定は、借方に書くとプラスのイメージ、貸方に書くとマイナスのイメージ
- 負債項目は、貸方に書くとマイナスのイメージ、借方に書くとプラスのイメージ
- 収入項目は、貸方に書くとプラスのイメージ、借方に書くとマイナスのイメージ
- 経費項目は、借方に書くとマイナスのイメージ、貸方に書くとプラスのイメージ
各項目について、説明していきます。
資産勘定は、借方に書くとプラスのイメージ、貸方に書くとマイナスのイメージ
資産勘定とは、現金・普通預金・売掛金・車両などです。
資産勘定は、プラスをイメージしたら借方に書いてください。
マイナスをイメージしたら貸方に書いてください。
負債項目は、貸方に書くとマイナスのイメージ、借方に書くとプラスのイメージ
負債勘定は、買掛金・借入金・預り金などです。
負債勘定は、マイナスをイメージしたら貸方に書いてください。
プラスをイメージしたら借方に書いてください。
収入勘定は、貸方に書くとプラスのイメージ、借方に書くとマイナスのイメージ
収入勘定とは、売上高・雑収入・受取利息・受取配当金などです。
収入項目は、プラスをイメージしたら貸方に書いてください。
マイナスをイメージしたら借方に書いてください。
経費勘定は、借方に書くとマイナスのイメージ、貸方に書くとプラスのイメージ
経費勘定とは、消耗品費・旅費交通費・接待交際費などです。
経費勘定は、マイナスをイメージしたら借方に書いてください。
プラスをイメージしたら貸方に書いてください。
※勘定科目が資産勘定・負債勘定・収入勘定・経費勘定のどれになるかは、覚えてもらうしかありません。
仕訳を作る流れ
私が最初にやっていったのは、わかっている方を先に書いてしまうことです。
例えば、500円を現金で借りたとします。
この時に、
- 現金500借りた⇒現金が500増えた
- 現金500借りた⇒借入が500増えた
のどちらかがイメージできれば良いです。
「現金が500増えた」を先にイメージできれば、現金は資産なので、資産が増えるは借方が増えるということになります。
(借方) | (貸方) |
(現金)500 |
そして、次に考えるのが
- 他に借方に来るのがある?
- 貸方にくる勘定科目は?
と、考えていきます。
他に借方にくるものもないので、貸方は借方と同じ金額になるようにすれば良いと考えると
(借方) | (貸方) |
(現金)500 | (借入金)500 |
となります。
複雑な仕訳出てきてもイメージして、1つずつ考えて行きましょう。
仕訳の作り方や借方・貸方について解説!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
借方と貸方は、覚えにくいです。
私が簿記3級を受けていたときに、先生が「借方と言ったら左手を上げて、貸し方と言ったら右手を上げてください」と言って練習させられました。
懐かしい思い出です。
仕訳は、数多く処理すれば慣れてきますので、数をこなすことが重要です。
最初は、時間がかかるかもしれませんが、イメージでやるほうが間違えにくいです。
55日記(1218)
奥さんがワクチン接種して、副作用がでているとき、一緒にお風呂に入ってくれたりして、協力的でした。
66日記(445)
リモコンとかを持ってきて「どぞー」と言っています。