売上原価の出し方をポテトチップスで図解!

売上原価の出し方はどうなってるの?と疑問に思っていませんか。

かしわざき
かしわざき

税理士の柏嵜です。

東京都大田区で開業しています。

この記事には、売上原価とは?や売上原価の計算式は?をポテトチップスを使って図で解説しています。

この記事を読むと、売上原価が理解できますよ。

目次

売上原価の出し方をポテトチップスで図解!

売上原価とは、ざっくり言うと売れた商品の仕入れた時の金額のことを言います。

でも、いきなり金額で説明してしまうとわかりづらいので、ポテトチップスで図解したいと思います。

売上原価をポテトチップスの袋で説明

1袋のポテトチップスを、1袋売りました。⇒売上原価1袋、売上が1袋

図にしてみると、

2袋のポテトチップスのうち、1袋売りました。1袋は売れ残りました。⇒売上原価1袋、売上が1袋、在庫が1袋

ポテトチップスで表せば、売上原価の袋の数=売上の袋の数となります。

 

売上原価は、ポテトチップスを販売した数のことです。

売上原価をポテトチップスの金額で図解

1袋のポテトチップス100円を、1袋200円で売りました。売上原価100円、売上200円

2袋のポテトチップス(1袋100円)を、1袋200円で売りました。⇒売上原価100円、売上200円、在庫100円

売上原価の金額は、ポテトチップスを販売した金額のことです。

ここで出てくる在庫とは?

在庫とは、会社に残っている商品や製品のことです。

つまり、ポテトチップスは、売れ残ったので在庫となります。

  

ドラッグストアやスーパーなどで、「今日は棚卸しなので、営業時間を変更します。」などのチラシや案内を見たことがありませんか?

棚卸しとは、店舗にある商品を数える作業のことです。

そして、店舗にある商品のことを在庫といいます。

商品と製品の違い

  • 商品⇒仕入れて販売するもの
  • 製品⇒作って販売するもの

売上原価の出し方の計算式は?

売上原価の計算の算式は

  • 売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高―期末商品棚卸高

となります。

会計の専門用語が多いので、各ことばの意味を説明したいと思います。

売上原価の計算式の言葉の意味

売上原価当期に売った商品の仕入した時の値段の集まり
期首商品棚卸高会社の期首にあった商品のこと、前期末に売れ残った商品
当期商品仕入高当期に仕入れた商品のこと
期末商品棚卸高会社の期末にあった商品のこと、期末に会社に売れ残った商品

売上原価をポテトチップスで表現

売上原価をさっきのポテトチップスの図で、説明したいと思います。

例)

会社には、ポテトチップスの在庫が3袋(300円)ありました。

当期は、5袋(500円)仕入れました。

当期は、7袋(1400円)売れました。

在庫は、1袋(100円)となりました。

算式にすると、

売上原価=期首商品棚卸高3袋(300円)+当期商品仕入高5袋(500円)-期末商品棚卸高1袋(100円)=7袋(700円)

売上は7袋(1400円)で、売上原価は7袋(700円)となります。

図で表すと次のようになります。

図の中の期首商品棚卸高と当期商品仕入高は、販売できる袋の数(金額)を表しています。

図の中の売上原価が販売した袋の数(金額)で、期末商品棚卸高が会社に売れ残った袋の数(金額)表しています。

実際の損益計算書で確認してみよう

上のポテトチップスの流れを実際の損益計算書で確認してみたいと思います。

損益計算書なので、袋では表現できませんが、こんな感じになります。

売上原価の出し方をポテトチップスで図解!のまとめ

最後にもう1度確認しましょう。

売上原価の出し方をポテトチップスで図解!のまとめ
売上原価の出し方をポテトチップスで図解!のまとめ
  • 売上原価は、販売した商品の仕入のときの金額の集まり
  • 出し方は、売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高―期末商品棚卸高

売上原価を求めるには、商品の在庫金額を求めなければいけません。

商品の在庫金額を求めるには、棚卸しが必要ですが、私もホームセンターに勤務していた時に、棚卸しをやっていました。

2人1組になって、1人が数えて、もう1人が記録するんですけど、面倒な仕事でした。

 

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