インボイス制度の出張旅費特例について、悩んでいませんか?
この記事では、
- 出張旅費特例は、帳簿のみの保存の特例
- 出張旅費特例の対象になる費用
- 出張旅費を適用できないケース
について、書いていきます。
この記事を読んで、出張旅費特例について確認しましょう。
You Tubeでも、解説しています。
インボイス制度の出張旅費特例について解説
インボイス制度の出張旅費特例は、
- 出張旅費特例は、帳簿のみの保存の特例
- 出張旅費特例の対象になる費用
- 出張旅費の支払い方法
について確認していきます。
出張旅費特例は、帳簿のみの保存の特例
出張旅費特例は、出張旅費規定に従って出張旅費を従業員に支給する場合は、帳簿のみの保存の特例となります。
つまり、インボイス(請求書や領収書)を保存していなくても、帳簿に記載してあれば、インボイス制度の対象となります。
従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費等(出張旅費、宿泊費、日当及び通勤手当)
帳簿に記載してあれば、インボイス制度の対象となるので、帳簿への書き方が問題となります。
帳簿には、出張旅費特例と書き、特例を使うということを、はっきりと分かるように書きましょう。
出張旅費特例は、インボイス制度がはじまるからといっても、今までやってきたこととあまり変わりません。
帳簿の書き方だけを、気をつけましょう。
出張旅費特例の対象になる費用
出張旅費特例の対象になる費用は、出張旅費、宿泊費、日当等のうち、その旅行に通常必要であると認められうる部分の金額となります。
これは、所得税法が非課税となる範囲が対象となります。
会社で出張旅費規程を作っているはずなので、その範囲内となると考えて問題ないでしょう。
※もちろん、会社で作っている出張旅費規程が非課税となる範囲外だった場合は、ダメです。
出張旅費特例は、インボイス制度だから変わると言うことはなく、今までの通りと思ってください。
出張旅費を適用できないケース
出張旅費規程は、「従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費等」が対象となります。
これは、会社が従業員に支払う出張旅費等が対象ということです。
そのため、法人のカードを使って出張旅費等を支払う場合は、会社と従業員の間でのお金のやり取りではないので、出張旅費特例の対象外となります。
法人のカードを使えば、会社の口座から支払われるからです。
法人のカードで支払った場合は、出張旅費規程に該当しないので、インボイス制度の出張旅費特例にも該当しません。
経費の立替払いがあった場合
出張旅費にもからみますが、立替精算があった時のことを書いていきます。
従業員が立替払いをしたときは、会社の名前で領収書を書いてもらう必要があります。
なぜなら、従業員の名前で領収書を書いてもらうと、領収書の名前が会社ではないので、インボイス制度に対応していないことになります。
もし、従業員の名前で領収書を書いてもらった場合は、立替金精算書を作成して、領収書と一緒に会社に提出しましょう。
立替金精算書のあて名を会社名にすれば、問題ありません。
なんでこんな事が必要なのかというと、インボイス制度では、購入した人の名前が必要だからです。
領収書には会社名が必要となるのに、従業員の名前が書かれていれば、領収書の名前が違うので使えないということになるのです。
なんかややこしいのですが、立替金をするなら
- レシートでもらう
- 領収書は、会社の名前
というのを守れば、問題ないです。
※レシートは、名前を書く必要がないので、大丈夫なのです。
従業員が経費を立替払いすることは多いです。
レシートをもらうようにしてもらって、領収書の場合は会社名で書いてもらうことを徹底しましょう。
もし、領収書が従業員名なら、立替金精算書を作成して、領収書と一緒に保管しましょう。
インボイス制度の出張旅費特例について解説のまとめ
出張旅費特例について解説しました。
基本手な部分は、今まで(出張旅費規程)と一緒になります。
特に気を使う部分もないので、今までの通りやっていきましょう。
立替払いは、領収書を書いてもらった時の名前だけ注意しましょう。
編集後記(1635)
昨日は、久しぶりにランニングをしました。
やっぱり、まだ暑いですね。
ちょっと走ってやめました笑
55日記(1965)
いつもは保育園から公園に直行するのですが、2回家に戻ってからの公園でした。
あまり遊ぶ時間はありませんでしたが、うんていとてつぼうを楽しみました。
66日記(1192)
公園に行くと言って出かけたのですが、直前で転んで「おうちかえる」と言って帰りました。
あとで、ころんだところを見せてくれましたが、ほんのちょっとキズになっていました。