消費税の仕組みー原則課税と簡易課税説明します!ー

消費税
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消費税の仕組みや原則課税と簡易課税の違いがわからなくて悩んでいませんか?

実は、計算方法が大きく違っていて、わかりやすいんですよ。

この記事は、次の内容を書いています。

  • 原則課税と簡易課税の計算方法の違い
  • 有利不利なのはどっち?
  • 還付を受けることが出来るのはどっち?
  • 計算が簡単なのはどっち?

この記事を読むと、消費税の原則課税と簡易課税の大きな違いを理解できます。

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消費税の原則課税と簡易課税の違い

なぜなら、原則課税はもらった消費税と払った消費税の差額を納付税額として計算します。

簡易課税は、課税売上にみなし仕入率を使って、納付税額を計算します。

実際に、原則課税と簡易課税の計算方法を確認したいと思います。 

原則課税

原則課税は、もらった消費税と払った消費税の差額を納税する方法です。

預かり消費税とありますが、この預かり消費税が納税額となります。

もらった消費税と払った消費税をきっちり計算します。

簡易課税

簡易課税は、みなし仕入率を使って払った消費税を算出します。

払った消費税とみなした金額と表現しています。

もらった消費税に払った消費税とみなした金額の差額を納税する方法です。

 

簡易課税のみなし仕入れ率

簡易課税の場合は、下図のようなみなし仕入率を使って納付する消費税を計算します。

みなし仕入れ率
国税庁のHPより参照

   

消費税の原則課税と簡易課税どちらが税金的に有利?

消費税は、原則課税と簡易課税の2種類の計算方法があります。どちらが有利かどうかは、正直試算してみないとわかりません。

でも、原則課税を選択した場合は、損をすることはありません。

なぜなら、預かった消費税と払った消費税の差額の預かり消費税を納税するからです。

実際に、確認してみたいと思います。

原則課税

原則課税は、実際にもらった消費税と払った消費税の差額を納税します。

そのため、損をすることはありません。

原則課税は、ちゃんと計算しているということなのです。

簡易課税

簡易課税は、原則課税と比べると損と得が出てきます。

簡易課税は、原則課税で計算すると納税金額が30万円だったのに、簡易課税で計算すると15万円で済んだということもあります。

なぜなら、簡易課税は、みなし仕入れ率を使うからです。

実際に、確認してみましょう。

  

原則課税の時は、下図のようだったとします。

簡易課税の方は業種にもよりますが、払ったとみなした消費税額が、実際に払った額ではないので、納税する金額が変わってきます。

  

下図の場合は、もらった消費税が同じでも払ったとみなした消費税額が多くなって、預かりとみなされた消費税額が原則課税のときよりも少なくなっています。

もちろん、払ったとみなした消費税が少なくなり、預かりとみなされた消費税額が原則課税より多くなってしまう場合もあります。

  

消費税に還付はあるのかどうか?

消費税は、原則課税には還付はありますが、簡易課税には還付はありません。

 

なぜなら、原則課税は、もらった消費税が払った消費税を超える場合があるからです。簡易課税は、課税売上に対して消費税を計算するため還付が起こることはありません。

 

実際に、原則課税と簡易課税の計算方法で確認したいと思います。

  

※予定納税や中間申告の還付を除きます。

原則課税

原則課税の場合は、消費税の還付の可能性はあります。

なぜなら、きちんと計算しているからです。

払った消費税が、もらった消費税より多くなれば還付となります。

実際に、図で確認したいと思います。

たまに、赤字になったから消費税が還付になると思っている人がいます。

赤字になったから、消費税が還付になるのではありません。

もらった消費税よりも払った消費税が多かったから、還付になるのです。

  

簡易課税

簡易課税の場合には、還付はありません。

なぜなら、簡易課税の計算方法は、課税売上をもとにして消費税の納税額を計算するからです。

たまたま事業に失敗して払った消費税が多くなってしまっても、課税売上をもとに計算している簡易課税は、還付を受けることが出来ません。

 

簡易課税を選択することは、還付を受けることが出来ないのです。 

簡易課税は、本当に簡易=計算が簡単なのか?

簡易課税は、文字通り簡易=簡単に計算するためにあります。

でも、複数の業種がある場合は、原則課税の方が簡単に計算することができ、簡易課税の方が複雑になってしまいます。

実際に、原則課税と簡易課税の計算方法で確認したいと思います。

 

原則課税

原則課税は、もらった消費税と払った消費税消費税を、請求書やレシートなどで確認すれば計算できると思います。  

※課税売上割合95%未満又は課税売上5億円を超えると、簡単な計算にはなりませんがここでは割愛します。 

簡易課税

簡易課税は、簡単に計算することが出来ますが、複数の事業を行っている場合や軽減税率が絡んでくると、複雑になります。

簡易課税の概算での計算のしかた

卸売業の場合は、消費税8%の場合は課税売上に0.8%を乗じれば算出できます。消費税が10%の場合は1%を乗じれば算出できます。

1つの事業のみを行っている場合は、複雑にはなりません。

消費税8%消費税10%
第一種事業(卸売業)0.8%1%
第二種事業(小売業)1.6%2%
第三種事業(製造業等)2.4%3%
第四種事業(その他事業)3.2%4%
第五種事業(サービス業等)4%5%
第六種事業(不動産業)4.8%6%

  

複数の場合は特例を使って計算しますので、複雑になります。

簡易課税特例計算
国税庁のHPより

   

消費税の仕組みー原則課税と簡易課税説明します!ーのまとめ

最後にもう一度確認しましょう。

消費税の仕組みー原則課税と簡易課税説明します!ー
  • 原則課税
    • もらった消費税と払った消費税の差額を納税する
    • キチンと計算するので、有利になることはない
    • もらった消費税より払った消費税が多い場合は、還付を受けることが出来る
    • 請求書や領収書を見てやれば、そんなに難しくない
  • 簡易課税
    • もらった消費税と払った消費税とみなした金額の差額を納税する
    • 簡易課税を選択することによって、原則課税より有利不利が出てしまう
    • 還付を受けることはできない
    • 複数の事業を行っている場合は、特例計算となるので複雑となる

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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