確定申告が近づいて来たので基本的な売上と経費について考えてみる

確定申告が近づいてきました。

確定申告の基本というと、売上と経費です。

売上はやったところまで、経費は事業に関連して使ったところまで、が基本となります。

 

今回は、基本的な売上と経費について、確認していきます。

目次

確定申告が近づいて来たので基本的な売上と経費について考えてみる

確定申告をするには、売上と経費について処理しなければいけません。

売上と経費は、基本中の基本なので、みなさんも知っていると思いますが、確認してきましよう。

売上について

売上というのは、やったところまでが売上です。

これが、基本中の基本になります。

 

やったところまでとは、締め日や請求書の日付は関係ないということです。

12月31日までにやった分が、売上になるということです。

 

たとえば、毎月25日に締めている場合は、12月については、26日から31日までの分も売上にしなければいけません。

12月の請求書に入れようと思ったが、翌年の1月の請求書に記載した場合は、12月の請求書に入れようと思った分は、12月の売上にする必要があります。

 

こんな感じで、12月31日までやったところまでが、売上となるのです。

あと売上というのは、もらったから売上ではなく、もらえなくても売上です。

 

たとえば、取引先の資金繰りが悪くなって、お金が入金しない場合もあるでしょう。

そのときでも、お金をもらう権利があるので、売上にする必要があるのです。

 

よくあるのが、入金で売上を計算している場合です。

入金で売上を計算すると、翌年の1月に入金している部分などが、12月に仕事をしている分のため、12月の売上になるでしょう。

 

そして、未入金の部分も売上にしなければいけないのに、「もらえなかったから」という理由で売上にしない場合が多いです。

これは、もらえる可能性があるため、売上にしておき本当にもらえない時に、処理をする必要があるのです。

 

売上っていっても、なかなか奥が深いですよね。

売上は、やったところまでとなります。

経費について

経費については、使ったところまでが経費になるというのが大前提です。

あとは、事業に関連するもののみということですね。

 

経費については、売上原価になるものについては、売上と関連しなければいけません。

ざっくり説明すると、売れたものは経費にして、来年に売れるものは来年の経費ということですね。

売上原価になる材料費や仕入の経費は、売れ残ったものは、在庫として処理しなければいけません。

 

販売費及び一般管理費についても、使った分までが経費にとなります。

よく漏れるのが、クレジットカードですね。

 

クラウド会計を使っている方は、漏れにくいのですが、入力している方はクレジットカードで2月や3月に支払う分に12月に使ったものが入っているかもしれません。

そこまでが、経費となります。

 

使った分が経費で注意したいところは、減価償却費ですね。

年末にパソコンを購入してお金を払ったけど、パソコンが来るのが翌年だったというケースです。

 

支払いが2024年で、使い始めが2025年となるのですが、このケースは使ったところから経費なので、2025年の経費となります。

車なども同様ですので、ご注意ください。

 

経費になるかどうかの判断基準

売上はそうでもないのですが、経費については「これ経費になるの?」という疑問が出てきてしまいます。

判断基準は、残念ならが人それぞれとなってしまいます。

 

同じレシートでも、税理士によって「経費になる」という人がいれば、「経費にならない」という人もいるのです。

そのため、自分で基準を持ちましょう。

 

自分の判断基準っていっても、わからないという方には、私がオススメする判断基準を説明します。

それは、

・他人に話せるかどうか?

・社員が持ってきてき、経費にできるかどうか?

です。

 

他人に話せるかどうか?というのは、他人に話しても問題ないかということです。

「経費で〇〇を買った」と言っても問題ないかどうかですね。

 

別に言わなくてもいいのですが、言ったらなんか言われそうかも?と思った場合は、やめておきましょう。

あとは、社員がいてもいなくても良いのですが、他人が持ってきたレシートに、お金を渡せるかどうかですね。

 

もし、社員の個人的なものじゃない?と思ったら、それは経費にしては行けないということです。

判断基準としては、事業に関連して、使ったものなんですが、グレー部分もあるため、参考にしてみてください。

 

経費は、売上よりもちょっと複雑です。

経費は、事業に関連して、使った分が経費になります。

経費にする場合は、自分で判断基準を持っておくと、ラクですよ。

確定申告の売上と経費以外に注意したいこと

ご自分でやっている方の確定申告書を見ることがありますが、なんだ?と思うことがあります。

それは、マイナスになっている勘定科目があることです。

 

勘定科目がマイナスになっていることって、ほとんど無いんですよね。

なぜなら、使っているのにマイナスってことはおきません。

 

確定申告書を作る前に、よく会計ソフトを確認しておきましょう。

変な勘定科目やマイナスの勘定科目が、あるかもしれません。

 

あとは、消費税に関してです。

前回の確定申告はインボイス制度のため、10月から12月分が消費税を計算した方が多かったです。

 

今回は、1年分となります。

お金の準備をしておきましょう。

 

消費税は、赤字になっても支払いがでるからです。

確定申告が近づいて来たので基本的な売上と経費について考えてみるのまとめ

売上は、やったところまでで、経費は、事業に関連して、使ったところまでです。

このポイントを外さなければ、税務調査があっても、あまり気にしなくてもよいでしょう。

 

編集後記(2110)

あまり打ち解けていない感じのお客様でしたが、実家が近くだとわかると、親近感がわいたようでした。

良かったです。

 

55日記(2440)

次女が「〇〇先生とかに・・・」といったのですが、「〇〇先生とカニ・・・」と勘違いしていました。

先生とカニってなかなかないですよね。

 

66日記(1667)

ゴネ得がおおいですね。

昨日は、泣いてアイスをゲットしていました。

 

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