銀行融資での決算書の損益計算書の確認方法はこれだ!

銀行融資では、決算書は必ず確認されます。

銀行がどんなところを見ているのかを、知っていると対応もしやすいでしょう。

 

今回は、損益計算書にしぼって、銀行融資での決算書の損益計算書の確認方法について書いていきます。

目次

銀行融資での決算書の損益計算書の確認方法はこれだ!

銀行融資では、決算書の損益計算書を確認します。

銀行は、敵ではないですが、ある程度の確認方法を知っていたほうが、やりやすくなります。

 

銀行の損益計算書の確認方法について、

・売上高

・売上総利益

・営業利益

・経常利益

・当期純利益

を確認していきます。

売上高

売上高は、損益計算書のメインであり、売上がないと、始まりませんよね。

銀行は、売上高について直近の3年くらいの推移を見ています。

直近3年で、売上高が増えているのか?減っているのか?を確認するのです。

 

売上高が増加傾向であれば、銀行は今後の利益が期待できますし、売上高が減少傾向であれば、不安になってきます。

売上高が増加傾向でなら、経費を削減すれば、利益がでて来るからです。

 

売上が減少傾向なら、今が黒字であっても、今後は赤字になってしまうのかもしれないと思うからです。

売上が大切なのか?利益が大切なのか?というのがありますが、売上があれば利益は出しやすくなります。

 

そもそも売上がないようだと、利益が出にくいので、両方大切なんですが、売上は特に大切です。

あとは、銀行は売上高の月商にポイントをおいていることが多いです。

 

月商がわかると、月々のお金がどのくらい必要なのかがわかりますし、どのくらいお金を持っていなきゃいけないかなどがわかります。

売上1つだけでも、3期くらい比較することにより、今後の流れ(増加傾向か減少傾向か)を確認しています。

売上総利益

売上総利益は、売上高△売上原価で計算できます。

売上総利益は、3期との比較でチェックしますが、数字というよりも率で確認することが多いです。

 

率で確認すると、売上高に対する原価の割合がわかります。

原価の割合が変化する場合は、銀行から会社に「原価の変化はなんですか?」と質問をされることがあります。

 

答えとしては、「仕入れ値の値上げ」などが考えられますが、この質問に答えられないと粉飾決算か?と思います。

売上総利益や売上原価は、棚卸資産と関係していきます。

 

棚卸資産の数字をいじってしまうと、売上が下がっていても、利益が簡単にでてしまうからです。

そのため、なぜ原価の変化があったのかを確認しなければいけません。

 

売上総利益は、率で見ることが多く、率の変化で粉飾決算があるかもしれないと見ています。

営業利益

営業利益は、売上高△売上原価△販売費及び一般管理費で計算することができます。

営業利益は、会社の本業の利益が書いてあるところです。

 

営業利益が赤字の場合は、「本業で赤字になったのですが、来期はどうやったら黒字になるのでしょうか?」と質問されます。

あと、営業利益が少ない場合は、ちょっとでも経費が増えたら、赤字に転落するかもしれないと思うでしょう。

営業利益が、赤字の決算の場合は、銀行融資を受けるときは、どうやって黒字にするのかの対策をねってから、銀行融資に臨むと良いでしょう。

 

営業利益を計算する販売費及び一般管理費ですが、ここにも銀行は注目します。

注目するのは、

・役員報酬

・交際費

・減価償却費

などです。

 

役員報酬は、高いのであれば、個人でお金をもっているため、会社が返済できないときは個人から出してもらえるかもしれないと考えます。

さらに、役員報酬を減らしても生活ができるなら、役員報酬を減らして黒字を維持することもできると、考えるでしょう。

 

役員報酬が低い場合は、無理をして会社に黒字を出そうとしているけど、一般的な役員報酬を取ったときは、赤字になってしまうなどと思います。

役員報酬が低い場合は、役員貸付金や役員借入金のうごきもちぇっくします。

 

交際費は、金額が多い場合は、あまり評価をしません。

無駄遣いをしているという、ネガティブなイメージを持ってしまいます。

 

減価償却費ですが、適正にやっているかどうかを確認します。

適正にやっていて、黒字になっていれば問題ないですが、適正にやっていなくて、黒字になっている場合は、適正にやってもまだ黒字になるかどうかを確認します。

 

減価償却費は、支払いのないお金のため、フリーキャッシュフローを計算するのに使います。

営業利益は、本業の利益のため、重要な数字となります。

経常利益

経常利益は、売上高△売上原価△販売費及び一般管理費+営業外損益となります。

経常利益は、会社の総合的な利益を表しています。

 

銀行は、経常利益があると、利息が支払うことができる会社と認識します。

それは、営業外損益に支払利息が、含まれているからです。

 

経常利益が黒字なら、利息を払ってもらえるし、融資は可能と判断します。

経常利益が赤字なら、融資は難しいとの判断もあり得るのです。

 

特に注目するのは、営業外利益に本業以外に収入をえるものがあるかどうかの確認です。

家賃収入などがあれば、営業利益が赤字でも、コンスタントにお金が入ってきますので、プラスと評価します。

 

経常利益は、銀行融資を判断する大切な利益となります。

当期純利益

当期純利益は、売上高△売上原価△販売費及び一般管理費+営業外損益+特別損益で計算される金額です。

当期純利益は、最終的な会社の利益となりますが、特別利益があって黒字になるのであれば、あまり評価は期待できません。

 

大切な利益ではありますが、営業利益や経常利益にくらべると、重要視されない利益となります。

銀行融資での決算書の損益計算書の確認方法はこれだ!のまとめ

銀行融資を受けるなら、銀行の考えていることは、知っていても損はないです。

損益計算書は、大切な書類なので、「なぜこうなったのか」を質問されたときに、答えられるようにしておきましょう。

 

編集後記(2260)

変な夢を見てしまったので、早くから起きています。

私には、ずっと寝るのがなかなか難しいんですよね。

 

55日記(2590)

「自分のタイミングで宿題をやる」と宣言をしてくれました。

頑張って欲しいです。

 

66日記(1817)

熱はないのですが、体調が良くないようなことを言っています。

保育園に行くと、元気に遊んでいるんですけど、どうなんでしょうかね。

 

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