そもそも論なのですが、インボイス制度が始まるとどうなる?ということを書いて行こうと思います。
インボイス制度が始まると
- インボイスを発行するには、登録申請が必要
- 仕入税額控除を受けるには、インボイスの保存が必要
- 請求書の記載事項が増える
ということになります。
各項目について、確認していこうと思います。
インボイス制度が始まるとどうなる?―登録申請が必要―
インボイスを発行するには、登録申請が必要となります。
インボイスとは、ざっくり説明すると、仕入先が消費税の納税したことを証明する書類のことです。
今までは、消費税のかかる売上が1,000万円になっていない会社や個人事業主は、消費税を納税していませんでした。
消費税のかかる売上が1,000万円になっていない会社や個人事業主が、懐に入れていたということになります。
インボイス制度がはじまると、仕入先が「消費税を懐に入れないで、消費税を納税しますよ」という意思表示となります。
そして、仕入先が消費税を実際に納税することになります。
インボイス制度は、消費者の方が負担した消費税が、誰かの懐に入らないで、国に納税する仕組みとなります。
インボイス制度が始まるとどうなる?―インボイスの保存が必要―
インボイス制度が始まると、仕入先が発行したインボイスの保存が必要となります。
なぜなら、インボイスを保存しておかないと、消費税の納税が増えてしまいます。
消費税は、もらった消費税と払った消費税の差額が、預かり消費税となり、その預かり消費税を国に納付します。
仕入先からきたインボイスがないと、払った消費税になりませんので、払った消費税が減ってしまいます。
そうすると、もらった消費税と払った消費税の差額が増えて、預かり消費税が増えてしまい、国に納税する金額が増えてしまいます。
インボイスは保存しておかなければいけないのです。
インボイス制度が始まるとどうなる?―請求書の記載事項が増えるー
インボイス制度が始まると、請求書の記載事項が増えます。
今まで使っていた請求書に、追加になります。
追加になるのは、
- 登録番号
- 取引金額の税率ごとの消費税額
です。
従来の請求書と異なるのは、赤くなっているところです。
この部分を忘れると、再発行などをお願いされます。
インボイス制度が始まる前に、変更をしておきましょう。
インボイス制度が始まってからでは、遅いですよ。
インボイス制度が始まるとどうなる?のまとめ
インボイス制度が始まると
- インボイスを発行するには、登録申請が必要
- 仕入税額控除を受けるには、インボイスの保存が必要
- 請求書の記載事項が増える
編集後記(1515)
研修に行ってきました。
中野はいい街ですね。
55日記(1845)
次女のカメラで遊んでいました。
色々なポーズを取って、楽しそうでした。
66日記(1072)
長女のマジカルスマートノートを使っていました。
漢字の練習とかしていたのですが、まったくわからなかったようです。