赤字になりそうかも?と思っても、やることはあります。
赤字になりそうかと思ったら、まずは今期に借入することを考えましょう。
そして、次に赤字を2期連続で出さないように、していきましょう。
粉飾決算とかして、赤字を回避するのはやめましょうね。
この記事を読んで、赤字になりそうだとわかったときの銀行対応について確認しましょう。
赤字になりそうだとわかったら、やれる銀行対応は?
赤字になりそう・・・と思ったら、まずは、切り替えていきましょう。
来期が、勝負の年になります。
来期を良くするためには、
・赤字になる前に借りておく
・今期に赤字をすべて出しておく
という、方法があります。
各項目について、確認していきます。
赤字になる前に借りておく
最初に考えなきゃいけないのが、赤字になる前に借りておくことです。
その理由は、決算書が赤字になってしまうと、マイナスのイメージしかありません。
銀行は、決算書を重視していますので、赤字の決算書を提出すれば、格付けが決まってしまい、融資の姿勢も決まってしまいます。
その前に、直近の黒字の決算書が提出されているときに、融資を受けるのがいいでしょう。
赤字になりそうだとわかったら、早めに動いて行くのがいいのです。
すぐに銀行に融資を申し込みましょう。
その時に問題なのが、試算表です。
赤字になりそうとわかるということは、試算表が赤字になることが多いのです。
そのため、できればなんですが、今は黒字だけど、この先に赤字になりそうと思ったところで申し込みましょう。
ちょっと、難しいんですが、決算予測を早めにすると、数字がでてきます。
もし良くわからない場合は、売上が少し下がった形で、試算をしてみましょう。
それで、赤字になりそうな感じがすれば、まだ試算表が黒字の状態で銀行融資を申し込みましょう。
決算から時間が経過すれば、銀行から試算表を求められます。
試算表も大事な銀行融資の判断材料になりますので、試算表が赤字になっては、あまり良い感触は得られません。
理想は、前期の決算が黒字で、試算表も黒字の時に、銀行融資を申し込みましょう。
今期に赤字をすべて出しておく
赤字が回避できないと感じたら、今期に赤字をすべて出しておきましょう。
その理由は、赤字からの黒字へのV字回復を狙います。
来期、確実に黒字にもっていくためには、今期に赤字を出しておく必要があります。
今期に赤字の決算書を提出すれば、来期の銀行融資は難しくなります。
来期の決算書を黒字に持っていければ、来々期は銀行融資を受けやすくなります。
合法的に経費を入れられる場合は、赤字になる今期に入れてしまいましょう。
赤字になりそうなら、内容を確認しておこう
「今期は、赤字になりそうだ」と思っても、まだあきらめてはいけません。
赤字の内容も確認しておきましょう。
赤字の内容というのは、決算書の内容になるのですが、本業で赤字なのか?特別なことで赤字なのか?です。
本業の利益を示すのは、営業利益です。
営業利益が赤字になると、本業が赤字のため、決算書を提出すれば銀行融資は難しくなるでしょう。
でも、特別なことでの赤字なら、銀行融資が難しくなることは少なくなります。
営業利益が黒字だけど、特別損失があって、当期利益が赤字になる場合です。
この場合は、本業が黒字になっているため、ものすごく心配する必要はありません。
赤字の内容を確認しておきましょう。
単に赤字というのでは、お話にはならないのですよ。
赤字になるからといって、粉飾決算はやめよう
赤字になりそうだと気づいて、決算書を良くしようと考えることはあるでしょうけど、粉飾決算までやるのはやり過ぎです。
銀行に粉飾決算がバレてしまえば、このあとの銀行との取引に影響が出てきます。
粉飾決算をすれば、今の融資の一括返済を求められたり、今後の融資をうけられなくなります。
絶対にやめましょう。
粉飾決算とは、ない売上を増やしたりしてない利益を出すことや、在庫を増やしてない利益を決算書に出すことです。
粉飾決算は、バレたら問題になるので、やめましょう。
赤字になりそうだとわかったら、やれる銀行対応は?のまとめ
赤字になりそうなら、融資を受けてしまいましょう。
完全に赤字になるなら、来期に黒字になるようにしていきましょう。
粉飾決算は、ダメです。
編集後記(2092)
年末調整も段々と終わってきました。
確実に年末に向かっていますね。
55日記(2422)
もらって来たクッキーが気に入ったようで、いつも食べたいと言っていました。
それ手作りだから、作れないよ。
66日記(1649)
さつまいもの天ぷらが気に入ったようで、バクバクと食べていました。
お気に入りがあると、いいですね。