銀行融資を受けるには、なにを用意して、なにを説明したらいいの？と悩んでいませんか。
銀行融資では、決算書は必ず必要となります。
その他には、試算表や資金繰り表があるといいですね。
説明することは、会社のことをわかってもらう必要があります。
銀行は、お金を知らない人に、貸したりしないからですね。
この記事を読んで、銀行融資を受けるには、なにを用意してなにを説明するかを確認しましょう。
銀行融資を受けるには、なにを用意してなにを説明するの？
銀行融資を受けたことがないので、どんなことが必要なの？と悩んでいませんか。
銀行融資を受けたことがない社長が、必要なものは
・書類
・説明すること
となります。
各項目について、確認していきます。
銀行融資を受けるために必要な書類
銀行融資を受けるために必要な書類は、
・決算書
・試算表
・資金繰り表
となります。
決算書
決算書は、銀行融資を受けるなら、必ず要求されるものです。
直近3期分は、用意しましょう。
決算書というのは、簡単にいうと会計事務所に作ってもらった決算書となります。
具体的に書くと、
・法人税の申告書
・地方税の申告書
・消費税の申告書
・決算報告書
・勘定科目内訳明細書
・法人事業概況説明書
ですね。
これが、決算書一式となりますので、本物を渡すか、コピーを取ってわたしましょう。
試算表
試算表は、場合によったら必要となる書類となります。
決算から3か月以上経過している場合は、銀行から要求されることが多いです。
そのため、毎月作っておいて、銀行から要求される前に、準備をしておきたい書類です。
なぜ、銀行から要求される前に、準備をしておきたいのかというと、きちんとお金の管理をしているというアピールだからです。
銀行は、お金を貸してくれるのですが、気になるのは“返済してくれるのか？”です。
毎月の試算表も作っていないなら、この会社って“返済してくれるの？”と思うわけです。
きちんとやっているということを示すために、試算表を毎月作りましょう。
さらに、試算表の内容にも、こだわっておきましょう。
それは、発生主義で試算表をつくるということです。
発生主義？と感じたかもしれませんが、簡単に説明すると、試算表を作るときに請求書を見ない場合は、発生主義の試算表ではありません。
発生主義じゃない試算表は、現金の領収書や通帳だけで試算表を作ることです。
発生主義の試算表は、売上や仕入などの請求書を使って、試算表を作ります。
なにが違うのかというと、発生主義じゃないと正確じゃないということです。
最後にドンっと赤字になったり、黒字になったりしてしまうのです。
銀行は、正確じゃない試算表を嫌います。
正確じゃない試算表では、“返してくれるのか？”がわからないからです。
銀行融資を受けるなら、発生主義の試算表を作りましょう。
会計事務所に依頼していて、現金出納帳と通帳のコピーしか送っていないなら、発生主義ではありませんので、発生主義で作ってもらうようにしてもらいましょう。
銀行融資では、決算から3か月を過ぎると試算表を要求されます。
そう考えると、ほとんどの場合で必要となるので、きちんと用意しておきたいところです。
資金繰り表
資金繰り表も、銀行融資を受けるときに、提出してほしいと要求される書類です。
でも、銀行融資を受けるなら、資金繰り表は、提出すべき書類となります。
銀行は、“返済してくれるの？”を気にするわけです。
資金繰り表があれば、“返済してくれるに？”に説得力を持たせることができます。
資金繰り表は、日本政策金融公庫や銀行のホームページで取得することができます。
使いやすいものを、使いましょう。
資金繰り表の作成ポイントとしては、実績と予定を作っておきましょう。
実績と予定を作ることにより、予定がキチンとしているかがわかります。
例えば、売上の入金が過去と同じくらいの金額で記載してあれば、信用できる資金繰り表と感じるでしょう。
とにかく右肩上がりな資金繰り表では、信頼できる資金繰り表とはなりません。
資金繰り表を出すことで、試算表の信頼性も高まります。
資金繰りの実績と試算表の数字は、リンクするからです。
資金繰り表を作ったことがない方は、ハードルが高いかもしれません。
でも、資金繰り表を作ることにより、融資を受けやすくなる可能性は高まります。
銀行融資を受けるために必要な説明すること
銀行融資を受けるために必要な説明することですが、次のようになります。
・なにをやっているのか？
・お金を返せるのか？
・なににお金を使うのか？
各項目について、確認していきます。
なにをやっているのか？
会社が、なにをやっているのかを説明しないと、銀行融資は受けられません。
なにをやっているかを、説明できるようにしましょう。
なにをやっているのか？というのですが、会社なんで、もちろん商売のことになります。
会社案内があれば、会社案内を渡しておき、ない場合は、簡単にでも作っておくといいです。
あとは、商売の流れです。
何を扱っていて、どこから商品を仕入れてどこに販売するという流れですね。
誰もが、知らない人にお金を貸さないように、銀行もよくわからない人には、お金を貸したくありません。
会社がどんなことをしていて、どんな流れなのかをキチンと説明できるようにしておきましょう。
お金を返せるのか？
会社のことが理解してもらえたら、お金を返してくれるのか？についても説明しましょう。
決算書の数字を見れば、過去の利益はわかります。
過去の利益がわかっても、将来の利益はわかりません。
将来も利益が出ることについて、説明をしましょう。
もし、過去の利益がない場合もあるでしょう。
その時は、社長の個人資産を開示して、返済能力があることを、アピールする必要があります。
銀行融資を受けたお金で、どのくらいの利益が出て、返済できるのかを説明していきましょう。
なににお金使うのか？
なににお金を使うのかも、キチンと説明しましょう。
設備資金が必要なのか、運転資金が必要なのかです。
なにに必要かがわからないと、銀行はお金を貸すことができません。
「〇〇を購入するので、設備資金を△△万円借りたい」と具体的に説明できるようにしましょう。
「どのくらい借りられますか？」と聞いてしまう社長がいますが、「どのくらい借りられますか？」と聞くのはやめましょう。
「この人なにもわかってないな」と思われるからです。
銀行融資は、使うことがあるから、借りられるのです。
「どのくらい借りられますか？」は、とりあえず借りておこうということになってしまいます。
お金を増やしたいなら「手元資金を厚くしたい」とお話をしましょう。
銀行融資を受けるには、なにを用意してなにを説明するの？のまとめ
銀行融資では、資料と説明の準備が必要となります。
キチンと準備しておけば、銀行融資のときにも慌てずにすみます。
編集後記(2246)
やることがたくさんあり、なんか楽しいですね。
起動に乗るまでは、頑張るしかありません。
55日記(2576)
朝、近くまで送って行くのですが、慣れてきたようです。
もうちょっと、遠くになっても大丈夫かな？
66日記(1803)
「〇〇ちゃんが、あそびにきたがっている」と言っていました。
5歳近くだと、誰かと約束をしてしまうので、口約束にならないように注意して欲しいです。
あとで、「行ったのにいなかった」なんて言われたら、悲しいですからね。