銀行融資の月々の返済が負担になった時の対処法は、2つあります。
1つめは、銀行融資の一本化です
2つめは、リスケジュールです。
判断の目安としては、銀行融資の一本化+増額ができない場合は、リスケジュールを考えましょう。
リスケジュールは、社長が嫌うことですが、タイミングを逃すとリスケジュールさえできなくなってしまいます。
リスケジュールは、タイミングが重要です。
この記事を読んで、銀行融資の月々の返済が負担になったときの対処法を確認しましょう。
銀行融資の返済が負担になったときの対処法は?
銀行融資の月々の返済が、負担になったとします。
その時は、どうしたらいいのでしょうか?
対処法として、
・融資一本化
・リスケジュール
があります。
各項目について、確認していきます。
融資一本化
融資一本化とは、複数の銀行融資を1つにまとめて、月々の返済金額を減らす方法となります。
銀行融資の本数が多くなれば、毎月返済する金額が多くなりますので、銀行融資の返済の月々の金額を減らすために、銀行融資をまとめる方法です。
たとえば、
・融資残高4,000万円 残り返済回数40回 毎月100万円の返済
・融資残高2,000万円 残り返済回数20回 毎月100万円の返済
があるとします。
毎月100万円の返済が2本のため、月に返済するのは200万円となります。
月々の返済が200万円で苦しいなら、融資残高の6,000万円(4,000万円+2,000万円)を、6,000万円の借り換えをして、1つにまとめます。
そして、返済回数を60回に設定した場合は、6,000万円÷60万円=100万円となります。
銀行融資を一本化することにより、月々の銀行融資の返済負担を減らしていきます。
もし、できることなら、一本化する時に新しい資金も含めて銀行融資をできないかどうかもお願いしてみましょう。
それができるかどうかで、今後の対応が変わってきます。
たとえば、上の話でいくと、一本化するのに融資残高の6,000万円でお願いしましたが、7,000万円の銀行融資にしてもらうのです。
そうすると、資金が1,000万円手元に残りますので、会社の資金繰りが安定するでしょう。
7,000万円の銀行融資になれば、毎月約117万円の返済となります。
月々の返済金額を減らすことができて、さらに資金を獲得できましたので、資金繰りには有利になります。
あと、1,000万円銀行融資を受けられたということは、新規の融資をまだ受けられるということですし、銀行はまだ融資できると判断をしています。
約117万円の返済が進んでいったところで、お金が不足したとしても、新規の融資を受ける可能性があります。
もし、1本化融資の時に増額の融資を申し込んでみて、増額の融資が認められなかった場合は、新規の融資が受けられない状態です。
新規の融資が受けられない状態なら、お金が無くなる前に、リスケジュールを申し込んだ方が良いでしょう。
月々の返済が苦しい場合は、銀行融資の一本化を銀行に依頼してみましょう。
そして、新しい資金も依頼してみると、いいでしょう。
リスケジュール
リスケジュールとは、銀行融資の返済金額の減額や猶予してもらう方法です。
銀行から新規の融資が受けられないけど、毎月の返済金額が多くて、今後返済ができない時に考える方法です。
リスケとも言われています。
リスケジュールは、タイミングが大切です。
タイミングを失ってしまうと、会社を復活させることができません。
そのため、タイミングだけはしっかりと確認しましょう。
リスケジュールのタイミングは、
・税引き後利益+減価償却費<毎月の返済額
・新規融資、折り返し融資、借り換えなどができない
・ある程度のお金がある状態
ということになります。
上の2つは、毎月返済に使えるお金がなくて、新しく融資もできない状態で、通帳の残高がドンドンと減っていってしまい、お金が足りなくなる状態です。
ある程度のお金がある状態というのは、会社が復活するには、お金が必要となります。
その復活資金を手元に残した状態で、リスケジュールをお願いすることです。
お金を手元に残した状態というのは、なかなか難しいのですが、勇気を持って判断しましょう。
社長の中には、リスケジュールを嫌がり、どこかの銀行がまだ融資をしてくれると思って、探しまわる場合があります。
今までの付き合いのある銀行が新規融資などをストップしてしまっている状態なら、他の銀行も融資をしてくれるハズがないのです。
リスケジュールのタイミングは、本当に難しいのです。
もし、リスケジュールをすると決めたら、メインバンクに相談に行きましょう。
メインバンクに相談に行って、リスケジュールの了解を取れれば、他の銀行のリスケジュールの了解も取りやすくなります。
まずは、メインバンクです。
この時に注意したいのが、全部の銀行融資をリスケジュールします。
「この銀行の担当者はいい人なので、この銀行だけリスケジュールしない」というのは、ナシです。
不公平になりますし、銀行融資の月々の返済が減らないのであれば、会社の復活はできません。
リスケジュールで社長がよく持つ不安というと、
・もう銀行融資が受けられないかもしれない
・リスケジュールしたことが、取引先にしられてしまう
になるでしょう。
銀行融資は、リスケジュール中は、新規の融資は受けられませんが、会社が復活すれば、銀行融資を受けることは可能となります。
リスケジュールしたことが、取引先にしられてしまうかどうかですが、銀行も守秘義務があります。
自分が話さない限りは、リスケジュールをしたことは、取引には伝わりません。
リスケジュールは、覚悟とタイミングが必要となります。
新規の融資が受けられなくなるタイミングで、判断しましょう。
タイミングを失うと、復活の資金がなくなってしまうので、注意しましょう。
銀行融資の月々の返済が負担になったときの対処法は?のまとめ
対象法は、
・銀行融資の一本化
・リスケジュール
となります。
リスケジュールは、タイミングが重要ですので、早めに判断しましょう。
編集後記(2259)
相続と銀行融資のメニュー作りをやりました。
銀行融資は、6月15日までには、アップしたいですね。
55日記(2589)
ツムツムをやりましたが、スマホでやっていたので、慣れていました。
でも、太鼓の達人の方が好きみたいです。
66日記(1816)
ゲームよりもYouTubeの方が好きなようです。
ツムツムや太鼓の達人は、あまり好きじゃなかったのかもしれません。