インボイス制度を申請する場合は、簡易課税も検討してみましょう。
簡易課税を選択すると、
- 事務負担が変わらない
- 相手が誰でも関係ない
- 簡易課税で税金が安くなるかも?
というメリットがあります。
ちょっと損するくらいなら、簡易課税の方が良いかもしれません。
今回は、インボイス制度の簡易課税について、書いていきます。
インボイス制度での簡易課税のメリットは大きい!
インボイス制度での簡易課税のメリットは、大きいです。
なぜなら、領収書などの入力が簡単だからです。
もし、原則課税と簡易課税で悩んでいる場合は、絶対簡易課税の方が良いです!
強くオススメします。
簡易課税のメリットは、次のとおりです。
- 事務負担が変わらない
- 相手が誰でも関係ない
- 簡易課税で税金が安くなるかも?
各項目について、確認していきます。
事務負担が変わらない
簡易課税にすると事務負担が、今まで通りになります。
なぜなら、あまり変わるようなことがないからです。
簡易課税の計算方法は、消費税の売上を使って、計算をします。
ということは、支払った消費税のことは気にしないのです。
取引先などがインボイス制度に対応しているかどうかは、関係ないのです。
つまり、領収書や請求書などを処理するのに、インボイス制度に対応しているかどうかを確認する必要がないのです。
原則課税の場合は、領収書や請求書がインボイス制度に対応しているかどうかを確認しなければいけません。
そして、インボイス制度に対応した帳簿を作ります。
- インボイス制度に対応している取引は、今まで通り処理
- インボイス制度に対応していない取引先は、経過措置の処理
- インボイス制度をやめてしまった取引先がいるかの確認
- インボイス制度を申請した人がいるかの確認
などです。
これらの手間が、簡易課税にするとなくなります。
売上が5,000万円超えている場合は、仕方ないですが、5,000万円超えていない場合は、検討の余地があります。
そして、原則課税と簡易課税が少ししか変わらない場合は、簡易課税の方が事務処理などのことを考えると、メリットは多くなります。
相手が誰でも関係ない
簡易課税を選択すると、取引先は誰でも関係なくなります。
そのため、値段の交渉などの必要はないのです。
なぜなら、簡易課税は、売上を基準にして、消費税を計算します。
仕入や経費のことは、関係無いのです。
そのため、免税事業者から仕入をしても、関係がありません。
そして、簡易課税でインボイス制度にも対応しているので、売上先になにか言われることもありません。
簡易課税にすれば、仕入先も売上先もインボイス制度に対応しているかどうかは、関係なくなります。
相手が誰でも関係ないのです。
簡易課税で税金が安くなるかも?
簡易課税で税金が、安くなるかもしれません。
なぜなら、簡易課税は、売上を基準に考えているからです。
例えば、売上が500万円でコンサルタントをしている人がいます。
この場合は、みなし仕入金額が500万円×50%=250万円となります。
※サービス業は、第5種になります。
このみなし仕入とは、消費税のかかる経費が250万円以内なら、簡易課税が有利となります。
コンサルタントの方が、売上の半分以上経費がかかるということも無いでしょうから、このコンサルタントは、簡易課税を選択したほうが、税金が少なくなります。
まずは、消費税がかかる経費が、どのくらいあるかを確認しましょう。
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消費税のインボイス制度は売上先が簡易課税なら対応しなくていい?
インボイス制度での簡易課税のメリットは大きい!のまとめ
インボイス制度の簡易課税のことを書きました。
簡易課税を選択できれば、選択したほうが良いかと思います。
簡易課税でちょっとだけ損する場合も、事務作業のメリットを考えると、簡易課税を選択に入れてみて下さい。
もちろん、原則課税をやって、大変だから簡易課税って言うのもありです。
編集後記(1301)
ダイヤのエースactⅡが終わりになります。
残念ですね。
actⅢは、ないんですかね?
55日記(1631)
今年始めての「みかん」を食べました。
あまり甘くないようですが、食べていました。
66日記(858)
「ちょうだい」というときに、手を重ねるようになりました。
どこで、覚えたのでしょうか?
長女は、やっていませんでしたので。