
税理士の柏嵜です。東京都大田区で開業しています。
インターネットなどを検索すると、
- 青色申告にしたほうが良い
- 青色申告一択
などと書いてあるけど、青色申告にしたほうが良いの?白色申告のままのほうが良いの?って思っていませんか?
この記事には、次の事が書いてあります。
この記事を読むと、青色申告したくなりますよ。
国税庁のHPを確認したい方は、国税庁のHP青色申告制度を確認してください。
目次
青色申告と白色申告の違いをさらっと解説
事業所得などを確定申告するときの書類には、次の2種類があります。
- 青色申告書
- 白色申告書
青色申告書と白色申告書の特徴は、簡単に説明すると次のとおりです。
- 青色申告→帳簿を頑張ってつける→メリットがある
- 白色申告→帳簿を簡単につける→メリットがない
青色申告は、帳簿がんばってつけてくれたから、メリットあげるよっていうことです。
青色申告も白色申告も帳簿はつけなければいけませんので、メリットのある青色申告で申告してみるのは、
青色申告の主なメリットは、これだ!
青色申告には、いろいろなメリットがありますが、主なものは次の通りです。
- 青色申告特別控除
- 青色事業専従者給与
- 少額減価償却資産の特例
- 純損失の繰越控除
各項目について、説明していきます。
青色申告特別控除
青色申告特別控除とは、帳簿をつけたらもらえる特典で、税金を減らす効果があります。
青色申告特別控除の金額は、帳簿を細かくつけたり、電子申告をすることによって、大きくなります。
青色申告特別控除の種類は、
- 65万円
- 55万円
- 10万円
の3つとなります。
青色申告特別控除の要件をざっくり表にすると、次の様になります。
青色申告特別控除額 | 65万円 | 55万円 | 10万円 |
帳簿の種類 | 複式簿記 | 複式簿記 | 簡易式簿記 |
貸借対照表 | 添付 | 添付 | なし |
電子申告 | 必要 | 不要 | 不要 |
期限内申告 | 必要 | 必要 | なし |
青色事業専従者給与
個人事業主・フリーランスが、家族に給料を出して、経費を作る事ができます。
個人事業主・フリーランスの人が、自分の仕事の中から家族に給料を出すことができれば、税金を減らすことができます。
個人事業主・フリーランスの人の税金である所得税は、超過累進税率といって所得(もうけみたいなもの)が増えることで、税率が高くなっていきます。
給料を家族に出すことによって、所得(もうけみたいなもの)を分散させることができます。
少額減価償却資産の特例
30万円未満の資産を、減価償却せず支払った年で全額を経費にできます。
通常、10万円を超えるものを購入すると、資産として減価償却の対象となります。
純損失の繰越控除
事業で損失が出た場合は、3年間赤字を繰り越すことができます。
例えば、2020年に事業で300万円の赤字が出たとします。
2023年までに300万円の黒字が出れば、2020年に出た赤字とぶつけることができて、税金の支払いはありません。
青色申告にするには、青色申告承認申請書を税務署に提出しよう
青色申告で申告してみたい!青色申告のメリットを受けてみたい!と思った方は、青色申告承認申請書という書類をを税務署に提出が必要です。
青色申告承認申請書は、提出期限があります。
原則→その年の3月15日です。
2019年分の申告を青色申告したい場合は、2019年3月15日までに青色申告承認申請書を税務署に提出しなければいけません。
個人事業の新規開始の場合
事業を開始してから2か月以内です。
たとえば、4月1日から個人事業を開始した場合は、6月30日が青色申告承認申請書の税務署への提出期限となります。
青色申告承認申請書を出したいけど、書き方がわからないって方は、個人事業主の青色申告承認申請書はいつまでに提出?書き方は?を解説!を確認して下さい。
個人事業主やフリーランスが青色申告をするメリットを解説!のまとめ
青色申告がおススメなのを理解してもらえましたか?
会計ソフトを使えば、青色申告できる帳簿を作成できます。
青色申告をしてメリットを受けましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。