源泉控除対象配偶者は、給料を計算するときに関係する人のこと
控除対象配偶者は、年末調整や確定申告の控除の対象になる人のこと
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いについて、悩んでいませんか?
おとといの朝、3才と1才の娘におはようのハイタッチをしようとしたら、素通りされた税理の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
昨日の朝、3才と1才の娘におはようのハイタッチをしようとしたら、素通りされた税理の柏嵜です。
この記事は、源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いについて書いています。
この記事を読んで、源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いを確認しましょう。
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いはなに?
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いは、
- 源泉控除対象配偶者⇒毎月の給料の所得税を計算するときに、関係してくる人のこと
- 控除対象配偶者⇒年末調整や確定申告で配偶者控除の対象となる人のこと
です。
各項目について、確認していきましょう。
源泉控除対象配偶者
源泉控除対象配偶者は、毎月の給料の所得税を計算するときに、関係してくる人のことです。
なぜなら、旦那さんが給料をもらうときに、奥さんを扶養している場合としていない場合で給料から引かれる税金(※)が変わって来ます。
奥さんが源泉控除対象配偶者の場合は、旦那さんの給料から引かれる税金が減っていくのです。
源泉控除対象配偶者は、毎月の給料を計算するときに関係してくる人のことです。
(※)源泉所得税といって、所得税のことです。
旦那さんの給料から引かれる税金が減るってどういうこと?
給料から引かれる税金は、扶養の数などを考えて決まります。
30万円の給料で、扶養が1人いる場合は、給料から引かれる税金は、6,740円となります。
源泉控除対象配偶者の場合は、奥さんを扶養の1人として数えます。
もし、奥さんが源泉控除対象配偶者じゃない場合は、旦那さんの給料から引かれる税金は、扶養0人で8,420円となります。
奥さんが源泉控除対象配偶者の場合は、旦那さんの毎月の給料の税金が減るのです。
控除対象配偶者
控除対象配偶者とは、年末調整や確定申告で配偶者控除の対象となる人のことです。
旦那さんが年末調整や確定申告をするときに、配偶者控除を受ける対象となる奥さんのことです。
配偶者控除を受けると、旦那さんの控除が38万円増えて、旦那さんの税金が減ります。
控除対象配偶者は、配偶者控除の対象となる人のことです。
控除対象配偶者は、どこで確認できるの?
控除対象配偶者に該当しているかどうかは、源泉徴収票や確定申告書で確認することができます。
源泉徴収票の場合
源泉徴収票は、(源泉)控除対象配偶者の有無等に○がついている。
下の図では、①のところに丸がついているかどうかを確認してください。
(源泉・特別)控除対象配偶者の欄に名前がある。
下の図では、②のところに名前があるかどうかを確認してください。
確定申告書の場合
確定申告で、控除対象配偶者を確認する場合は、
- 確定申告書A第一表の⑰~⑱の配偶者(特別)控除の欄
- 確定申告書B第一表の㉑~㉒の配偶者(特別)控除の欄
に380,000円と金額が入っていること
さらに、
- 確定申告書A第二表○配偶者や親族に関する事項の配偶者欄
- 確定申告書B第二表○配偶者や親族に関する事項の配偶者欄
に名前が入っていること。
確認してみましょう。
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者はどんな人が該当するの?
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者は、次の表の中の人が該当します。
※縦軸が奥さんの所得金額で、横軸が旦那さんの所得金額となります。
詳しく確認していきましょう。
源泉控除対象配偶者は、どんな人が該当するの?
源泉控除対象配偶者は、旦那さんの収入と奥さんの収入の2つの要件があります。
源泉控除対象配偶者は、
- 旦那さんの年間の給料が1,095万円以下(合計所得金額が900万円以下)と予想
- 奥さんの年間の給料が150万円以下(合計所得金額が95万円以下)と予想
- 青色事業専従者として給料をもらっている人、白色事業専従者を除く
という人になります。
旦那さんと奥さんの給料(所得)については、予想となります。
なぜ給料(所得)は予想なのか?
源泉控除対象配偶者に該当するかどうか?の収入(所得)は、予想になります。
なぜなら、年末になってみないと旦那さんと奥さんの本当の収入がわからないからです。
でも、旦那さんの給料の税金は、1月から引かなきゃいけません。
そのため、旦那さんの給料も奥さんの給料も予想して、源泉控除対象配偶者に該当するかどうかを確認します。
収入の予想が間違っていたらどうするの?
収入の予想が間違っていても問題はありません。
なぜなら、年末調整で調整をするからです。
年の途中で源泉控除対象配偶者の対象にならない場合は、わかった時点で旦那さんの給料から引く税金を増やせば良いのです。
控除対象配偶者は、どんな人が該当するの?
控除対象配偶者は、旦那さんの収入(所得)と奥さんの収入(所得)2つの要件があります。
控除対象配偶者は、
- 旦那さんの年間の給料が1,195万円以下、所得金額調整控除を受ける場合は1,210万円以下(合計所得金額が1,000万円以下)
- 旦那さんと一緒の財布で生活している奥さん(生計を一にする人)
- 奥さんの年間の給料が96万円以下(合計所得金額が48万円以下)
- 青色事業専従者として給料をもらっている人、白色事業専従者を除く
という人になります。
まずは、旦那さんの年収が給料で1,195万円、所得金額調整控除を受ける人は1,210万円(合計所得金額1,000万円)を超えていると、関係ありません。
旦那さんの収入を確認しましょう。
生計を一にする人というのが要件で入って来ました。
生計を一にするは、「生計を一にする」とはどんな意味?税理士が解説します!をご確認ください。
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者の違いはなに?のまとめ
最後のもう1度確認しましょう。
源泉控除対象配偶者と控除対象配偶者について書いてみました。
どちらも、旦那さんと奥さんの収入が関連してきます。
昔は、奥さん(配偶者)の収入だけだったのですが、変わりました。
まずは、旦那さんの収入が該当するかどうかを確認してから、奥さんの収入を確認しましょう。
最近は、海外ドラマでThe Mentalist(メンタリスト)を観ています。
シーズン1の4話くらいまで観たのですが、主人公がちょっとチャラチャラしていて面白いです。
人の気持ちがわかったら良いなとか思いませんか?
私は、思います。
特別な能力がほしいわけではなく、メンタリストDaigoみたいに相手が選んだカードを当てるとかやってみたいです。
なんか面白そうだからです。
55日記(1271)
オムツが取れそうです!
あともう1歩のところです。
66日記(498)
自分の手で食べたがります。
テーブルとかめちゃくちゃになりますけど。
保育園の偉大さを感じてます。