経費で落とすとは?メリット1つとデメリット3つ

経費 会計
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かしわざき
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税理士の柏嵜忠弘です。東京都大田区で開業しています。

経費で落とすっていうけれど、どんなことなんだろう?って悩んでいませんか?

そんな悩みを解決できる記事になっています。

この記事は、次のことが書いてあります。

この記事は、こんなことが書いてあります
  • そもそも経費で落とすとは?
    • パソコンを個人的に買う場合
    • パソコンを会社で買う場合
  • 経費のメリット
    • 経費のメリットは、税金が減る
  • 経費のデメリット3つ
    • 経費を使うと現金が減る
    • 経費として認められないものは、税金が増えてしまう
    • 決算書の見栄えが悪くなる

この記事を読み終えると、経費について深く理解できるようになっています。

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そもそも経費で落とすとは何なのか?

経費で落とすとは、お金を使って経営の費用にすることです。

なぜなら、経費になれば、利益が減って税金が少なくなるからです。

実際に、個人的にパソコンを購入する場合と、会社で仕事用のパソコンを購入して経費にする場合の違いを確認してみます。

 

パソコンを個人的に買う場合

パソコンを個人的に買う場合は、個人の経費になりませんし税金も減りません。

なぜなら、個人的にパソコンを買う場合は、給料から税金などを引かれた手取り額の中から購入するからです。

もう税金が課税された後のお金を使って、パソコンを購入しているからです。

  

パソコンを会社で買う場合

パソコンを会社で買う場合は、会社の経費になり税金も減っていきます。

なぜなら、パソコンを購入した金額を費用にした後に税金がかかってくるからです。

  

個人的に購入する場合は、税金後のお金を使ってパソコンを購入します。

会社の場合は、パソコンを購入して経費にした後の金額に税率を乗じて、税金を計算します。

  

経費のメリット

経費の最大のメリットは、税金が減ることです。

なぜなら、税金は利益にかかかってきます。経費を使うことで利益を減らすことができるからです。

実際に、経費を使う場合と経費を使う場合を見て行きましょう。

  

経費を使わない場合

利益が500万円で税率が、30%とします。

500万円×30%=150万円が税金となります。

  

経費を使って税金が減る場合

利益が500万円だったけども経費を200万円使って、利益が300万円になったとします。

500万円―200万円=300万円(利益)

300万円×30%=90万円が税金となります。

  

500万円のときは、税金が150万円です。

300万円のときは税金が90万円になり、経費を使うと利益が減り税金が減っていきます。

関連記事<<< 節税するなら領収書を集めよう!ない場合も経費にしよう!

経費のデメリット

使えば利益や税金の減る経費は、良いことばかりではありません。

なぜなら、経費のデメリットとしては、次の3つです。

  • 経費を使うと現金が減る

  

経費を使うと現金が減る

経費として必要なものを購入して、税金を減らすのはアリだと思います。

でも、必要ないものまで購入して税金を減らすのは、良い作戦ではありません。

なぜなら、経費としてお金を使っても利益は減りますが、税金が減る効果は使った金額の一部だけだからです。

実際に、経費を使わない場合と使った場合で比較してみます。

  

経費を使わない場合

経費を使わない場合の税金は、500万円×30%=150万円です。

この場合は、150万円会社から現金が出ていきます。

  

経費を使う場合

利益が500万円あって経費を200万円使ったとします。

500万円―200万円=300万円

経費を使た場合の税金は、300万円×30%=90万円です。

この場合は、会社から経費200万円と税金90万円合わせて290万円出て行ってしまいます。

経費を使わない場合と使う場合で、会社から出ていくお金が変わっていきます。

利益が出たからと言って、無理に経費を使うことはおススメできない理由です。

  

経費として認められないものは、税金が増えてしまう

経費として使ったものでも、すべて経費として認められる訳ではありません

なぜなら、経費というのは、事業に関連したものだけが認められるからです。

実際に、税務調査などで経費が認められなかった場合について、書いて行きたいと思います。

  

税務調査で経費が認められない場合

経費として計上したけれども、事業に関係なく個人的な支出ですと指摘された場合によくあるのが役員賞与として処理することです。

役員賞与にすることは、会社にとっても役員にとってもペナルティを与えることになります。

役員賞与は、基本的に会社の経費になりません。(※)

※事前確定届出給与を除く

会社の経費にはなりませんが、役員賞与はもらった役員の収入になり、役員報酬+役員賞与に所得税や住民税が課されるものです

実際に、会社と役員のペナルティについて書いて行きます。

  

会社のペナルティ

例として、会社の利益が500万円で、趣味の釣り道具30万円を経費にしてしまったとします。

 

税務調査で趣味の釣り道具を否認(経費にしない)されました。

利益は500万円から530万円になります。

この530万円に税率を乗じていきますので、当然500万円のときよりも税金は増えます。

  

役員についてのペナルティ

趣味の釣り道具なので、通常個人的なものは会社からもらった役員報酬で購入するべきです。

この場合は、会社から毎月もらっている役員報酬以外に役員賞与をもらって、趣味の釣り道具を買ったことになります。

釣り道具代30万円は、毎月もらっている役員報酬以外なので、臨時にもらう役員賞与になるのです。

役員賞与は、毎月もらっている役員報酬に加算されますので、その分年収が増えます。

※役員報酬は、700万円とします。

  

700万円+30万円=730万円

年収が増えれば所得税も増えますし、住民税も増えていきます。

 

税務調査で指摘されれば、会社の税金も役員の税金も増えていくこととなります。

この増える税金以外に罰金が付いてきますので、注意が必要です。

  

決算書の見栄えが悪くなる

経費を使いすぎれば、利益の少ない決算書になってしまいます。

利益の少ない決算書は、見栄えが悪いのです。

なぜなら、利益の中から借入の返済はしていくからです。

利益があるからこそ、返済能力があると認められてお金をかりることができて、返すことが出来るのです。

☆関連記事☆

領収書をもらえいない時の経費って、どうやって処理するの?

経費で落とすとは?メリット1つとデメリット3つのまとめ

最後にもう一度確認しましょう。

経費で落とすとは?メリット1つとデメリット3つのまとめ
経費で落とすとは?メリット1つとデメリット3つのまとめ
  • 経費とは、経営に係る費用のこと
  • 経費のメリットは、税金が減ることです
  • 経費のデメリットは現金が減る
  • 経費と認められないものは、税金が増えてしまう
  • 決算書の見栄えが悪くなる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。